まく子のレビュー・感想・評価
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☆☆☆★★ 大人になりたくない男の子の前に現れた美少女の宇宙人と、...
☆☆☆★★
大人になりたくない男の子の前に現れた美少女の宇宙人と、温泉街に起こる一つのファンタジー。
原作読了済み。簡単に。
原作を読んで思った事は。さっぱりと要領を得ない話にどうして良いのやら…と。
とにかく、ひたすらダラダラとした男の子から見た。大人達や町、自分の身体の変化等。
読んでいても、どこに面白さを求めたなら良いのか?分からず終いで(-.-;)
それだけに。映画ではここまで分かりやすく描かれていたのには、少しだけ脱帽する思いでした。
とは言っても、物凄く面白い…って話でもないのですが…。
原作で彼女は、石垣の砂粒を撒くのですが。流石にそれでは画的に…って訳でしようか?枯葉をひたすら撒く。そのたどたどしさから、ちょっとだけ《宇宙人っぽく》見え。コズエ=梢でも有り、無理の無い変更点となっていた気もする。
ちなみに、ほぼほぼ原作通りに進んているが。何故だかミライ役だけは映画には登場しない。
草彅剛のダメ親父振りはまずまず。
髙橋優の歌は蛇足感が否めない。
男の子も良かったけれど、(鑑賞後、公式サイトを見て『ちょんまげぷりん』の男の子だったのを知る)少女役の新音ちゃんの初々しさが最大の収穫と言っても過言ではないですね(u_u)
2019年3月17日 TOHOシネマズ流山おおたかの森/スクリーン3
児童文学を装ったスルメ映画
ずっと飛んでいないから、こんなにきれいなんだよ
いくつかしっくりくるセリフはあった。おまけに、コズエ役の新音の存在感は確かに抜群だった。サトシの大人になりだした感もまずよかった。
しかし、ほかの大人たちの笑顔が、どうも嘘くさくってしょうがなかった。あのファンタジーを、世間というものをまだ知らない子供たちが信じるのはわかるが、何故大人たちがあれほど純粋無垢な連中ばかりなのだろう?それでは、子供と大人の対比があいまいじゃないか。ようするに、いい人ばかりしか出てこない映画からは、嘘くささしか感じない。そんな映画の中の大人どもは、気付きとか後悔という人間としての成長のない、根っからのお人よし集団としか描かれていないと思ってしまうのだ。それは、この映画の作りがイマイチのせいもある。
たぶんこのストーリーがアニメだったなら、素直にファンタジーとして受け入れられたんじゃないだろうか。実写ではリアリティがなく、アニメならリアリティを感じるだろうなんて、おかしな話だけど。
奇想天外なストーリー❗
星🌟🌟🌟 最初少年から青年になる過程を描く青春映画かと思っていたのですが…奇想天外なストーリーに驚かされました❗昔観た原田知世の時をかける少女のような雰囲気のちょっと不思議な作品でした❗ただ男の子が主役だと観てる人特に女性が子供から大人になる過程が解りずらい気がします❗まだ女の子が主役でコズエ役を男の子にした方が解りやすいと思います❗時をかける少女みたいな感じで…主役の山崎光くんは良かったのですが…脚本がちょっと…監督も女性だし男の子のことあんまり解ってなかった気がします❗男の子を主役にするなら中学生位が良かったのでは…小学生じゃ難しすぎる気が…お父さん役の草なぎ剛も良かったのにちょっと残念❗
実力不足
これはファンタジー?
置いてけぼり最速記録
隙間が気になるが心を打つ力技
原作に忠実ではあります
少年から大人へ。その不安定な心の移り変わりが見どころ。
四万温泉の街並みと自然の美しさ
イマイチ
新音の不思議な雰囲気が魅力的
2人の役者に持っていかれた。
梢(コズエ)役:新音(にのん)、主人公・慧(サトシ)の父親役:草彅剛。
特に新音が魅力的。
顔立ちの美しさに、持ってる雰囲気の不思議さ。喋っても無言でも、ただただ不思議。
年齢がもたらすものなのか、本人の資質なのかわからないけれども。
彼女を観るためだけに行ってよかったと思った。
剛はほとんどしゃべらないので、なんでキャスティングされたんだろうと思ったら、浮気癖のある父親で、存在だけで説得力があるのと、後半の脱ぐシーンでなるほどと。
話の内容自体は、SF要素の多い、絵本みたいに不思議で不条理な児童文学。
大人になる肉体変化を嫌がる少年・慧のもとに現れた、宇宙人と名乗る少女・梢との交流を描いたもの。
原作未読、前情報なしで観に行って、これどこに着地するんだろう?と疑問に思ってしまったんですが…
合成のチープさが、絵本っぽいなと。
かなり好き嫌いが分かれる、というかおそらく大半の人には理解しにくくて、面白いと思わないのではないか。
わかりやすい落ちがあるわけでも、なにかすっきりするイベントがあるわけではない。
少年が日常で得る「気づき」の連続、大人になることを受け入れていくことこそが本作のテーマのように思いました。
ゆえに、子供時代に主人公と類似した感覚をもったことのある人だけが、得心できるように感じました。
良い意味で染み入ります。
清々しい気持ちになれる
ファンタジー要素もあり、小学校高学年の思春期に差し掛かった頃の
「大人になるって何だろう」という葛藤がとても良く表現されていた。
主演の山崎光くんが、子供のようでいて一歩大人に近づこうとしている
絶妙な演技で素晴らしかった。
ヒロインの新音さんも、美しいだけでなく独特な雰囲気を醸し出し
作品のいいアクセントになっていた。
ストーリーの展開は一見突拍子も無い感じだけど、出演者の雰囲気や
演出でとても良くまとまっていたと思う。
草なぎ剛さんのダメ親父っぷりは役者として新たな一面を見せてくれた気がした。
普段と全く違う雰囲気なのがまた魅力的。
親子2人だけのシーンは映画のみどころの一つ。
出演者だけでなく、四万十川の温泉周辺の景色がどれも
綺麗で一度訪れてみたくなった。
再生する美しさ
意欲を買いたい
この話を映画化しようとした監督の意欲を買いたい。ナイストライ、と。
感想としては、叙情的と説明的の間に落ちてしまい、若干中途半端になってしまった印象だが、自然の美しさと人々の生活の中にある活気を背景に、子どもたちの素直な動きや心で、この話を描こうという狙いは面白いと思う。
「永遠でないことは不幸ではない」「変化すること、流れることこそ生命の証しである」「我々を形づくっている粒子は、ある期間で全て入れ替わる」という、この映画全体(原作全体)を貫いている考え方が、コズエの立場、サイセ祭の意味、繰り返し出てくる “撒く行為” と、一貫されて表現されることには、原作のよさだろうし、そこを崩さなかった映画の作りには、好感。
繰り返しになるが惜しむらくは、中途半端な感じになってしまったことだなあ。
新音さんは期待どおり。
新垣さん、広瀬さん、浜辺さんと来た美人女優達は、さらに次の世代も万全ということでしょう。
今14歳、数年後の作品は今から楽しみだ。ハジメを演じた15歳の山崎さんとともに、彼らが今後もどうかよい作品に出会えますように。
(彼らは誕生日が12/10と同じなんだ!奇遇な)
最後に、父ちゃんがクズだということが、この全体の話の中でどう重要なのかだけは、わからなかった。原作を読んでくるので、またいずれ、補足します。
ちなみに、「変化すること、流れることこそ生命の証しである」という考え方については、生物学者の福岡伸一先生が「生物と無生物のあいだ」や「動的平衡」といった本を書かれているので、興味ある方は触れてみてください。
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