劇場公開日 2018年8月18日

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「久々の香港映画で、たぎる」SHOCK WAVE ショック ウェイブ 爆弾処理班 つとみさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0久々の香港映画で、たぎる

2024年5月19日
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鑑賞方法:DVD/BD

最近はまったりした作品を好むようになったので、香港映画を観るのは久しぶりだ。
観始めて割とすぐに、この感じ、香港映画だなぁと嬉しくなった。

主人公は爆弾処理警官ね、はい、なんかアイデア出して。と言われて、あれやこれやとアイデアを出し合い、あとは適当にそれっぽくみえるように繋げました。みたいなのが香港映画(いい加減な想像です)
つまり、ストーリーがグダグダとかオソマツとか、当たり前、というか、ストーリーがちゃんとしてたら香港映画じゃないんだよ。
なんとも微妙で、ツッコミまくれることに価値があるの。

それでもストーリーをちゃんとしたらいいじゃない?と思うかもしれない。確かに一理ある。ちゃんとしてる香港映画だってある。
しかし、ストーリーをちゃんとしてしまうと、劇的なシーンとか無意味に派手なシーンとか削らなきゃならないでしょ。作るほうはそれを撮りたいし、こっちはそれが観たいんだから、これでいいんだよ。

なんとなーく刺激的なシーンが連続してて、ちょっと哀愁漂わせ、最後にアンディ・ラウが歌う。これでいいんです。これが面白いんです。これが観たいんです。これが香港映画なんです。

なんかよくわからんけどカッコイイ。なんかよくわからんけどスゴい。なんかよくわからんけど刺激的。そしてツッコミまくる。そんな感じで観るの。
こうした方がいいんじゃね?とかストーリーの前後の脈絡とか考えちゃダメなの。

映画にストーリーを第一に求めるストーリー至上主義者には無理な作品かもしれない。自分も若いときはそうだったから理解できるけどね。
映画の中でストーリーはあまり重要ではないことに気づけば面白く観られると思うんだ。

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つとみ