七つの会議のレビュー・感想・評価
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打ちひしがれる
池井戸潤が面白くないわけがないので、もしもそれが駄作になるなら監督のせいとまで考えながら観に行きましたが、私こそ、この作品の悪であることを痛感させられましたw
サラリーマンには耳が痛い話でしょうし、萬斎さんのような人が居て欲しかったと涙する人も居ると思います。主要人物はすべて主役級の役者ばかりで、まさに日本版オーシャンズ。非の打ち所がない…と思ったらありましたね。坂田はなんでやつれてなかったんだろう?あんなお肌ツルツルで、健康的なプックリ体型。違和感でしかなかったです。
しかし福澤監督は、これで二作目ですが、まだハッキリとした色が見えないのがちょっと残念でした。
ハードルかなり下げていましたが
どうせまた香川照之が唾飛ばす映画でしょとかなりハードル下げて観に行ったら思いの外とても面白かった。なにこの顔面異種格闘技。御前会議以降の唇ふるふるおじさんと顔ふりふりおじさんと頭皮カサカサおじさんたちのドアップの応酬がエモーショナル。橋爪功が個人的MVP受賞でした。
おもしろい!!
安定の面白さです!
ちょっと出の役の人すら大物が出てて
勿体ないとか感じる暇なく
ストーリーがどんどん変化していって
時間もどんどん過ぎていきます。
気がついたら終わっちゃいました。
しっかり余韻を残して帰りました。
最近はあんまり余韻が残るくらいの映画は
少ない気がするんですが
久々の心に残る映画(エンターテイメント)でした
どうすんだよ!面白い映画です。
相変わらずの香川節、野村萬斎の変幻自在ぶり、理屈抜きで面白いです。いろいろとごたくを並べ立てても、つまらない。観賞してみて下さい。
現代日本を古典的に描ききった快作
企業というものを題材に、日本社会の体質を多角的に描ききっていて、ネタ的に非常に面白かった。
個人的には歌舞伎や狂言といった古典芸能には全く興味がないし、理解すらできないと常日頃思っているにもかかわらず、いざこのように古典的所作バリバリの作品を見せつけられては、拒絶するどころか不思議と快感めいたものを覚えてしまうのは、日本人の性なのかなと思ってしまう。
とことん分かりやすく感情を表に出しまくるこういった手法は、筋やストーリーが違和感なければ最強だなと思ってしまう。
正直、引いて見れば全ての所作が滑稽に見えるのだけれど、分かりやすいだけに話にはまってしまうと、実に面白くて結構ふるえてしまったりする。
すべての事柄が過剰であり、その積み重ねで表面上暑苦しい映画だが、内容はいたってシンプルなだけにまさに芸能作品として大いに楽しめるような気がした。
素直に面白い、しかしTVドラマ向き?
池井戸潤の同名小説の映画化作品。会社のために滅私奉公で働く日本人サラリーマンが陥り易い陥穽を突いた本作は、私のような旧体制で躾けられた人間には本当に分かり易かったですし、TVのサスペンスドラマのようなノリでテンポも良くちゃんと面白かったと思います。だだ、錚々たる役者さん達と、余りに立派過ぎる大道具を揃えて、少し演技臭が過ぎませんでしたでしょうか?それに、最近の日本の企業犯罪フィクションはパターンが似通っているように感じるのは私だけでしょうか?ネットで個人でも手軽に情報発信が出来るようになり、一企業が社会正義に反して隠し事を続けることも以前ほど簡単では無くなりました。勧善懲悪のドラマパターンは今後も安泰だとは思いますが、企業=悪代官の繰り返しはそろそろ食傷気味かも知れません。
それなりに楽しめる
いろいろな角度から楽しめる、とも言える。
あのタレントをここで?と感じる部分もあるが、
全体として、社会の実態、大人の事情を
明るみに出した作品ではないか。
これは、「本当はこうであってはいけない」と
「現実にあらがえないところも」というジレンマが
よく表現されている。社会で責任のある立場を
経験した人間しかわからない部分では、、
ベテラン俳優陣の演技バトル!
原作未読。
面白かった!!!!!
始まってから持続する緊張感、俳優陣の殺気立った演技にハラハラドキドキ。
一種の清涼剤のようなドーナツのエピソードものちのち活きてきつつ、通常、一般人にとっては「いつもの環境」をドラマチックに非日常に描いているのが面白かった!!!!
予告編から「気合入ってるな…!面白そう!」と思わせつつ、その期待を超える形で提示してくれた作品。
もう一回観たい!
※個人の印象ですが、レビューを見ていると批判であっても質の高い?コメントが多いので、やはりそれだけ力強い作品なんだなと感じた。
※甘いものが得意ではないのに不思議とドーナツが食べたくなってしまいました(笑)
大和撫子これにあり
朝倉あきがいい。大らかで包み込むような、稀有な雰囲気を持っている。特に声がいい。幅があって落ち着いていて、上滑りしない。やまとことばに相応しい声である。本作品のナレーションにぴったりで、安心して物語に入り込むことができた。
ストーリーは予告編から想像していた通りだったが、何が起きているのかわからない企業の闇を探っていくのが、朝倉あき演じる寿退社予定のOL浜本優衣なのだ。その一方で野村萬斎の主人公八角民夫は、ぐうたらしているようで実は問題の本質に迫っているという、なかなかに日本人好みの人物設定である。
社内不倫やドーナツの試験販売など、サブストーリーも鏤めながら、飽きさせないペースで大団円に向かっていく。ワクワクする感じもあるが、どうせ日本の組織は根本から腐っているという失望感もある。
しかし主人公は諦めない。そして浜本優衣も決して放り出さない。大和魂は政治家が捏造した大義名分のひとつに過ぎないが、大和撫子は確かに存在する。最後まで朝倉あきの爽やかさに癒やされた作品で、大和撫子これにあり、だ。
出演者が凄い
今の社会風潮が反映されている。
実際に今までもありそうな内容だが、実社会においては企業のコンプライアンスが重要視されてきた近年はこのような闇的な問題は減っているように感じる。
これからは企業もシステム化、データ化が進んで汚職や個人だけの欲で企業を動かして行くのは難しくなってくる中、平成最後の映画として良かったと思う。
出てきた役者が皆濃く、通常こんなに感情さらけ出して仕事しないかな?とも思いますが、なかなか良かったです。
昔あったドラマのハゲタカに近いかも!
池井戸作品実写化のど真ん中
豪華なキャスト、勧善懲悪、怒鳴りあいの三拍子そろった、「半沢直樹」から続く池井戸作品実写化のど真ん中。
メリハリの利いた展開で、途中で飽きることなく最後まで見ることができた良作だった。
2時間強の映画に収めるために仕方ないことながら、原作と比べるとストーリーが単純化されていたり、キャラクターが集約されていたりしていたのが残念。そのせいで、会議が7つあった?となってしまったので、★4.5.
実写邦画にしては良作
端的な感想だと、前半はミッチー、後半は萬斎のPV。勿論、良い意味で。
テンポ良く話が転がるので、観ていて退屈しない。
キャストも豪華で、一寸した顔出しだけで勿体無い人もチラホラ。
ただ、純粋なハッピーエンドではないので観終わったとき爽快感は薄い。
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