七つの会議のレビュー・感想・評価
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モヤモヤ感が晴れない
あくまでエンターテイメント
顔近っ! 飽きない顔芸!
とても面白かったです。
野村萬斎さんの声はとても素敵で迫力があり、香川照之さんの表情はこれでもかっと目まぐるしい程に変わり、顔の動きから目が話せませんでした。しかも、超顔近いし、笑ってしまいました。
内容は、池井戸潤ワールドで予測がついてしまいますが、一つ一つがとても深く考えさせられるモノです。
「営業って難しいね」って言葉は、12年営業に携わった私も、何度も口にした言葉。
出る者は叩かれる、背く者は弾かれる。
信念をもズタズタにされる。
萬斎さんの最後の長いセリフは、組織の人間として仕方がない事なのか?
香川さんの「組織に背く事がこれ程にまで怖い事なのか?」には、胸が熱くなりました。
黒幕が分かった状況で、もう1度観たいと思いました。
テレビで十分
池井戸潤が大好き、半沢直樹からTBSドラマは全部見てる、全部大好き、そんな私が期待に胸をふくらませて映画館まで足を運びました・・・が・・・、
確かにおもしろかったです。役者も達者で、テンポも速いです。
でも正直、「テレビドラマで十分」「映画にする必要性を感じない」でした。テレビが下というのではなく、むしろテレビでじっくりとやった方が、より池井戸作品の機微を伝えられたのではないかと思います。
元妻とのやりとりも、ドラマであればきっといいシーンになるのだと思うが、あのスピード感の中で見ると退屈で、私は居眠りしそうになりました。
半沢直樹では、滝藤さんが演じた真面目で優しい夫が、いじめに耐え、命がけで仕事に向かい、それでもうまくいかなくて道に倒れて嗚咽するシーンを見た時は、サラリーマンの悲哀に胸が熱くなりましたが、七つの会議はそういう池井戸作品ならではの機微を取っ払って、ただ悪を追い詰めていく娯楽作品に成り下がった感が否めません。
冒頭で、大きくゆっくり「TBS」と出た時に、踊る大捜査線で「フジテレビ」と出た時のような嫌な予感がしましたが的中しました。
ボヘミアン・ラプソディを見た後だったこともあり、「この程度なら、テレビ放送まで待てばよかった。時間とお金を無駄にしたな~」と後悔しました。
打ちひしがれる
ハードルかなり下げていましたが
おもしろい!!
現代日本を古典的に描ききった快作
企業というものを題材に、日本社会の体質を多角的に描ききっていて、ネタ的に非常に面白かった。
個人的には歌舞伎や狂言といった古典芸能には全く興味がないし、理解すらできないと常日頃思っているにもかかわらず、いざこのように古典的所作バリバリの作品を見せつけられては、拒絶するどころか不思議と快感めいたものを覚えてしまうのは、日本人の性なのかなと思ってしまう。
とことん分かりやすく感情を表に出しまくるこういった手法は、筋やストーリーが違和感なければ最強だなと思ってしまう。
正直、引いて見れば全ての所作が滑稽に見えるのだけれど、分かりやすいだけに話にはまってしまうと、実に面白くて結構ふるえてしまったりする。
すべての事柄が過剰であり、その積み重ねで表面上暑苦しい映画だが、内容はいたってシンプルなだけにまさに芸能作品として大いに楽しめるような気がした。
素直に面白い、しかしTVドラマ向き?
池井戸潤の同名小説の映画化作品。会社のために滅私奉公で働く日本人サラリーマンが陥り易い陥穽を突いた本作は、私のような旧体制で躾けられた人間には本当に分かり易かったですし、TVのサスペンスドラマのようなノリでテンポも良くちゃんと面白かったと思います。だだ、錚々たる役者さん達と、余りに立派過ぎる大道具を揃えて、少し演技臭が過ぎませんでしたでしょうか?それに、最近の日本の企業犯罪フィクションはパターンが似通っているように感じるのは私だけでしょうか?ネットで個人でも手軽に情報発信が出来るようになり、一企業が社会正義に反して隠し事を続けることも以前ほど簡単では無くなりました。勧善懲悪のドラマパターンは今後も安泰だとは思いますが、企業=悪代官の繰り返しはそろそろ食傷気味かも知れません。
それなりに楽しめる
ベテラン俳優陣の演技バトル!
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