「八角の諦観」七つの会議 眼鏡おじさんさんの映画レビュー(感想・評価)
八角の諦観
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面白い作品ではありますが、半沢直樹のような既視感は強めかもしれないです。
エピローグで役人と思わしき一団が主人公・八角から東京建電の不正について聞き取りを行った後のシーンが特に印象的でした。
私は初対面の相手と会話する際、その言動や雰囲気から「ああ、この人は公的な仕事に就いていらっしゃる方なんだろうな」と感じ取ることがありますが、それを一団の長を演じる役所広司さんの演技から感じました。
八角に対して一団の長が恐らくは純粋な好奇心で口にしたと思われる『不正を無くす方法』という問いは、ノルマなどの企業特有の緊張感に晒されていない人間の感覚によるもので八角の『本気で言ってます?』という回答に繋がったのかな?と思いました。
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