「学芸会みたい」七つの会議 おくとさんの映画レビュー(感想・評価)
学芸会みたい
シーンが切り替わる際の不自然さが気になった。
頻繁なトランジション、コミカルなナレーション、論点の強引な持っていき方にダサさを禁じ得ない。
経済ドラマの重みとマッチしていない。コメディドラマなら良いのかもしれないが、編集が物語への没入を阻害しているように思える。起承転結の持っていき方が学芸会のようであった。その分、スピード感、わかりやすさはあったのかもしれないが。
あと、メインキャストの朝倉あきさんのコメディ感溢れる演技が煩くて合ってなくて、なんか恥ずかしくなってしまった。彼女の演技が一気に作品を学芸会へと押し上げているように思う。
あと、最後の主人公による説教はエンタメにおいて一番やっちゃいけないことだ。セリフで伝えたいことを表現するのは面白みに欠ける。
とはいえ、会社の偽装を暴いていく全体のストーリー軸に興味惹かれる部分はあったし、日曜劇場常連メンバーや野村萬斎には迫力があった。
5.0 人生観を変えられる名作、宝物のような映画
4.5 何十回と見返したい傑作、何年経っても思い出せるほどの感銘を受けた映画
4.0 複数回見返したい秀作、自信を持ってお勧めできる映画
3.5 見返すほどではないがとても面白い良作、観る価値がある映画
3.0 所々ツッコミどころはあるが面白い佳作、観ても時間の無駄にはならない映画
2.5 面白くないが最後まで観れる凡作、暇であれば観る価値のある映画
2.0 頑張ればなんとか最後まで観れる駄作、観ても時間の無駄となる映画
1.5 寝てしまうほどつまらない愚作、作り手を軽蔑する映画
1.0 論外、話すに値しない映画
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