「テーマが暗くてかなしすぎる」七つの会議 bluetom2000さんの映画レビュー(感想・評価)
テーマが暗くてかなしすぎる
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長くサラリーマンをやっているから、さもありなんと思い浮かび、なんかとてもつらい気持ちになる。昭和時代に見慣れたパワハラ、ノルマ、罵倒・恫喝、裏工作だけでなく、さらに計数達成のための安価な劣悪部品とデータ捏造、隠蔽と続く負の連鎖。いやあ、これだけで気持ちがドンドン暗くなってしまう。しかも、隠蔽の張本人は君臨し続ける幕切れにはがっかり。映画の世界ぐらいは、スカッとしたいもんだ。
「半沢直樹」のスタッフ・キャストだから比べてしまうけど、パターン化された役柄は役者としてどうなのかなあ?
ドラマでは堺雅人・上戸彩夫婦の明るさが救いだったが、そういう箸休めもなく。朝倉あきは部員でなく恋人ぐらいの設定なら良かったのかも。野村萬斎の飄々として超然としたスタイルが清涼感を醸し出したにしても、やっぱり救いがないなあ。
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