「ドアに挟まれ落ちたドーナツが一番ショック」七つの会議 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
ドアに挟まれ落ちたドーナツが一番ショック
野村萬斎「まるで犬だな」
香川照之「どっちの罪が重いのかなあ」
映画館では2019年2月11日イオンシネマ石巻にて鑑賞
それ以来3度目の鑑賞
原作未読
池井戸潤の企業もの
群像劇
2013年に放送された東山紀之主演のテレビドラマ版は未鑑賞
主演は野村萬斎
ハッカクこと八角(はすみ)民夫
中堅電気メーカー東京建電のぐうたら社員
万年係長
主人公とは思えない下衆な顔に下衆な笑い
いつも居眠りしているがじつは切れ者
核心に触れると次々に飛ばされる企業の闇
及川光博演じる原島営業部課長と朝倉あき演じる営業部浜本のコンビも探偵まがいのことを始めるが飛ばされることはなく
浜本は社内で無人のドーナツ販売をしている
オフィス街でも近所にドーナツ屋くらいあるだろう
ちょっと疑問に感じた
ネジの強度不足という不祥事
話はそれだけでは終わらなかった
親会社も巻き込んだ大きな不正
池井戸潤作品らしい豪華なキャスト
及川光博の他に香川照之に片岡愛之助に北大路欣也といった『半澤直樹』でお馴染みのメンバーも出演
佐野を演じた岡田浩輝の表情が凄い
役者の演技もストーリーも脂っこいが面白いことは間違いない
エンドロールも本編が続く理想的なエンディング
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