「池井戸さん作品のオールキャスト!」七つの会議 cenrivさんの映画レビュー(感想・評価)
池井戸さん作品のオールキャスト!
物語は、東京建電という家電メーカーが舞台。
何期も連続して売上目標を達成する華の営業一課と売上毎月未達の営業二課。
ある日、何故か華の営業一課に所属し続けられているグータラ社員の八角が、一課の課長坂戸と揉めて、課長をパワハラで訴える。
坂戸に全幅の信頼を寄せている営業部長の北川がいるのでそのパワハラも取り下げられるだろうと皆思っていたが(そもそも北川もパワハラは日常茶飯事にやっている)それが受理され、坂戸は人事へ飛ばされてしまう。
そこに新たに営業一課課長になったのは二課の課長の原島。原島は、受理されないと思ったパワハラ騒動からなにかを感じ八角について調べをすすめる。原島の部下の寿退社を控えているユイと一緒に。
そこで、様々な不自然な取引や不自然な人事がいろんなところでおこり、
一見それぞれが別のことなのかと思っていたら、実はつながっていて、最後にひとつの線になる。
誰が黒幕なのか、お前か!からの三転くらいするので、おもしろい。
そして八角と原島とユイと副社長以外にいいひとがいない、この会社!笑
絶対に働きたくない!笑
リコールをするかどうかの話し合いで、トップまでもが隠蔽を支持し、あの場にいた半数以上が隠蔽へとことを進めていたのがこわい。何十万人のひとの命がかかっているのに。。
最後の調査で八角が言っていたことが本当に全サラリーマンに言いたい。
不正は絶対になくならない。と。
日本人の遺伝子がそうさせていると思う、昔は、藩から抜けることは許されず、藩の言うことが絶対だった。不正をしろと言われたらするし、隠蔽しろと言われたらする。。死ぬほど働けと言われたら死ぬほど働く。。
間違っていることを間違っている、と言い合うことが大事だができてない、と。
本当に全サラリーマンに送りたい。。。
役者陣は、池井戸作品の常連がたくさん!
北川(香川照之)は最後はリコールに賛成し、改心したので、大和田常務とはちがった。笑