劇場公開日 2019年2月1日

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「誰が為に、責任は在る」七つの会議 機動戦士・チャングムさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0誰が為に、責任は在る

2019年2月14日
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 不正は終わらない。ただ、不正を糺さねば、腐敗が始まる…。そんな台詞がSF 小説にあるそうです。私達は、腐敗することで、何を得て、何を失ったのですかね。
 機械は、決められた価値しか作らない。それを越える価値は、ヒトのみが作り出すと云う理論が、あるそうですが、ヒトが作り出した価値が、本作のようなものでは…。家族を養う為に、家族でない人を危険に晒す責任は、何処に向かえばいいのでしょう。
 結局、黒ひげ危機一発。責任と云う爆弾を、最期に破裂させるのは、経営者?、株主?、それともユーザー?。椅子が宙を舞い、タイヤが空を飛ぶ時代、私達は、他者を糾弾するだけでよいのでしょうか。ユーザーが、コストを越える品質を求める限り、あの御前様は、いつまでも、御前様であり続けるでしょう。それでも、糺さないとね。

 松本零士の「1000年女王」。マンガ、テレビ、映画で、ラストが少し異なるのですが、最も壮絶なのが映画版。自分の大切なものを守るため、女王は全てを犠牲にします。そんな覚悟が私達にも、求められる時代なのかな。
 今の生活を犠牲にしてまで、告発するのは楽じゃないからね。

機動戦士・チャングム