「徐々に盛り上がる池井戸作品的面白さが足りない。」七つの会議 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)
徐々に盛り上がる池井戸作品的面白さが足りない。
原作未読。
あるぐうたら係長がある小さな出来事から、社内及び親会社含む大事件を起こすお話。
流れ的には社会派民間企業ドラマで、キッチリ池井戸作品的内容です。
民間企業に勤めている(特に営業)ならば共感出来る厳しいノルマネタ、役職での立場ネタ、上下関係などあるあるネタたくさん。
会社的コンプライアンス内容も含まれていた。
民間会社隠蔽ネタでもありました。
かなり豪華な俳優陣。
楽しめるっちゃ、楽しめる、、、しかし池井戸作品として観ているからだと思う。
何かが引っかかる。。。
ドラマとして徐々に事件の追求がされ、後半へと大規模な事件になる割りには、そのキッカケとその理由等が(東京建電という企業の規模の割りには)内容的にショボいんですよね。
橋爪功が関わる理由所なんてもう、、、規模が小さい町工場の社長じゃないんだからと。
結果が大きくなっただけに、その過程までの脚本をしっかり吟味して貰いたいかった。
(作品観ないと分かって貰えない様なレビューでごめんなさい。)
また、主人公に感情移入出来ない設定もマイナス。
朝倉あきに助けられている感がある。
私的には池井戸作品は小さな町工場の人情的な作品の方が好きだ。
TVドラマの下町ロケットや半沢直樹の方が面白い。
徐々に物語が盛り上がりを見せる池井戸作品的面白さが足りない。
これでは最高とは言えない。
アンギラズ様、コメント有難う御座います。NHKドラマ版良かったんですね〜。「ロクヨン」等NHKドラマ版の方が評価高い作品があるのは知ってますが、見逃すとかなり後悔。NHK再放送少ないので。
NHKドラマ版は凄く良かったんですよね…
予告編見て香川さんとか出ててかなり半沢よりになってるのがちょっと違う感が。
NHK版の東山さん、吉田鋼太郎さんが凄く良かっただけに。