劇場版 SHIROBAKOのレビュー・感想・評価
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A Better Tomorrow
※再上映版観ましたが違いがわからなかったので
初回視聴時のままのレビューです
たまたまネット配信で観て面白かったので
2クールしっかり観てから鑑賞
感想としては
TVシリーズ同様アニメが出来るまでの苦労
下手なビジネスマンガより仕事というものに
対する取り組み方
色々わかる面白い作品でした
成功も過去
頓挫した企画の煽りで分解してしまったムサニに
長編アニメの企画が舞い込み再びあおいがアニメ製作に燃え
仲間が集まってくるお話
あれだけ苦労して作った三女がお色気萌えアニメに
成り下がっていたり
その長編アニメの企画が舞い込んできたのも
いい加減な元請けのヘルプのようなものであったり
相変わらずこれは本当にフィクションなのかと思うような
話ばかりゾッとするところであります
これはアニメ業界だけでなく調子の良いことばかり言って
場を混乱させるばかりの何が目的なのかよくわからない
輩というのは色んな会社に必ず居ますよね
アニメが出来上がっていく過程でクオリティと納期の
狭間で常に苦しみ続ける現場ですが
結局の所熱意と技量が答えを出していくと言う部分はいいところ
テレビシリーズから着実に成長している
アニメ研究会のメンバーもたのもしいばかり
ミュージカル調に仕上げてあるパートは
あおいらのイマジナリーな部分を描写する点においては
テレビ版以上の効果があったと思います
現実に直面するばかりで無い部分を表現していたと思います
個人的には好きです
アニメ業界に興味を持ってくれる人材が現れるかどうか
ギリギリの所を突く今作(笑)
見応えのある作品でした
水島監督は勘違いしたんじゃないのかな?
TV版が面白かったのはサクセスストーリーだったからです。
アニメ制作現場のリアルさが面白さの一部だったことは間違いないですが、そこだけがウケたわけではないでしょう。
にもかかわらず、アニメ制作現場のグダグダをさらに全面に出せばウケるだろうって意図が思い切り出ていた気がします。
『いつかこの5人でアニメーション作品を作りまっす!』と高校時代に誓った5人。
なんだかんだで結局全員が第三飛行少女隊の制作に関わり、七福陣への夢がさらに加速していきそうな感じで終わったTV版。
ところが、そことの繋がりはお義理程度に触れてるだけ。
TV版で散々見せられた木下監督のグダグダぶりを劇場版でも見せられ正直ウンザリ。
カレー屋での丸川前社長とのやり取りもなんだか安っぽいんだよなぁ。
終始ドッタンバッタンやるだけの内容の中にお義理でメッセージ性を付け加えてそれっぽく・・・
SHIROBAKOはもうこれで終わりなんだろうか?
次への展開を期待させるものがありませんでした。
伝わらなきゃ意味がないって言ったじゃん!
順調過ぎるか
119 分あったのか。
それでも、この長さでは順調に話を進めないと間に合わないのか、と感じさせられた。
「事件」はいくつも起きるのだが、どれもあっさり解決してしまった、という印象。
事件や葛藤を描くには、テレビ番組の長さが必要なのだろう。
一方、劇中劇は、もっと観たかった。
杉江さんの「馬」も見たいし。
もう一つ。武蔵野アニメーションが中央線沿線ということは既に提示されていたが、荻窪が前面に出てきたのは初めてに思える。吉祥寺は、多分あった。
荻窪、四面道、ルミネ、中央線、丸ノ内線、大河のような善福寺川、和田堀給水所。
前社長の店も、本田のケーキ屋も、実在するのではないかと探したくなる。
https://www.pen-online.jp/blog/n-aono/1380967471/
https://ameblo.jp/yama-1980/entry-11639702308.html
https://blog.goo.ne.jp/bongore789/e/ba251447be403976f972b1cf88bd1400
https://4travel.jp/travelogue/11374028
個々で見ればよかったけれど。。。
待望の新作でワクワクしながら見に行きましたが、結果は物足りない。です。
作品が好きなので違和感に目をつぶって無条件に評価5にしてもいいのですが、結構残ってしまったのでそのまま書きます。
*色んな感想に出てくる序盤の宮森のミュージカル
ちょっと長い。ですが、色々あった上、難題を向けられ自分を考え奮い立たせるシーンですので、宮森の心情を考えムサ二にいる宮森が「やるぞ!」と思うのにかかった時間とすれば長い事に意味があるのかなって思います。なので尺は長いけど理解させれました。
*終わった後の物足りなさ
これはアニメを見ていた人は少なからず感じてると思います。
それはキャラが多い上で抱えた苦悩が一瞬で終わってる所にあると思います。感情移入しきれず急な展開になったので、えくそだすや三女の時みたいにクライマックスまでに熱くなりきれなかったのが問題かな、と。
例をあげるなら遠藤さん。あれだけ渋ったのだからデザインして完成するまで、完成した後の周りや遠藤さん自身の想いが見たかったのに、戻って来たらいい仕事〝してました〟っていう感じ。それが遠藤さんだけじゃなくて他のキャラもほぼそう。
アニメで良かったのは12時間かけてキャラ1人1人の味を出したから想いを感じてえくそだすや三女に熱くなれたのかな?と思います。声優決めやもっとありそうなタローのウザシーンも短くテンポが早くないのにかけ足に思えてしまった。
*物足りない
尺が足りなすぎた事が原因です。もし内容で省くなら冒頭のあらすじですかね?もしくは本田さんの尺が少し長めだったのかな?好きなキャラなので嬉しかったですが。
物足りないというのは見せたい所が中途半端に出て上手く解消されずに進んだ結果盛り上がりきれなかったのかなーと思います。
途中タロー渾身の部分を削除されるシーンがありますがまさに同じことがあったのではないかと思うくらいでした。
なのでこれがもし3期として12話でやったらまた違ったのかなーと思いました。劇場版ドタバタは三女の後のムサ二の方が劇場版作成メインでもっと濃かっただろうに、と思います。
*総合的
キャラ一人一人に合わせたところを見ればすごくよかったです。成長してる姿や仕事としてどうしようの無い場所やみんなの頑張りが、また動いてる姿がみれて嬉しかったです。
ただ尺が足りなかったと思わざる得ないです。
2クールアニメを4倍速で見せられた気分
この劇場版をみて思った感想は「もったいない」でした。
TVアニメの尺でじっくりやれば間違いなく大絶賛するストーリーなのですが、只々尺が足りない。
私はSHIROBAKOが大好きで劇場版を観る前にしっかりTVアニメ番を見直してから劇場版に臨みました。
私の中でSHIROBAKOの良い所は、アニメ制作の進行と共に登場キャラが成長していく所をしっかり描いている所だと思っています。
昇進したり新しい仕事を与えられ、壁にぶち当たったキャラ達が諦めず乗り越えて成長する所に心を揺さぶられSHIROBAKOというアニメが大好きになりました。
今回の劇場版では、壁にぶち当たってからの解決までが非常に早く、本当に悩んでたのか?と思ってしまうぐらいあっさりでした。
主要メンバーの5人悩みや葛藤のシーンは一応劇場版でもあります。でも本当にあっさり解決します。
劇場版だから各キャラ掘り下げる時間無いと言えばそれまでですが、なら最初から劇場版じゃなくてTVアニメで2期をやれば良かったと思ってしまいます。それは大人の事情なのであまり突っ込めませんが、、、
他にもったいないと思ったシーンがあります。
それは、制作していたアニメが完成した後に納得がいかず作り直すシーンです。
TVアニメ版でも制作アニメを作り直すシーンは何度かでてきました。(アルピンの泣き顔だったり、三女のラストシーンだったり)
しかし、そこでは何で作り直すかをしっかり
話し合い、皆が納得して作り直すというドラマがありました。
今回の劇場版では、「ラストが気に入らないから作り直そう!」
と言った後にはもう完成品を観に行くシーンに代わってしまいます。
そこの過程を楽しみにしているのに、不完全燃焼感が否めません。
大好きなSHIROBAKOを観に行くのを本当に楽しみにしていたのですが、この劇場版だったら無かった方が良かったかもと思ってしまいました。
この劇場版の話しの流れをそのまま使ってTVアニメ2クールでじっくりやってくれたら絶対面白くなるとは思いました。
本当にもったいない。悲しい。
これは現代の七人の侍である
「SHIROBAKO」TV版が放送された2014-15年、私は仕事が忙しくてほとんど観ることが出来ませんでした。そこで今回の劇場版公開に併せて、先にdアニメストアで全24話を予習として観ることにしました。すると…メチャメチャ面白い!あおい・絵麻・しずか・美沙・みどりの上山高校アニメーション同好会の面々を始めとして、武蔵野アニメーションの社員達、それぞれのキャラが魅力的で、たちまち作品の虜になりました。ああもうっ、何で今までこれを観なかったのかと後悔しきり。
実は私もアニメ業界と近い業界(漫画業界)にあり、アニメ業界人との交流もあるため、エピソードの一つ一つがもの凄くリアルに感じられるのです。おまけに今住んでいるマンションから歩いて1分のご近所に某アニメスタジオがあって、あおい達のような制作進行係らしき人たちが時々車で出入りしているので、まるで現実のことのようにSHIROBAKO世界を堪能できたというか。
さて、TV版24話を見終わり、キャラや世界観も頭に入ったので早速劇場版を観に行きました。最終回で成長したあおいたちが一体どんな活躍をするのか?4年後だしさらにパワフルになっているんだろうなと楽しみにしていたのですが…。
のっけから落ちぶれたムサニの姿が!?社員の数も少なくなり、残った社員も覇気が無くなっています。一体どうしたんだ!?話が進むにつれ、その謎が解かれていきます。「第三飛行少女隊」の成功で順調に業績を伸ばしたムサニが、新作アニメを制作し始めたのは良いのだけれど、版権元が突如制作ストップをかけて経営危機に陥り、倒産を免れたものの多くの社員が会社を離れることになったとのこと。丸川社長は責任を取って辞任、ラインプロデューサーの渡辺が代わりに社長となり、なんとか他社のグロス請け(元請けした他社のアニメの1話を引き受けること)で糊口をしのいでいるのです。
…もうね、観ていて痛くて仕方がない!実は僕自身も同じような経験をしたことがあるのです。編集者から企画物をやろうと言われて半年以上ネームをやりとししたあげく、やっぱ無し!と撤回された記憶が。半年間の労力が全部パー!その他にも契約書まで交わしたのに2年間拘束だけされてなしのつぶてだった某パチンコメーカーの仕事とか…。版権物ってこういうことがあるんですよ。僕なんかはまだ個人の被害だから良いけど(良くないけど!)、ムサニは会社として損害を被ったわけで、そりゃもの凄く大変だったんだろうなと思ってしまいました。
そんなムサニにメーカープロデューサーの葛城から突如劇場版アニメの制作が持ち込まれます。他社に制作を依頼していた作品が全く進まず、以前から交流のあるムサニに泣きついてきたのです。悩む渡辺新社長とあおい。果たして今のムサニに劇場版アニメを作る体力はあるのか、と。しかしあおいは思い出します。アニメを作る情熱を。そして彼女は動き始めます。この心理描写をミュージカル風にしたのは面白い!
ここからあおいの八面六臂の活躍が始まります。かつてのムサニの仲間に声をかけ、落ち込んで引きこもりになった木下監督の尻を叩き、次々にメンバーを集めていくのです。かつて新人の制作進行だったあおいが、今は会社のプロデューサーとして!
これを観ていて思ったのが、これは現代の「七人の侍」だ!ということ。あおいが勘兵衛役として一騎当千の荒武者を集めて、村(ムサニ)の一大事に当たるのですから。すると木下監督が菊千代か?(笑)それぞれのキャラが生き生きと群像劇を繰り広げるのはTV版と同じでとても魅力的でそして熱い!キャラも少しずつ成長していて、その成長具合を見るのも楽しいというか。
そしてクライマックス。作品が完成してラッシュを見終わった後、あおいがみんなに問いかけるのです。これで良いのですか?と。いつもなら木下監督が言いそうな台詞をあおいが言うのがこの作品の肝!制作側だって作品のクオリティに拘りがあるんだという台詞でした。そしてラストシーンをより素晴らしい物に作り直して、物語は終わります。
とても面白かった!大満足!!…と言いたいところですが、今回僕は5点を付けません。-1点で4点です。その-1点は何なのかというと、肝心の「空中強襲揚陸艦SIVA」の出来がいまいちなこと。あれだけムサニのみんなが一生懸命作った作品なのに、なんかもう一つ物足りないというか。
これはTV版でもそうなのですが、水島監督は日常世界を丹念にハイクオリティに作りすぎてしまうために、劇中劇の作品が見劣りしてしまうのです。これを防ぐためには全く違う作風にして、比較できないようにしてしまうのが一番で「アンデスチャッキー」では上手く差別化が出来ていたのですが、SIVAではいまいちそれが出来ていなかったのが残念。せめて色合いを変えて日常シーンとの画面の違いを出せばまだ良かったのでしょうけど。3Dとの合成ももう一つで,ここはもうちょっと頑張って欲しかったです。
とはいうものの、全体の出来はやはり素晴らしかったです。SHIROBAKOは日常の群像劇こそがメインなので、そこの出来は満点どころか120点!今年観るべき劇場版アニメだと、胸を張ってお勧めできます。
最後に、未だ見に行っていない人は是非TV版「SHIROBAKO」24話をもう一度予習してから観に行くことをお勧めします。群像劇なので各キャラの設定とか知っておいた方が楽しめますし。ちなみにdアニメストアなら月額400円で見放題!SHIROBAKOキャラがCMしています。(笑)
劇場版アニメの製作期間が2年がベースと唄い、最初の企画が上がった時...
劇場版アニメの製作期間が2年がベースと唄い、最初の企画が上がった時期が2017年1-3月だったり、4年前当時居たスタッフは半分ほど武蔵野アニメーションを退社してるためスタッフをかき集めたり説得したりといった部分はリアリティあると思いました。ミュージカルやラストの劇場アニメのメタ描写は監督のご愛嬌として製作途中、公開までに例のアニメスタジオ事件があったので同業他社、また同じ業界に生ける者として慰霊や追悼、激励の意味のカット?ではないだろうかと思うところがありました(あくまで憶測です)。これだけストレートにアニメ最高!アニメを創ろう!と言われると揺さぶられるものがあります。個人的には脚本家がボロボロになりながら録音スタジオ入りするシーンは笑えましたw
テレビ見てなかったけど面白い作品でした。
操作ミスで感想が何度も消えて心が折れました。
3度目です。何度も書いてたら、どんどん文字数も減り納得出来ない感想になってしまいましたが。
映画は面白かったので、それだけでも伝わればと書きました。
アニメ見てなかった方にも、おおざっぱですが説明があり続編映画でも十分楽しめました。
いきなり歌いだしたりと一瞬ラブライブか?
とか思ったりしましたが、良い映画でした。
王道だけど一度離れた仲間達が集まり苦悩しながらも良い映画を作る為に最後まで諦めずに最高の映画を作るのに泣きました。集まらなかったら別の意味で泣きます。
「どうせ皆集まる」ってわかっていても集まるってだけで涙が出てきます。
元社長の言葉は名言だと思いました。
このアニメは名言がちらほら出てきます。
正直、一度だけ見れば十分です。でも何度も見たい映画は自分の中で非常に少なく大体が保管用にBDを買って見ないで満足してしまいます。
新型コロナの影響で映画館がガラガラでした。
私も行こうか迷いました。良い映画だったのに時期的に非常に勿体ない作品です。
個人的には周りの評価が高すぎる
原作を何週もした大好きなアニメですが、個人的には無味無臭でつまらないとかではなく、なんだったのコレって感想です。
劇場版っていう限られた時間で原作に登場したキャラをほぼ出した結果、キャラ紹介してたら終わった感じです。
SIVAのエンドロールを見ながらこの映画の伝えたかったことを考えていた所、ご丁寧に劇中で語ってくれました。
が、全く伝わってこなかったです。
何回観てもいい。
テレビ版はアニメ制作現場の厳しさに四苦八苦しながら、いい作品を作るんだ!という話でしたが。劇場版はアニメ業界の描写もさることながら、人生とは、仕事とはと言うメッセージが強い内容です。
最初は内容を受け止めきれず、いい映画だけど疑問も感じました。
しかし、これは情報量の多い水島監督作品なら良くあること。2回目を観るとスルスルっと頭に入ってきました。
メッセージ性の強い内容です。賛否あるでしょう。できれば2回は見て欲しい。私は多分毎週観に行くでしょう。その価値はあると思っています。
あれから4年後
アニメ版視聴済みです。当時とても面白かった思い出があり劇場版も見に行きました。
良かった点
・当時のキャラがほとんどでてくる
・起承転結がしっかりしており、廃れていたムサニに当時の仲間が集まってきて1つの映画を作るという王道ストーリー
個人的に微妙だった点
・ミュージカルパートが長すぎる。さすがにだれる
・ムサニにいた大半が独立したり他の会社に移ってしまっており、無駄にリアルなアニメ業界を描いている
・後半で版権の妨害や映像の修正などの困難が降りかかってくるが、苦労した描写があまりなくあっさり解決してしまう
まあ、最後矢野が復帰したので個人的には大満足!!
嫌な予感が的中…制作陣はこれで良かったんだろうか…?
大団円を迎えたテレビシリーズから早5年…劇場版としてまさかの復活です。
作品の性質上、2時間程度の映画で纏めることができるのかと危惧していましたが…
嫌な予感が的中してしまいました…正直かなりショックです。
物語の構成としては、次のような流れだったと思うんですが…
①なんかムサニが大変なことになっている…?みゃーもりも覇気が無い…。
②オリジナル作品「タイマス」の制作中止によりムサニは経営難に。スタッフは離散、社長は辞任していたことが判明。
③オリジナル劇場アニメ「空中強襲揚陸艦SIVA」の制作話が舞込む。ムサニはこの話を受けるのか?
④色々あって制作を決意。離散したスタッフが再結集。
⑤権利関係で揉める。⇒「げ~ぺ~う~」への討ち入り。
⑥「SIVA」制作再開。一応完成したけど、この内容でいいんだろうか…?
⑦残り3週間でクオリティアップ。無事公開に漕ぎ着ける。
⑧劇中劇「SIVA」のクライマックスシーン
⑨「俺達の戦いはこれからだ!」みゃーもりはアニメ制作への情熱を取り戻せた…のか?
悲惨な状況からの逆転劇という王道展開なんですが、全くスッキリできないんです。
原因としてはパートの時間配分が変なのと、余計な描写が多く、必要な物がほとんど描かれていないからだと思います。
①~④はストーリー上の「タメ」の部分なんで暗いのは仕方がないんですが…なんか長すぎませんかね?
特にミュージカルシーン。作画に力が入っているのは分かるんですが、これがクドい!
ムサニの状況もあり、テレビシリーズの時よりも、みゃーもりの統合失調症が悪化したのか…と思ってしまいました。
④のスタッフ再結集も、本来なら胸が熱くなる展開のはずなんですけど、全く盛り上がらない…
何人ものスタッフが集まっていくのを淡々と描写していくので、かなりテンポが悪いんです!
更に言うと、なんで遠藤さんにあんなに尺を割いたんでしょうか?そんな人気キャラでしたっけ?
ゲーセンでの瀬川さんとのイザコザ描写も結構尺とってるんですけど、それが全く物語に作用してないのも疑問です。じゃあ何でそんなシーン作ったんだ…?
(瀬川さんは遠藤さんと和解するような描写も無く、何故か太郎とゲームしてる始末… そこは遠藤さんとやっとけば、なんだかんだで和解したのね…と思えるのに)
シロバコは群像劇でもあるので、テレビシリーズなら遠藤さんにスポットを当てても良いんですけど、尺に限りのある劇場版で同好会の面々や、エリカ、太郎&平岡、木下監督を差し置いて描写するべきキャラだとはどうしても思えないんですよね…。
「タイマス」の制作中止でショックを受ける…って流れなら、例えば絵麻ちゃんが初作画監督デビューの筈だった!とか、ずかちゃんの初主演作品の筈だった!とか、太郎が初演出デビューの筈だった!…とか幾らでもやりようがあるのに、何で遠藤さん…?
⑤権利関係のイザコザも、そもそも「タイマス」のトラブルがあったのにナベP(今は社長か)や葛城さんは何やってたの?麻雀してただけ?…と思っちゃうんですよね。
討ち入りシーンは良く出来てますけど、別にシロバコにアクションを求めている訳では無いし…
そもそも新キャラの宮井APってここと居酒屋でくだ巻いてるシーンぐらいしか碌に出てこないけど、わざわざ出す必要性あったんですかね?唯でさえ登場人物多いのに…
⑥⑦ここは幾らなんでも端折りすぎでしょう!テレビシリーズのあるぴんリテイクや、百頭の馬のシーンのように如何にクオリティ上がっていくのかを見るのが
シロバコの魅力なのに、まさか全く描写しないとは…
⑧「SIVA」のクライマックスシーン、確かに良く動いてるんですけど…正直全く魅力が感じられません!テレビシリーズの「えくそだす!」や「第三飛行少女隊」は、このアニメが見てみたい!と純粋に思えたんですが…
原因としては、テレビシリーズの2作品は劇中で如何に面白い作品にしていくのか!…という奮闘が描かれていたので、シロバコという作品の血肉であると断言できるんですけど
「SIVA」についてはそういう描写が全くと言っていいほど無いので、シロバコと全く関係ない別のアニメが突然始まったような感覚なんです。不意にチャンネルを変えられたような…
⑨「SIVA」が公開され、ムサニでは次回作のプランが複数立てられつつある…という感じで終わるんですけど、みゃーもりがアニメ制作の情熱を取り戻した!って感じじゃないんですよね。
妙に淡々としているというか…まあリアルな描写だとは思いますけど…ここは「SIVA」大ヒット!これからもアニメ業界で頑張ります!ってラストで良かったんじゃないですかね…
まあ、客観的に見て「SIVA」はあんまりヒットするようには思えませんが…
劇中で「SIVA」について言われている台詞が、ひょっとして自虐か?と思える程、本作にも当てはまるのは意図的なんでしょうか…?
太郎が演出した納豆のシーンが不要だからカットする…というのも、本作でももっとカットすべきところ沢山あるだろ…と思えるし、「SIVA」はこれでいいのか?…というのも、劇場版シロバコはこれでよかったのか?…と思えてしまうし…
率直な印象として、劇場版はストーリー構成に問題が多いと感じました。
例えば、映画の前半パートで「タイマス」の制作話、中盤で「タイマス」制作中止・ムサニ倒産危機、終盤で「タイマス」の設定流用、ムサニの総力を結集し「SIVA」制作、一発逆転!
…って流れの方が、ほぼ同じプロットでもより面白い作品になったと思うんですけど…。
そもそも今回の作品はシロバコという体裁をとりながら、テレビ版とは微妙に違うアプローチがされているんですよね。
テレビシリーズでは『アニメ制作』を中心に描いたアニメであったのに対し、劇場版では『アニメスタッフ』を中心に描いたアニメになってるんです。
似て非なるテーマなんですよ。表現が適切ではないかもしれませんが、劇場版は私小説的というか、シロバコのファンのためというより、身近なアニメスタッフのために作られているような…
テレビシリーズが好きな人であればあるほど、劇場版には不満や違和感を感じてしまうんじゃないでしょうか。
好きなことをしてお金をもらうということ
DVDケースからポーン!
ああ、アニメだからやっぱりね。これが生命線だから…
え?今はBD?変な話まあどっちでもいいや。
バイクングだかパイレーツだか、いきなり何なんだ。
実にコミカルな導入だね。いきなりエンジン全開でいい感じ。
限界集落過疎娘の語感の良さに思わず吹いてしまうでゲソ。
引退して一線を退いた社長のカレー。いろいろな思いが詰まっているんだろうなあ。
何故バーのような店でカレーを作っているのか謎だが、それも社長の趣味なんだろう。
ああ、食べてみたい。
モンブランも凶悪的な仕上がり。なんかケーキの破壊力増してない?
映画見てお腹空いてきたんだが…あんな顔よりでかいモンブラン食べたらカロリーが半端ない。
監督が逐一お腹をぷにぷにする仕草がなんとも言えない。
腹は出るものだ。腹は出るよ!
後ろでひょこひょこしてる監督がかわいい。動けるデブ。
ファミレスの座席ボロ過ぎない?潰れそう。
最後尻すぼみで盛り上がりに欠けたような。
メタいなぁ…
まあ劇中劇にそこまでシナリオに注力できないのもあるけれど、ちょっとキャラが弱かったような。
動物っぽいキャラ、イマイチ幼児向けアニメっぽくて劇場で
三女の劇場版ってことでよかったのでは?まあそれだとげぺうが出せないか。
権利関係で揉めてどうのこうの、という所をもう少しシリアスに描いた方が緊迫感が出たのかも。
終始予算がもらえてアニメーターが動きを見せたくてしょうが無いという感じの印象で少し脚本が弱かったように感じる。
まあこの作品に限って言えばアニメの制作の裏側という時点で既に興味深いのかもしれないが。
小笠原さんの素晴らしい神主打法が今回も見れてよかったです。
アニメの本放送でも触れられていた「好きなことをしてお金をもらうこと」
今回もアニメ制作の裏側が垣間見える内容となっている。
私も例に漏れず好きなことを仕事にしている側の人間である。
今まで何度も後悔したものの、やはり最後の結論としてはどの道を選んだとしても今の自分に行き着くのではないかなと思う。
っていきなり担当から電話かかってきた!心臓が止まりそうになるからやめて欲しい。
ていうか映画を見ている時は電源OFFにしなきゃ…
ちょっと気になったこと
車の中のみゃーもりの髪の毛1Fだけ色パカしてない?気のせいかな…
ちょっと茶色明るいのがあったような?
あとビデオカメラのストラップの描き忘れはちょっと。落っことすと危ないからね。
まぁ結果オーライ的なのかな?
※ネタバレ含みます
悪い点から言えば、アニメからの4年後(2019年)の世界をロロが説明する感じで始まったけど、なんであんなムサニになってるのか…。あれを説明されたのがだいぶあとだったこと。中盤ぐらいで丸川社長(劇場版では元だけどね)によってだいぶ詳しく説明されたね。あとはせっかく七福神頑張って作ろうとしてた5人が結局はそれどころではない状況(特に2人か)。声優のずかちゃんも本業声優なのにレポーターになってる点とか。あとアシスタントPの存在意味。それと一緒でげ~ぺ~うの社長に抗議にみゃーもりとアシスタントPでなぜか着物で行くけど、意味わからん。それと中盤のみゅーじかる的なことわからん。
良かった点と全体的な点をまとめて言うと
悪かった点に少しネタバレするならば、作監の小笠原さんや作監補佐の井口さんは劇場版ではアニメを描いているということはなく、独立?転職?していました。絵麻と久乃木が同居して、ムサニの仕事はしていなかったり、遠藤さんはムサニが危機的状況になったときに木下監督同様に現実逃避していたけど、結局戻ってみんなとアニメを描いたところではいつものムサニが戻ったなぁと感じました。悪かったというか残念と言えば、せっかくみんな戻ったのに結局はやっぱり本業?というのかな?転職先や新たな仕事をするということで、制作チームは佐藤さん、矢野さん、みゃーもり、社長、事務の興津さん、一部の演出・アニメーターの人しか残らないというのは残念だったかな
SHIROBAKO好きなら満足いく作品です!
もともとTVシリーズが大好きで劇場版が公開されるのをすごく楽しみにしていました。
結論からいうと、良い意味でも悪い意味でも「SHIROBAKO」のまんまですごく楽しめました。
途中ミュージカル描写が入るのが、ミムジーとロロが出てくるSHIROBAKOの世界観に合っている感じがして個人的には面白かったです。
お話し的にはムサニを中心としたアニメ制作ドタバタ劇を劇場版の尺に収めた感じで、色々もっと描写が欲しいなあと思うところもあったのですが、TVシリーズの主要人物や主なサブキャラ総出演で、スクリーンを賑やかしてくれていたので、概ね満足です。
終わり方も続編あってもおかしくない感じだったので、続き期待したいです。
ミニ色紙も可愛かったので、ミニ色紙目当てでもう一回観に行きたいですね。
蛇足(ネタばれ):
新宿バルト9さんに観に行ったのですが、映画の中で、新宿バルト9さんの描写が出てきました。
よく分からないですけどちょっと嬉しかったので、劇場に観に行かれる際は新宿バルト9さんをおすすめします。
上手く纏まってた。PA worksらしさがでてた!
ストーリーが上手にまとまっており、中だるみがなく飽きずに最後まで楽しめました。懐かしい方を満遍なくみれて、ファンにはたまらなかったです。シロバコファンとしての希望として、最後はムサニが盛大に成功して賞とかもらって終わるストーリーが見たいです!!!続編待ってます!
テレビシリーズと本作の間の話が欲しかった
アニメーション制作を題材にした「お仕事もの」アニメ。テレビシリーズの続編で、今度は劇場版アニメを作るって話。テレビシリーズが好きならば是非観て欲しいですが、未視聴だと辛いかも。3.5/5.0満点で。ギリギリ、条件付きでオススメできるレベル。
アニメシリーズで「えくそだすっ!」「第三飛行少女隊」を元請し成功させた後、4年後のお話。で、どうやらムサニのオリジナル作品が失敗し、スタッフが離散し、グロスの元請をやって食いつないでいる、って状態からスタート。訳有りの劇場版アニメを元請することで、昔のスタッフが戻り、またアニメ作りを再起動するってお話。
うーん、その「オリジナル作品の失敗」って部分もやって欲しかったなー。劇場版を2部構成にすれば出来たと思う。
テレビシリーズからの4年間でキャラクターも変化や成長があります。なので「オリジナル作品の失敗でムサニ倒産の危機」だけでなく、キャラのサイドストーリーとしても、絵麻と愛の独立、作監の遠藤、瀬川と遠藤嫁の関係、ゴスロリ先生の再出発、タローと大輔の野望などなど、面白いネタはあります。あと、2クール目からメッキリ登場が減り劇場版で遂に登場が無かった(と思う)落合。あえて色恋モノを入れるなら、みゃーもり&落合、が王道なんだがなぁ〜。
あの挫折の後、みんなが成長しているのに、最後までムサニに残った「みゃーもり」は、自分は成長してないなー、って立ち止まっている訳じゃん、あの仲間の待つ居酒屋の前でのためらいって、そういう描写だったよね。だから「オリジナル作品での挫折」はちゃんとやるべきだったと思います。
だからなのか、今回の「みゃーもり」はプロデューサーという立場なのだが、その立ち位置がよく分からんまま。ナベp(本作では社長)と葛城pのアシスタントって感じ。最後の討ち入りだってリーガルの単純な話で、確かにアシで決着する程度のモノ。
せっかく実質オリジナルなんだから、作品を作る動機やテーマを熱く語って、スタッフを鼓舞したりメーカー側と対峙してこそプロデューサーじゃない?
で、その想いの原点が「前回の挫折したオリジナル作品」であるならば、やっぱ、そこの物語が欲しかった。
深読みすると、明らかに物足りなさを感じるってことは、色々と手掛かりが残っているからで、元々は「失敗したオリジナル作品編」があったのが、何らかの理由で削除されたので、残骸がいっぱい残っているのでは?とも感じます。
ミュージカルシーンは「みゃーもり」の動機付けを短時間で表現しただけ。振袖討ち入りは、アニメシリーズの木下監督と同じ。まあ、みゃーもりのサービスカット、とでも思っておけば良い程度。
好きな作品なので、ツッコミ所も多かったけど、映画としては充分楽しめます。原作アニメを見ていた方は是非。
ストーリーに泣いて作画カロリーに泣いた
ラストのSIVAのアニメーションがウホホホホみたいな奇声をあげたくなるレベルですごかったです。凄いきれいってわけじゃないけどあぁいう勢いのあるシーンが大好きです。
オレタタエンドから3週間であのカットたちを作り上げたと思うと人間技じゃねぇとも思いますが……
TV版は「アニメ業界お仕事アニメ、主人公5人とその他周りの成長物語」として一世を風靡しましたが、今回は「アニメ業界、つらいけど頑張っていいもの作ってるよアニメ」みたいな感じだなぁと。
TV版で5人の成長などを楽しんで見ていた層の方には、今回の作品は少し物足りないのかなとも思いました。個人的には、社会の荒波つらいけど前を向いて頑張っていこう、観てる人に明日も仕事を頑張ろうと思えるアニメなのではないかなと思います。
また、ミュージカル風のシーンでは様々な作風のキャラが行きかい、げーぺーうーへ殴り込むシーンは時代劇風、色んな作風のキャラ達が入り乱れることでお仕事アニメではなくアニメ業界アニメなのかなと思いました。
「取り敢えずジタバタしてみよう」「でも、何が作りたいのかが無いとダメになる」
たぶんここら辺が今回の主軸となるメインテーマなんじゃないかと思いました。とりあえずやってみる、けど何がやりたいかがないと最終的に挫折しちゃう。面白いものを作りたい、だから色々考えてジタバタやってみようそんなことを教えてくれるアニメだと思いました。
まぁ現実は皆が皆あんな向上心あるわけじゃないし、もっともっと黒い部分もあると思います。こんなアニメーション制作会社あったらいいなぁと精神に異常をきたした制作進行が妄想した世界というブラックジョークも結構好きです。人形と喋るしいきなり踊りだすしドンドンドーナッツしてるし……
でもまぁフィクションとして、デフォルメのきいた業界アニメとして大変楽しめる作品でした。
あとジャージ姿の⼩笠原さんが好みです。
アニメーションが好き。それがみちしるべ。
今回の作品とても良かったです。
個人的な感想、解釈とするとこの作品はアニメ製作に携わる人達へのメッセージ
もう少し踏み込んだ考えをすると京都アニメーションへのメッセージなのかな感じました。
あのミュージカルのシーン、何度も何度も繰り返し「アニメを創ろう」というセリフ。
そしてそれを伝えているのはムサニで作られたであろうアニメーションのキャラクター達。
アニメを創る事によって自分達のみちしるべを、そのアニメから教えてくれる。
かなり長めの尺で演出しているのも、ここがとても伝えたい場面だと思うと納得できます。
(画面全体に沢山のキャラクターが一斉に現れる所があるのですがそこで中央下あたりに
ハルヒ?と思わせる似てるようで似てない微妙なキャラクターがいたのがこの妄想考察のきっかけです)
そして今回のムサニがまた復活する要因になる映画のラストが
カタルシスで終わる内容。つまり悲劇をどう浄化しそして希望のある方へ進んでいくか。
(シナリオの葛藤をしている舞茸しめじ師匠に今井みどりがキャッチボールしながらそのアンサーを何の球で返すか描いていない絶妙の演出)
昨年のあの京都アニメーションの痛ましい事件が起きた時、SIROBAKO も制作真っ只中だと思います。怒りや悲しみなど多くの葛藤があったと十分に想像つきます。
特に同じ地方にアニメーション製作会社としてやってきているP.A.WORKSは
さらに特別な感情があったのではないかと思います。
ラストシーンでのロロの「ちゃんと伝わったかな?」
ミムジーの「また明日は来る」「悪くわない」的なセリフ(うろ覚えですが)
はっきりとは言えないけど伝えたい物がちゃんとあるんだよと。
明日に向かう、前向きな気持ち。
この作品を通して「アニメを創ろう」とP.A.WORKの
温かい応援メッセージかなと感じました。
勿論これは私の勝手な妄想、解釈なのですが、そう思うとより大切な作品になりました。
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