体操しようよのレビュー・感想・評価
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悲しき定年でスタート、もうすぐ我が身。 「人生はこれからだ」の平泉...
キタロウの魅力が爆発
キタロウによる、キタロウのための、キタロウの映画だ。それくらい存在感。
僕は小説を毎日、書いているが、この映画を見て(DVD購入済み)、日々のたわいのないような人々の生活、家庭、仕事、これらを淡々と描くだけで、あらゆることを語るものだなと感じた。
僕の作風にこのような日常風景を入れていくことの重要性を感じることができた。
また、付け加えるなら、体操について。
「一人より二人のほうがいいだろう。」
深い言葉である。一人より二人が楽しい時もある。
どんなに楽しい日も辛い日も、体操は、するし、体操はあった。体操はいつも人生に寄り添う。
体操を通じて、日常の尊さを感じられるそんな映画である。
普遍的な真理を感じさせる、日本映画の良さ、ここにあり。
草刈さん、和久井さん、木村文乃にも大拍手である。
ほどほどに今日もがんばりましょう。
映画ってこんなくらいでもいいのでは
【草刈正雄さん、再ブレイクの一作。安心して観れるハートウォーミングな邦画。】
ー 会社である程度のポジションまでは辿り着いたが定年を迎え、妻に先立たれ、私生活では何も出来ない男が、慣れない家事と、地域との交流に奮闘する物語。ー
・”今時、ここまで自立できていない男はいないだろう・・”と序盤、思いながら観ていたが、娘との関係性や、男は幾つになっても気になる女性の存在というのは大切なのだなあ、などと思っているうちに魅入ってしまった作品。
<物語はほぼ予想通りに進行するが、意外に響いた作品。
この作品を観た若い女性の(特にこのような父を持つ方)の感想が聞きたいものだが、
多分バッサリ切り捨てられるだろう(自立せよ!)と思った作品。
佳き哉。>
<2018年11月10日 劇場にて鑑賞>
草刈正雄さんハマり役
ふさふさ髪の毛の草刈正雄
頭をぶつけた時にヅラが落ちるんじゃないかとヒヤヒヤしてしまった。そんな定年退職お父さんに「わたし、主婦業辞めるから!」と宣言する娘・弓子(木村文乃)。冒頭から送別会のあいさつを無視されるシーンや酔っ払いにゲロ吐かれても文句の一つも言わない男。決めごとが大好きで、無遅刻無欠席の優良会社員で、意外と絵を描くのが好きという人物だ。仕事一筋だったために近所のことも何も知らなかったという設定もなかなか良かった。
元上司だった平泉成があっけなく急死したところはブラックコメディなのかと思ってしまったが、ほのぼのするストーリーに笑わせられるシーンも多く、ラジオ体操だけでも生活が変わるんだな~としみじみ感じた。一人娘とその彼氏という展開は簡単に読めてしまうのが残念といえば残念だし、町の雑用係・何でも屋という設定が最初だけだったのも寂しい。
いい作品ではあるのですが、タクシーに関する描写だけはおかしい。無賃乗車とか酔っ払いであっても客に直接触っちゃダメだし、あれだけ酷い運転するんじゃ二種免許なんて取れっこない。そこだけは文句言いたいところ・・・
体操
出演者がいい
タイトルが良くない
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