劇場公開日 2018年7月14日

  • 予告編を見る

「☆☆☆★ 欧米の映画を観ていると、時々「ん?これってキリスト復活を...」最後のランナー 松井の天井直撃ホームランさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0☆☆☆★ 欧米の映画を観ていると、時々「ん?これってキリスト復活を...

2018年8月3日
iPhoneアプリから投稿

☆☆☆★

欧米の映画を観ていると、時々「ん?これってキリスト復活を想起させているのかな?」…って場面がたまに有る。
例えば『ロング・エンゲージリング』で有ったり。『パフューム』等。また『地上5センチの恋心』なんてゆう小品にも、作品の一部等からその様な雰囲気を感じさせられた記憶が有ります。
あくまでも一度観ただけで、ただ単にその時に観て感じただけの、個人的で拙い意見なので。「どの辺りですか?」…と聞かれたとしても答えには窮するのですが…。

また一見してキリストとはかけ離れて見えるホラー映画の時でも、眼から血を流す場面や。手足に傷や釘等を打ち付けるシーンの時。いわゆる《聖痕》(スティグマータ)と言われるもの。これらのシーンには少なからずキリスト復活を意図させる場合が、ひょっとして有るんじゃないかと思ってしまう。

この作品の主人公のエリックは、『炎のランナー』のモデルとなり、現実に実在した人物。
安息日には走らない をモットーとした人物でも有り。その存在には、少なからずキリスト教を信仰する人達にとって尊い人物として胸に刻まれているのでは?…と。

真実の話でも有り。その中でどの程度、真実とは違っているのか?は一概には言えないのですが。
エリックの最期を聖夜と重ねて描いているのは、やはりそうゆう事なのではないでしょうか。
(彼の場合は眼ではなく鼻からでしたが)
ヒューマンドラマとして観た時にはかなり点数は高めでしよう。かなりの感動系です。

だが…!

米・中・香の合作映画なんですが。これも個人的な意見として、感動物語としたい米側と。よく聞く話として。中国ではドラマにせよ、映画にせよ。日本人を徹底的に悪人として描くと視聴率や興行成績が良い…のだとか。

そんな感動物語と、悪意を感じる勧善懲悪が。真夏の熱帯夜の中で、こちらの脳細胞と内臓を痛めつけに来る。
その辺りの食い合わせの悪さによる食あたりがもう何とも。
かなりの感動物語なんですけどねえ〜(´-`)

2018年8月1日 スバル座

コメントする
松井の天井直撃ホームラン