「透き通った空気に織り混ざる残酷さ」カランコエの花 euriさんの映画レビュー(感想・評価)
透き通った空気に織り混ざる残酷さ
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周りの人たちの、「守るつもりの優しさ」が逆に本人を傷つけていき、えっ、ここで終わるの?!という、見ている側にとって一番苦しいタイミングでエンドロールへ。ある意味救いの無い区切り方で、だから観た人はいったいどうすればよかったのかと自分でモヤモヤ考えるしかない。それがとてもよかった。
生徒たちの様子がわざとらしくなくとても自然に撮られていて、透き通った素敵な空気を醸し出していた。その空気感と、なんてことない日常の中で表れる残酷さが織り混ざっているところもとてもいいなと思った。
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