「新しいけれど自然な描き方」カランコエの花 andhyphenさんの映画レビュー(感想・評価)
新しいけれど自然な描き方
あぁ、こういう描き方があったのか!と思った。周囲の視点。分かっているようで分かっていない、差別というものの意識が全くなく差別している、分かりあおうとしてすれ違う。短い映画の中にこれだけの表現を詰め込めるのは巧いな...と思った。
若い頃ってああいう風に自分と違う人間(みんな違うのに)、自分の常識で測れないひとたちをナチュラルに受け入れない、「ないもの」としてスルーしてしまう傾向があると思う。「あるのが当たり前、違うのが当然」という当たり前の多様性を皆が獲得するのはいつのことなのだろう。というか自分も無意識ではそういうことをしているのではないか。ひたすらに考えさせられた。
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