「やっぱりオゾンは最高、裏切らない」2重螺旋の恋人 トマトマ子さんの映画レビュー(感想・評価)
やっぱりオゾンは最高、裏切らない
オゾンは現実と虚構と妄想を混ぜて翻弄してくるってわかってたから翻弄されないように観てたのに、見事に翻弄されてしまった!わかってても翻弄されちゃう。
オゾン映画のいいところは、ありがちな「観客を騙してやるぞ!」的なビックリ展開ではなく、ストーリーの捻りと演出の妙で自然に翻弄してくるかんじ、これが最高。
猫が要所要所でメタファーとして上手く使われていたのもよかった。最後のブローチとかね。美術館の展示品の使い方も上手い!邦題の二重螺旋はDNAのことなんやろうな。
そしてオゾン映画は基本エロチックやけど、今回その真骨頂というかんじやった。でも興奮するエロさではなく、痛々しいかんじのエロさ。これはマリーヌヴァクトの得意なやつね。
初見と2回目以降で見方が全く変わりそうなので、忘れた頃にまた観たい。
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