「チームものとして楽しむ」こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話 kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
チームものとして楽しむ
筋ジストロフィーの鹿野と、彼を支えるボランティアの姿が描かれた実話。
単純なお涙頂戴ではない。障害者が自分らしく生きること、そしてボランティアの意味を考えさせられる。
冒頭のバナナのエピソードはわがままに見えたが、その後のエピソードではわがままに見えなくなっていく。その変化もうまかった。あれで鹿野さんへの共感がしやすくなった。
ボランティアの人たちがチームとしてやりがいをもって取り組む姿はある意味感動的。実はこの映画のメインの魅力はチームものとしてのそれなのかも。
元々はノンフィクションの原作を、きちんとした物語に仕上げた脚本の成果のような気がする。
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