劇場公開日 2018年12月28日

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「タイトルと予告編にヤられる作品。」こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話 星のナターシャさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5タイトルと予告編にヤられる作品。

2019年1月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

難しい

タイトルと予告編にヤられる作品。

これは狡い!(いい意味で(笑))

正直やり過ぎな出だしだから、
これだけで拒否反応を示す人も多いと思うけど
そこは、大泉洋パワーがギリギリのバランスで
かろうじて乗り越えさせてくれるので
そこを耐えれば、内容の濃い映画ですね〜

主人公、鹿野さんの
「障害者の世話を家族だけがするものと言う風潮を変えたい!」
の通り、生きたい様に生きるその生き様に
感化されてゆく若者たちの姿が感動させてくれます。

年明けだし、清々しいものを観たい!と言う方にお勧めです。

で、月に8回程映画館に通う中途半端な映画好きとしては

大泉洋の
「何やってもどこか笑える不思議な存在感」が
十二分に発揮されてる作品。

共演の高畑充希の普通の女の子感が可愛いくて目が離せない〜
この人、全力で笑うと美形が崩れて庶民的な顔になる
そこも、愛嬌があって好きな女優さん〜
三浦春馬もちょっと屈折を抱えた青年なんてお手のモノ。

脇もみなしっかり固められているので
映画自体は安心して観られます。

ただし、鹿野さんの主張は解るけど
結局は鹿野さん個人の
発信力や人間力があってこそ実現できた生き様なんだろうと
思ってしまったんですね。

もしも自分が同じ様な境遇になった時、
こんなに親身に世話を焼いてくれる友達、
萩原聖人さん渡辺真起子さん宇野祥平さんが演じた
旧友3人自体が自分にはいないし、
やっぱりボランティアの人にあそこまで
自由にモノは言えない。

何もない自分〜〜

鹿野さんにヤキモチを焼いている自分に気がついて
自分が哀れになって、自分のために泣いてしまった。

だから、鹿野さんの様には
声をあげられない人(自分を含めて)のためにも
もっと世界を変えなくては〜〜
結構重い映画だと思います。

@もう一度観るなら?
「劇場で観ないとテレビだと現実的過ぎてもっと辛いかも〜」

星のナターシャ