「リアル観賞用男子」覚悟はいいかそこの女子。 やきすこぶさんの映画レビュー(感想・評価)
リアル観賞用男子
このジャンルの映画で主演が中川大志さん、外れるわけがないですよね。
ストーリー自体は、それ程ひねりは無いのですが、買ったアイスコーヒーを飲み忘れる位に見入ってしまいました。
中川さん、オーバーに自然な表情を作ってくれる。
また、凄くかっこいいですが、かっこ良さを出す事も消す事も、そして外面じゃなく内面のかっこ良さをにじみ出させるのも、自由自在に出来る感じ。
中川さんの表情やリアクションを観ているだけで飽きない、ある意味リアル観賞用男子です。
それと、中川さんを中心とする男子四人の掛け合いにリズム感がある。
なので、本当に仲良そうに見えるし、映画自体をテンポ良く感じさせる。この辺りも見入ってしまった要因かも。
さて、ヒロインの唐田さん。予告編を観た時には、中川さんと相性良さそうに感じて期待していたのですが、実際映画が始まってみるとそうでもなかった。
何を考えているかわからない感じは合っていそうなんですが、なんかしっくり来ないし、クールビューティーって感じでもない・・・。
だったのですが、観ているうちに気付いたら、はまり役だと感じてしまっている。
『寝ても覚めても』の時も同じような事を書いた気がするけど。
この映画の場合、後半に自然な笑顔のシーンが増えて彼女の魅力を出せたから、また中川さんに彼女の魅力を引き出す力があったのでしょうが、それだけじゃないような。
唐田さん、役になりきると言うより、役を自分に引き付ける不思議な力が有るのかも。よくわからないけど。
この映画も不思議と見入ってしまう作品でした。
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