レジェンド・オブ・ドラゴン 鉄仮面と龍の秘宝のレビュー・感想・評価
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3Dアニメーションに俳優をテクスチャーしている。 従って、俳優のア...
3Dアニメーションに俳優をテクスチャーしている。
従って、俳優のアクションには何一つ魅力は無い。
さて、中国制作の映画のようだが、アメリカでもこう言った演技がCG化される事と賃金の向上を願って、ストが決行されたと聞く。さて、この映画は中国映画だ。俳優の生活向上はどう言った行動を起こせば良いのだろうか?
俳優の演技のCG化に対する懸念は『バットマン』の時代から言われている事だ。AI等に一番影響を受けないと思われる表現に機械仕掛けを使う。つまり、作る側の問題だけではないと思う。俯瞰した言い草だが、この映像を見て、気分が悪くなると言わざるを得ない。しかし『分かっちゃいるけど、やめられない』のもあるが。
エンタメ作品の職人仕立て
地図作成者のジョナサン・グリーン(ジェイソン・フレミング)の冒険を描いた2014年のロシア映画「レジェンド・オブ・ヴィー 妖怪村と秘密の棺」の続編だが初見でも支障はない。
ジャッキー・チェンとアーノルド・シュワルツェネッガーが共演と言う話題作だがご両人は脇役というか色を添えている程度、主人公は中国茶葉の利権を巡り黒仙人一派の陰謀の犠牲となった白仙人(ジャッキー・チェン)の娘チェンラン(ヤオ・シントン)、敵役も偽チェンラン(李馬)だから戦闘シーンは紛らわしい。ロシアの監獄からジョナサンに助け出され故郷で黒仙人へのリベンジの大活劇。
ドラゴンは最後の方で出てくるがおまけ程度、第一、ドラゴンのまつ毛が延びて地にささり、そのエキスがおいしい茶葉を産んでいると言う設定は何?、中国のお伽噺由来なのかしら。
怪力の岩石男や雷放電男、爆音男など妙な怪人が出てくるが魔術でなく電気仕掛け、酒樽を被っての潜水術や傘グライダー等々、ドラゴンファンタジーなのに小道具は科学的と妙な取り合わせ。ネバーエンディングストーリーやロードオブザリングとか類似の冒険ファンタジーものとの差別化狙いなのでしょうか。
タイトルの鉄仮面はロシアのピョートル大帝と言う設定だが脇役の割に大風呂敷、共同制作のロシア色を出したかっただけのようですが海軍を作った軍人というだけあって嵐の海を乗り切る操船ぶりはパイレーツオブカリビアン並みの大迫力。
豪華スターや話題作のポイントを押さえた作風はそつがなくエンタメ作品の職人仕立てといった印象でした。
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