レジェンド・オブ・ドラゴン 鉄仮面と龍の秘宝のレビュー・感想・評価
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ジャッキーとシュワちゃんはオマケかな
現在の世界情勢を考えると、とても共同制作するなど考えられない、ロシアと中国とアメリカの合作のアクション・ファンタジー。映画界の中でも、ハリウットに負けじと幅を利かせている中国マネーの勢いを感じる。
物語の舞台は、最初は中世ヨーロッパのイギリスやロシアから、伝説のドラゴンに守られているという中国のある王国へと移っていく。そこは、王妃に化けた魔女が伝説のドラゴンを封じて、村人を力でねじ伏せ、苦しめていた。それを地理学者と共に幽閉されていた本物の王妃が、故郷に戻って、ドラゴンを復活させて、魔女を倒す、よくあるファンタジー。
それなりに、お金もかけて、ファンタジー感も満載で、中世のヨーロッパや中国の様子なども、CGでダイナミックな映像を映し出し、子どもは喜びそうな、ファンタジー・アクションだった。しかし、何かストーリーにしても、アクションにしても、一つ物足りなさは感じた。
主演の地理学者を演じるのは、90年代には、何本かの主役を務めたジェイソン・フレミング。そこに、王国の王妃役と魔女の二役で、ヤオ・シントンが演じでいる。東洋人の中に、ブロンドの西洋人が、際立つシチュエーションとなっている。
また、東洋と西洋の合作映画である象徴として、ジャッキーとシュワちゃんが揃って出演。2人が、指しで戦うシーンも含まれているが、物語的には、それほど関係ないようだった。むしろ、作品としての箔をつける為に、彼ら2人の人物設定をした感じは否めない。2人とも歳を取り、ジャッキーはまだまだ俊敏な動きだが、シュワちゃんは、老体鞭打ってのアクションが痛々しかった。
2022年 53本目
からくり
天龍を崇める中国の国で姫になりすまし乗っ取る妖女と、国を取り返すべく旅をする本物姫と仲間たちの話。
レジェンド・オブ・ヴィーの続編とのことだけど未鑑賞。
今作のバックストーリーの天龍や茶葉や白の仙人と黑の仙人の説明からスタートし、程なく手紙を読む体でヴィーの話も語られるけれど、今作との繋がりは登場人物だけらしい。
旅先で出会った中国人チェンランと共に中国を目指すジョナサンが放った伝書バトが切っ掛けで、幽閉されていたピョートル大帝とジョナサンのフィアンセが中国に向かうストーリー。
小さな国の覇権奪還の物語だけど、謎の妖術を絡めたバトルにアクションにみどころたっぷり。
そして龍やロシアの小鬼とファンタジー要素もなかなか、字幕が読めれば子供でも楽しめそうな。
ちなみにジャッキーとシュワルツェネッガーは賑やかしの客寄せパンダで、本編とは直接絡まず。とはいえ序盤でしっかりみせてくれるけれど。
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