「オバQ!?」A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
オバQ!?
クリックして本文を読む
デビッド・ロウリー監督作でどうしても観たかった作品。
A24らしく美しい映像に魅せきっている。
セリフがほとんどない分、劇伴が重要な役割を担っている。
交通事故でC(ケイシー・アフレック)が亡くなってから、M(ルーニー・マーラ)による
独演といっても過言ではない。
ラザニアをキッチンで座り込んで食べるシーン、
Cがつくった音楽を寝転びながら真顔で聴くシーン、
…はMの悲しさが溢れていて切なくなる。
それを見ている幽霊のCもせつない。
セリフがほんんどないながらも、感情が観客に伝わる素晴らしい演技である。
この世界観に没入していないとできない演技だろうと思う。
Cの幽霊は物理的に現世に存在してそう。シーツが物理的な影響を受けているから。
Cの幽霊の造形はオバケのQ太郎を彷彿とさせる。
デビッド・ロウリーはオバQに影響を受けたのだろうか。
幽霊同士のコミュニケーションは思念で伝わるっぽい。
子どもには幽霊が見えるんだな。
時間の流れの表現も秀逸。
外出するシーン×3連続、外の風景、などなど。
でもMが引っ越してしまった後の家の時間の流れは胡乱だ。
あくまでもC(幽霊)視点だからだろう。
家が廃墟になって壊されるのは、
途中でなんとなく予想ができたのだが(ハゲたおっさんが膨大なセリフを話しているとき)、
新しいビルが建つことまでは予想していなかったし、その後の展開も予想外。
過去の自分自身を幽霊視点で見ているのは新鮮。
だが、ヒントはあった。というかまさか伏線回収になるとは。
Mが壁に仕込んだメモをCが読めずに終わるのは残尿感。
だけど、きっと全てが報われたのだろう。
コメントする
