劇場公開日 2018年11月17日

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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリーのレビュー・感想・評価

全141件中、1~20件目を表示

4.0一組の夫婦と一軒の家をめぐるストーリー

2024年4月3日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

難しい

人は死んだらどうなるのか、誰もが一度は考えたことがあるはず。その問に対するひとつの考え方を描いた作品。
死を語ることは生を語ることだと思う。
地上の蔵のものは天上の蔵には持って行けない。せめて生きている間に感じた愛情や思い出を持って行けたら。そして、せめて誰か時々思いだしてくれたら。
大きな時間の流れの中で、ひとりの人生なんて束の間。死後の世界を考えることはどう生きるかを考えることだと感じた。

石の下のメモと、柱の隙間のメモにはなんて書いてあったのだろうか。

ゴーストのシーツの皺の表情に心が揺れた。

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イズボペ

3.5Artsy, Easy to Digest

2020年12月28日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

A cute concept of a central ghost character covered in a bedsheet. The film is a hodgepodge of pieces of great cinema, edited together like the final aging sequence in 2001 Space Odyssey while the sequences are slowly performed a-la Tsai Ming-liang. Scenes of the apparition are acutely spooky while the film is a tender love story. Optimistic themes of reincarnation. Off-balance music sequence.

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Dan Knighton

4.0地縛霊。

2018年12月31日
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悲しい

幸せ

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村山章

4.0人間の視点で観ない映画

2018年12月24日
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鑑賞方法:映画館

知的

死んだ男がゴーストになり、愛する女性を見つめている。これはそれだけの映画である。しかし、ゴーストは愛する者がいなくなった後も、その場にとどまり続け、変化を見届ける。全く起承転結のない作品で、ともすれば眠くなる作品だろう。しかし、異様な魅力を持った作品であると思う。

人間は自分の一生しか生きられず、自分の目線でしか物事を観察できない。しかし、ゴーストは悠久の時を生きる。歴史の大きな流れ、世界全体の時の流れの雄大さを、ただ白いシーツをかぶせただけのゴーストをそこに佇ませているだけで表現しているような、そんな不思議な作品なのだ。

人間の視点ではないなにかを映像化したと言えばいいだろうか。この映画を見る観客は主人公のゴーストと同じ視座にたって人間の営みを見つめることになる。この映画を観ている最中、普通の社会生活を送る人間の視点ではない視点に自分が立っていると感じさせてくれる。

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杉本穂高

4.0ゴーストという名の、流れゆく時間を見つめる定点カメラ

2018年11月27日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

見た目は可愛らしくてキャッチーでポップ。だがその実、本編そのものは極めてアーティスティックで実験性に富み、よくぞまあ、これほど作り手の意志をとことん尊重したモノづくりが貫かれたものだと感心させられる。もちろんこれを観て、あまりに起伏やセリフの少ないストーリーラインにすっかり飽きちゃう人もいるはずだ。しかしそれと同じ分だけ、ファーストカットから瞬時に惚れ込み、猛烈に心掴まれる人も多かろう。死んでもなお愛する人を想うラブストーリーとしても秀逸ながら、それ以上に人の意識や魂といったものが時空を超えてたゆたう様が、一瞬にして10年、100年をまたいで見せるスケール感が、ありきたりの死生観や宗教観のレベルをはるかに超えて胸を揺さぶってやまない。いつしか時の流れをじっと見つめ続ける悠久の視座のような役割を担うゴースト。ほんのわずかな壁の穴から壮大な宇宙を垣間見せてくれる”映像詩”にとことん魅了された。

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牛津厚信

2.5あの紙にはなにが書いてあったのか、めちゃめちゃ気になる…🫣

2025年8月7日
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夫に先立たれた妻の悲しみを、ずーーーーっと見てることしかできない幽霊の夫

はじめは妻の方に同情してたけど、だんだん立ち直っていくと、今度はその家にしか留まれない夫がずっと過去に囚われた悲しみの方がつらくなってきちゃって、
めちゃくちゃ切ない…

画面が正方形だったり、ワンシーンがめちゃめちゃ長かったり、セリフが全然なかったり、変わった仕様になってて雰囲気が出ててよかった😌

あの紙にはなにが書いてあったのか、めちゃめちゃ気になる…🫣

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ジュディス

4.5最後に安心した👻

2025年8月3日
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バタピー

3.0有限をもって虚無とするのは終焉ではなく人の心

2025年6月30日
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鑑賞方法:VOD

斬新

劇中名も無き登場人物が、何を残そうともいずれ宇宙は終わりを迎えると語る。しかしそもそも永遠を約束されることなど望むべくもない。
配信で見ると通信ディレイで止まったんじゃないかと思うくらいたっっっっぷりと間を取った演出は静謐と見るか冗長に感じるかで好き嫌いが別れようが、睡眠不足で観ない方がいい。

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くつむし

3.5時間がある時にみたい

2025年6月21日
スマートフォンから投稿

ゴーストが人生を体験する話

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effuone

3.5幻想的

2025年6月13日
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鑑賞方法:VOD

残された奥さんは悲くてもお腹は減り、どんなに辛くても明日がやって来る。前に進まなければ生きていけず全て時間が解決してくれる。また新しい出会いがあり未来がある。
それに対し、ゴーストは成仏されずに時間を彷徨っているだけ。
ゴーストが執着していた〝メモ‘’に何が書かれていたかは明らかではないが、多分大した事ではないと思う。メモにある奥さんの気持ちに触れた事で成仏されたのだと思う。

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ゆうき

3.0地縛霊?

2025年5月22日
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鑑賞方法:VOD
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ジャーニー

5.0こんな表現方法があるなんて!映画って素晴らしい!

2025年4月13日
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鑑賞方法:VOD

知的

象徴化された存在たちの舞台劇みたい。
ケイシーじゃなく、ルーニじゃなく、やっぱり主役はゴーストなんだ。
こんなふうに「切なさ」を表現できるなんて!
生涯ベスト10に入れたいほど素晴らしい。

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koby

5.0派手なことはないのに、衝撃を感じる

2025年1月19日
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鑑賞方法:DVD/BD
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つとみ

3.5感想メモ

2024年12月27日
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ヒラめ

3.5映像美が切ない心情を淡々と…

2023年9月13日
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鑑賞方法:VOD

往年の名作「ゴースト/ニューヨークの幻」をイメージしながら鑑賞したが、良い意味で大きく期待を裏切られた。ネオクラッシックと言うべきか?
ファンタジー感は確かにあるものの、本作のゴーストは日本でいうところの「おばQ」ばりで少々ずっこけ…(汗)
でも、澄んだ映像美の中、ワンカットの長さやセリフの少なさ等が独特な画面アスペクト比の中で切なさを大いに醸し出し、本作を良作まで押し上げたと思う。
正直意図するところは今一つくみ取れなかったかも知れないが、本作の重みはしっかりと感じられた。
派手なアクションもなく1から10まで説明してくれるドラマ物とは全く違うストーリー展開。映画はこれで良いと真に思うし、これぞ映画とも思う。

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いけい

4.0愛しいもの

2023年4月26日
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自分が愛しいもの・人の存在や、それへの執着で人格を保っているタイプの人間なので
シーツおばけになって立ち尽くす主人公に非常に共感してしまって胸が苦しかった。
自分もこうなってしまうような気がしてならない私としては、この物語が終始
悲しい優しさに包まれているのが救いに感じた。
スクエアに近い画面サイズによって、ちょっと観る側との距離感ができる感じもあって絵本のような童話みたいな空気に合っていて好き。
ルーニー・マーラのセリフ少ない中、たたずまいだけで魅せれる演技と存在感はこの作品でも抜群に発揮されててとてもよかった。
生者と死者のそれぞれの悲しみが静かに描かれている映画。

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madu

3.5自分が幽霊になったような感覚

2023年2月17日
PCから投稿

役者の顔も白いシーツに覆われてほとんど見えないし、セリフも少ない。シュールな現代劇のようなあいわば「アート系」の映画である。が、不思議と退屈ではなかった。
永遠のようにも感じる時間の中、他社と接触できず、目の前の出来事を眺め続けることしかできない。
観客であるはずの自分が幽霊になったような感覚に襲われる。
未練を残して死んだ場所から家族が消え、家が消滅し、新しいビルが建てられ、時代すら変わっても、ゴーストたちは現世への未練から同じ場所をさまよい続けている。
彼らが消える瞬間は、日本でいうところの「成仏」に近いのかもしれない、そう思った。

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Jax

3.5シーツは幽霊には必需品?

2023年1月3日
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 非常に異様な雰囲気がある映画でした。
 死んで、生前に何かしら未練があると、その未練が解消されるまで成仏出来ずにこの世に居座り続ける。大まかにはそんな話だと思うけど、終盤で開拓時代に先住民に無惨に殺された親子なんか、ものすごい怨念があると思うけど、幽霊になってない。なんでって矛盾を感じちゃいました。
 やっぱりシーツに覆られて安置されなけゃ幽霊になれないのかも?隣の家の幽霊も柄付きのシーツ着てたもんね。

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ジェット

1.0これはまたかなり独創的な…。 切ないとかいうレベルの話じゃなくても...

2021年11月30日
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鑑賞方法:VOD

これはまたかなり独創的な…。
切ないとかいうレベルの話じゃなくてもっと壮大で深いテーマがあるようなないような。
本当に面白くなかったし私は好きではないけど、決して駄作ではない。
刺さる人には刺さる作品だと思う。

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あかね*.+゚

4.0ルーニーを追って

2021年11月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

彼女の作品はどれも素晴らしい

魂は思いを諦めなければそこにとどまるのだと思います
人はよく存在の価値とか理由とか言いますね

私はあまり深く考えたことがない
大きな志があるわけでもないし心底死にたいと思ったこともないから
ただ毎日ダラダラとうっすらとした欲望を満たしているだけ
それくらいがちょうどいい感じなのです
困難にぶち当たってもどうにかなる、何とか乗り越えられると諦めずにやってきたしこれからもそうだと思う
望みといえば親より先に死なないことくらいかな
「順番は守れ」と父に言われましたからね
大いに満足した時に「もうこのまま死んでもいいかな」と頭をよぎったことは何度かあったけどそれもすぐに忘れちゃう
あまり深く考えすぎると手詰まりになって抜け出せなくなっちゃいそうでそんなのは困るけど私はそこまで思考の器が深くないらしい
知人にはそんな人がいましたよ、私は側でのほほんとするしかなく何も出来ませんでした

ゆっくりと時が流れる良い作品でした。

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カルヴェロ
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