「発砲美人」帰れない二人 梨剥く侍さんの映画レビュー(感想・評価)
発砲美人
漫才コンビ・カミナリのまなぶくん似の煮えきらないヤクザの男も、彼にひたすら執着し続ける女も、浮草のように漂泊していて、その無定見に苛立ちを覚える。「長江哀歌」はまだ三峡ダムという中核になるテーマがあったが、これは総じてとらえどころがない。
ここで描かれる中国はかなり荒んだ感じだが、習近平氏は看過したのだろうか(人名について、一般的に韓国人は原語読み、中国人は日本語読みという相互主義をとっているが、映画人はなぜか中国人も原語読みだ。シュウ・キンペイ↔ジャ・ジャンクー)。
2001年に「YMCA」や「CHA-CHA-CHA」で踊っているのもナゾだ。
コメントする