「動くコラージュ」イメージの本 N.riverさんの映画レビュー(感想・評価)
動くコラージュ
正直、内容を理解したかと問われたら、全くもって理解していないと言っていい。
ともあれ、ゴダール独特のシーンのつなぎ方は、カタチとしてとらえることができないモチーフを撮影する時の常套と解釈している。
つまり影像の全ては捉えたい物の落とす影であり、その外周風景だだからしてワンシーンワンシーンを細かく観察してもテーマを理解するに効果的とは思えず、ゆえに漠然と全体を眺め、写り込んでいない本体(テーマ)を連想しながら鑑賞した。
その独自の解釈による感想が以下。
言語は情報ではなく、言語こそがイメージであり
このイメージが芸術へ昇華した時、新たな時代を切り開く言語となる。
映像芸術が今後、進むべき方向性と課題を提示しているのか、なぁ? と。
かなり強引だが。
この手ごわさが魅力にも変わるゴダールよ、あっぱれ。
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