「目新しさがない」ワンダーランド北朝鮮 コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
目新しさがない
韓国出身の女性監督が、ドイツ国籍を取得して、北朝鮮在住の「一般人」を取材した映画。
日本の場合、けっこう情報を得られているおかげなのか、目新しさはない。
特殊なエリアである平壌だけでなく、地方農家や公務員画家、衣類工場の行員、学校の教師や生徒たちにインタビューしていく方式。
全ての撮影対象は、北朝鮮が用意して許諾を取った場所や人物なので、本当の一般人かはわからない。ロシア人監督映画「太陽の下で -真実の北朝鮮-」みたいに、全部台本があって演技してないか?
おまけに、この発言は本心なのか言わされていることなのか、光景はありのままなのか演出されたものなのか…?
こちらの心のフィルターがあるのかもしれませんが、繰り返し「偉大なる指導者さま」という言葉が挟まると、見たままを信じるわけにはいかないよねぇ。
真実と偽りの境界線がわからなくなりました
コメントする