愛唄　約束のナクヒトのレビュー・感想・評価

涙が…涙がとまらなくなる…。
二人が出会ったのは、運命としか言いようがない。

出会い方が素敵！
偶然道端で拾った文庫本がまさかの運命の赤い糸。
本に書かれている詩が、二人の心を強い絆で結びつけてくれます。

しかし男の子は、もう余命3ヶ月という絶望的な人生…。
もう、人を好きになることなんてないと思っていた矢先に、この詩に出会ってしまった…！
まさに、詩が彼の生きようとする生命力の源になっていきます！

しかし、死は刻々と彼を蝕んでいきます。

死を目の前にすればするほど、孤独を感じるトオル。
そんな彼と凪との出会いは彼の生き方を大きく変えてくれました！

死ぬ前に、特別なことをしようと決めた2人は、色々な約束をします。

太陽の登る姿を見ること。
大好きな人の手を握ること。
K(Kokoro)の公式を解くこと。

病気が進行すればするほど、お互いの気持ちが強く惹かれ合うのが切ない…。

命のカウントダウンの数字がゼロになったとしても、それでもいきたいと願う2人の強い意志。

こんなキラキラした2人が命を落としてしまうなんて…。
なんて残酷な世の中なのでしょう。

最後に凪が残してくれた愛唄。
この歌に込められたメッセージを噛み締めながら、友人が歌う姿に聴き惚れました。
まさに恋の唄ですね…。

感動をありがとう、素敵な愛をありがとう。
愛する人と一緒にこの映画を鑑賞することをお勧めします（笑）