愛唄 約束のナクヒトのレビュー・感想・評価
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タトゥーに隠された伏線にヤられる
重要なキーマンのタツヤの正体を最後に知ることで、彼の役割の大きさが胸に沁みる。 余命宣告 皆同じ反応をするだろうという錯覚 中には面白おかしく生きる決心をするヤツもいる。 時間があっても自分の好きなことに取り組まない人は多い。 取り組む時間がないと言い訳しながら年を取る。 「生きるとは時間の長さだけじゃない」 そもそも時間とは概念に過ぎない。 さて、 タツヤがバンドをやめたのは、おそらく余命宣告されたから。 結局曲も全く売れなかった。 テキトーに遊んで人生を終わらせるつもりだった。 そんな時屋上の縁に立つトオルを見かけ声をかけた。 たとえトオルがどんな悩みを抱えていたとしても、タツヤにとっては小さなことだと思った。 しかし、トオルはタツヤと同じ、それ以上に短い余命宣告を受けていた。 タツヤは同じ悩みを持つ同級生のために励まし、寄り添う気持ちになった。 同時にそれは、観察も兼ねていたのだろう。 そもそもしたいことなどなかったトオルだったが、偶然拾った本に書かれていた詩に涙する。 それが出会いの始まり 同時にそれぞれが持っている悩みがあぶりだされていく。 「息ができる幸せ」 おいしいと感じられること 楽しいと思えること 美しいと感動すること… この日常にあふれている幸せ一つ一つを端然と感じることができる幸せ 14歳でそれに気づき詩を発表した伊藤凪 彼女の長い闘病生活 次第に失われていく感情 書けなくなってしまった詩 それは、新しさがなくなってしまったからだろうか? 彼女自身が感じる死の足跡 しかし、彼女の詩集はいろいろな人の心の支えとなっていた。 その詩集を知っていたタツヤ 大きな伏線 凪の詩は「日常の幸せ」であって「慰めではない」 自分の本心に気づき女優を再開した相川ヒロノもまた彼女の詩集に救われた。 タツヤは余計なおせっかい者のようにトオルにデートなどのアドバイスをする。 もう自分の少し先を歩くトオルから目が離せなくなっている。 タツヤにとってトオルの存在は重要 死を目前にした同級生の生き方から必死になって何かを掴みたい。 そしてトオルは本気の恋をした。 応援したい。 やがて凪の命の火が消え、トオルも動けなくなってきた。 彼は凪のノートを渡し、「オレのために歌ってくれ」 あれ以来曲など書く気になれずにいたが、凪の詩に心が大きく揺れ動いた。 「愛唄」 タツヤはずっと応援してきたトオルに促され、気づけば曲が大ヒットしていた。 かつて描いた夢 余命はすでに「ゼロ」になっていた。 全力で挑んだ一瞬が、この世界に大きな足跡を残すことになった。 「巡りあわせとはこんなにも不思議なものなのか?」 タツヤはそう思ったに違いない。 燃え尽きた幸せ 燃やし尽くした幸せ 物語の随所に登場するタツヤ 出過ぎと思ってしまうところに隠された伏線 タツヤは誰にも自分自身の余命を語らないのは、面白おかしく生きる決断をしたとき、同時に他人に自分のことを言わないと決めたからだろう。 それを最後まで貫く。 それがタツヤという人物 まんまと騙された。 素晴らしい作品だった。
純粋に愛を求めるふたりの姿
先日劇場で観た「線は、僕を描く」の横浜流星&清原果耶のコンビが主役。 横浜流星扮する野宮透は、余命3ヶ月と診断された。そんな時に清原果耶扮する伊藤凪の詩がきっかけで成海璃子扮する元女優相川比呂乃と出会った。 「線は、僕を描く」のキリッとした清原果耶と違って、今回は儚げな病気がちの少女を演じててこちらも良かったよ。 相川比呂乃をほったらかしとか突っ込み処は色々あったが、純粋に愛を求めるふたりの姿に感動を覚えた。GReeeeN の歌がとても効いていて、本来悲恋なんだろうが完結出来たと思うべきなんだろうね。
限りある命を精一杯に生きる
清原果那と横浜流星を観る映画でした。 2019年1月公開作ですから2人とも若い!! 男のかたには果那ちゃんの初々しさを!! (まだ16歳だったかも) 女の人(オバサン含め)には流星くん。 流星くんなら『きみの瞳が問いかけている』のボクサーが忘れられない。 細マッチョの影のある役。 流星は寡黙な心の内を言葉に出来ない一途な男の役が似合います。 果那ちゃん出演作の『護られなかった者たち』 日本アカデミー賞最優秀助演女優賞に輝きました。 並み居るベテラン女優さんと互角以上に競り合い最優秀を獲得も納得でした。 受賞スピーチの落ち着き・・・頭のいい度胸の座った若き大物ですね。 難役を堂々と演じて可愛いだけじゃないのを印象づけた。 この映画『愛唄 約束のナクヒト』は『キセキ あの日のソビト』に続く 「GR eeee N」の映画第2弾で、脚本と音楽全般を担当した「GR eeeeN」の、 メンバーが実際に体験した出来事を基にしている。 『きみの瞳・・・』ほどには泣けなかった。 『護られなかった者たち』ほどには胸にズシーンと来なかったけれど、 好感の持てる真面目な作品でした。 就職早々に癌のステージ4で余命3ヶ月を宣告されるトオル(横浜流星)と、 病院で偶然知り合った伊藤凪(清原果那)のラブストーリー。 ラブストーリーという陳腐なカテゴリーに入れずに、限られた生を精一杯に輝かせる トオルと凪の3ヶ月を描くヒューマンストーリー。 余命宣告されショックを受け夜の街を彷徨うトオル。 落ちていた文庫本を拾う。 栞の挟んであったページをふと読むと、その詩集「k」は、ズシーンと心に響き いつか涙が止まらないトオル。 それが伊藤凪の詩集「k」との出会いだった。 トオルが病院で知り合った伊藤凪が詩集の作者と知る。 同じく余命わずかなトオルと凪。 そしてトオルは凪の望みを叶える夢叶え人になっていく。 一度も学校へ通ったことのない凪に、女子高生の制服をプレゼントして 高校に侵入したシーンは2人とも幸せそうに輝いていた。 凪が黒板に書いた数式。 i=私 y=あなた i≠yは、iとyは無限大の可能性があ。 凪にもトオルにも余命はわずかでも、精一杯生きればその生は無限の可能性。 【夜明けの海を凪に見せるトオル】 2人の未来は限りなく哀しいけれど、 余韻は悪くなかった・・・です。
Amazon primeのお薦めから
横浜流星さん、なんか良いですよね。 ちょっと影が有るくらいの役が嵌まる気がする ただ猫背で歩くのは、似合わないなぁ~。 表現が合ってるか分かりませんが、この作品 とてもオシャレで素敵ですね。 全編を通して悲しい・ドン底の内容なのに お涙頂戴に終始することもなく、つねに 大切な人を思い続ける姿勢に、映画なんだから この位のライトな感じが良いなぁ~。 と思いながら見てました。 最後の『間に合って良かった』ってセリフに 全てが救われる気がします。 まぁ、現実を体験された方、想像される方 親側の立場から見てしまわれる方、 そんな方々から見たら、非常識過ぎる作品で 気分を害される方も多そうですけどね。
日々の生活を送れているという幸せに気がつく映画
(原作未読、ネタバレなしレビュー) 清原果耶さん出演とのことで鑑賞しました。 ストーリーはおもしろいです。この手の作品は結構似てしまう傾向がありますが、既視感なく新鮮味のあるストーリーでたのしめました。 命を扱う映画として元気すぎたり、あまりにも無理をしていたりと突っ込みどころは多く少し現実味には欠けていますが、様々なキャストの行動に涙が止まりません。 ストーリー性や現実味はまずまずですが、キャストの演技は素晴らしいものです。清原果耶さんは素直でまっすぐな女子高生をうまく演じていました。かわいさの奥に演技の深さがあり心をうごかされました。 そしてラストには驚かされました。まさか、こんな結末だとは…泣きながら「えっ」と口が開いたままエンドロールを迎えました。 日々の生活に飽き飽きしているかた、コロナウイルスの影響で先が真っ暗な方に見てほしい作品です。
そうです
清原果耶が見たくて見ました。多分15歳位?マスコット的な立ち位置かと思ったら、しっかりとヒロインでした。横浜流星も素のかっこよさを抑えた演技で、飯島寛騎は初めて認識したんだけど、成海璃子も含めてみんな好感が持てる四人でした。清原果耶は今より少し若い顔で、もうイイとしか言えない存在感でした。
希望をもって生きていたい
余命がわからないから、今を生きることができないのか。 余命3ヶ月なら、一生懸命に生きられるのか。 なんでも後回しにしてしまう自分を恥ずかしくも思えてしまう。ただ、自分なりにバランスを取って、みんな今を生きている。見つめ直したくなった。 K=...iとyを使った数式は、うまい!と思った。方程式になぞって表現するとは、うますぎ!
歌聴いて初めて泣いた、マジか‼️❓
2度目の鑑賞。 最初、観た時は、ありきたりな展開で白けた覚えがありました。 今回、清原かやが、もうすぐ朝ドラなので、3月のライオンとか透明なゆりかご観て、そのついでに又観た。 なんだか新鮮な感じがしたのは、高校潜入のサプライズ、あー、こんなプレゼントなら恋するかも、思いやり半端ないから。 それと、こんなご時世なんで、余命のカウントダウンが真に迫るな感じが。 嘘話と思いながら、清原かやの涙にもらい泣きした、夜明けの朝日見ながら。 それとバンドの彼、自分も死にかけなのに人助けで尽くすなんて良い人すぎる、それも愛かな。 なんだか、現世で悪い奴しか見てないから、良い人しか出ない映画が心に染みるで。 あー、良い映画見て気分サイコー、特に、清原かやとバンドの彼と横浜流星と富田靖子の演技が良かった、余韻があるわ。
予備知識無しでWOWOWで視聴。横浜流星さんがアクション無しでも演...
予備知識無しでWOWOWで視聴。横浜流星さんがアクション無しでも演技で魅せることが出来る俳優だと再認識出来たのは収穫だった。清原果耶さんの演技力には、今回もまだ10代とは思えないほど感情が動かされてしまう。GReeeeNの歌が物語のベースになっているが、作中出てくる詩も含めてとても心地の良い作品でした。
55点
映画評価:55点 能天気で明るいだけのサカモトが泣くのは反則だ! もらい泣くしかないじゃないか。 日々、下を見続けてきた男が見つけたのは 《一冊の本》 その本を開いて読んだ事からこの物語は始まる。 余命宣告された男が 残された時間を一生懸命生きる類いの よくある話しなのだが 私は少し違う風に捉えた。 それは、 命とは長さでも密度でもなく、 何をなすのか? そう訴えかけられている気がした。 作品の売りとしては、 残された短い命が 線香花火の様な儚さに感じ 美しくて、切なくなる。 そういうやつなんだろう。 でも、きっとこれは 残された時間が短い人にあてたものではなく、 長い可能性がある人に向けたものだとしたら、 何を伝えたかったのだろう。 私は作中に出てきた 『毎日に夢中だから息する事さえ忘れてるんだ』 が引っかかっている。 それはsnsに夢中?、それは仕事に夢中? それはゲームに夢中? きっと私たちは死ぬまでの暇潰しに夢中なんだろうと。 特に死ぬ理由もないが、 何を成せば良いのか分からない人にとって、 その命の終わりまでの暇潰しが必要で、 命の長さを保つ為には生活しなくてはならない だから仕事している。 せっかく生きているのに、 何のために息しているのか分からない でも、余命が決まっていれば 残された時間で出来る事をやるのだ この作品では、アナタと朝日が見たい になる訳だ。 下ばかり見ていた男は 最後には空を見る様に変わっていた。 きっと何かを成して満たされたのだろう。 では、長いかどうか分からないが この残された命を使って、私は何をなせば良いのだろうか? 何を成せば満たされるのだろうか。 【2021.2.9観賞】
い~~~ネ! オジサンも好きです。
古くは『セカチュー』少し前は『キミスイ』直近は『君月』(若い方々のごとく略してみました!) もっと若かったら号泣できたんだろうな~でもちょっと泣いちゃいました。 白血病になっちゃう長澤まさみさんも、いまでは詐欺師のイメージが定着してしまいまいました! 杉本哲太さんがお父さんだったのに結構ビックリしました。『50回目の~』もよかったですよね。 平成半ばの作品ですものね~『セカチュー』 清原果耶さんなんか原作小説の発行時はまだ生まれてなかっただろうし、 映画上映の時でもまだ離乳食食べてたくらいでしょうし。 昭和、平成、令和と世代を超えてもこの手のは泣けますね~(いい意味で言ってるんですよ!) 『キミスイ』は小説で若干??だったのが映画で感動しました。 浜辺美波さん&北村拓海さんがよかったのかも?! 『ふりふら』(また若ぶって!)もよかったですもんね。 さて本題の『愛唄』 成海璃子さんと?ってな始まりからやっぱり横浜流星さんは年上好き? 深キョンは一回り以上だし、吉高由里子さんもたぶん小学校ではかぶってないくらいだろうし でも今回は清原果耶さんなので年齢的ストライクゾーンの広さに大物さを感じさせてくれました。 何回も書いたりしてますが清原果耶さん、横浜流星さん、そして仮面ライダーの子、若手の台頭が楽しみでなりません。30代40代の役者さんたち、頑張らないと彼らに席を譲らないといけなくなっちゃいますよ! また映画のモチーフである『GReeeen』の曲はいいですね~泣けますね~本題にと言いながら映画の内容にあまり触れすに申し訳ありません。 上映から2年も経っちゃったのでざっくばらんに書かせていただきました。 『ざっくばらん』って今の子たちに通じない???
【”毎日に夢中だから、息をしている事さえ忘れてるんだ・・” 一人の少女の詩が多くの人に齎した様々な奇跡。どのような状況でも、上を向いて生きる事の大切さを描いた作品。】
<Caution! 下記、内容に触れています。> ■今作の印象的な点 ・余命三カ月を告げられたノミヤトオル(横浜流星)が、ビルから飛び降りようとしたとき、声を掛けてきた男。彼は、・トオルの高校時代の友人でバンドデビューしたが、売れずに燻っていたサカモトタツヤ(飯島寛騎)だった。 タツヤは、トオルの病気を知るが、”お前、まだ生きてるじゃん!”と、敢えて明るく振舞い”余命までの時間を有意義に使うように、余命までの時間を腕時計にセットする。 - この、タツヤが友達想いのとても良い男である。 自らもバンドを続けられなかった屈託感をもちながらも、明るく、タツヤを励ますのである。 更に彼は”ある仕掛け”もする。再後半に効いてくる”仕掛け”である・・。- ・トオルが、相変わらず、俯きながら歩いている時に拾った伊藤凪の詩集『K』。そこには、”生きる喜びの言葉”が詰まっていた・・。思わず、その世界観に取り込まれていくトオル。 この詩集の持ち主で、何度も何度も読んでいた、元女優のアイカワヒロノ(鳴海璃子)。彼女は高校生の時に女優デビューを果たすが、クラスメイトの陰湿ないじめにより、女優を辞めていた・・。トオルは詩集を落としたアイカワヒロノに詩集を返そうとするが・・ - ここまでのシーンで、”この作品の構成”は、類推出来る。ここを良しとするかどうかで、この作品の評価は変わると思う。私は前者である。- ・トオルはタツヤのススメもあり、駄目もとで、ラインでヒロノを食事に誘う。そして、まさかのOKの返事。 ヒロノは、有名な女優(中山美穂)から、芸能界復帰を勧められていた。ヒロノは最初は断る・・。 ー けれど、トオルはヒロノの本当の気持ちが分かっていたのではないかな? それで、身を引いたのではないかな? 余命三カ月の自分の状況も考えて・・。ー ・早逝したと言われていた、伊藤凪(清原果耶:物凄い女優さんになられていく・・)は、生きていた! けれど、重度の血液の病気にかかっている彼女は、高校にも行けなかった・・。 - 凪とトオルが”偶然、出会い・・、”お互いにドンドン惹かれあって行く姿が素敵である。トオルは凪に高校生の服を送り、二人で高校にコッソリ乗り込んだり・・。高校生活を送れなかった凪のために・・。トオルの表情がドンドン明るくなっていく。 凪が高校の黒板に書いた公式。 (I+Y) 2 K(Kimochi)=( ----------- ) (I-Y) - ・凪は、”私、やっぱり朝日が見たい・・”と言い、トオルは凪を連れ出すが・・。 ・トオルは病室のベッドに横たわる凪に対し、初めて自分の気持ちを口にする・・。 <『公式の答:可能性は、無限大』 身体は滅びても、凪のトオルへの想いを込めた詩は、美しき曲となって、永遠に人々の中に残る。 病院の屋上で、トオルに向けて”愛唄”を歌う、タツヤの姿にイロイロと考えさせられる。”無償の献身” それは、自分も・・。 そして、ヒロノは、凪とトオルとタツヤの想いを受け、再び上を向いて歩きだした・・。>
いい話ではあるけど。。
いろいろ爽やか過ぎて重厚感に欠けるというのが率直な感想。最後の愛唄の歌唱部分はちょっとぐっときたけれど、全編を通じてややライトで物足りなさを感じてしまった。キセキの方が個人的には好み。
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