「メルヘンすぎて、入れない」愛唄 約束のナクヒト marumaru218さんの映画レビュー(感想・評価)
メルヘンすぎて、入れない
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現実からかけ離れていて共感できない。
主人公透はガンの告知を受ける。
ガンの告知は患者本人だけでなく、家族にも知らせることが多いと思う。
しかし、この映画では透が家族には知らせず、家族を悲しませるという、くだりがある。
透は社会人だが、大きな病気を患っても家族に知らせないことは、社会人として常識はずれと感じるし、登場する友人龍也や凪たちもそれを黙認したということは、社会人である自分としては、常識はずれとしか思えない。
確かに自分が若かった、例えば高校生の頃であれば、この点に違和感を覚えなかったと思う。でも、社会人になった今では、ここに描かれる透の行動は大人の判断ではない。
また、入院している凪を長時間にわたって外出させ、その両親から叱責されるるシーンがあるが、この点についても、現実の社会では起こり得ないことだ。
凪は既に長期間入院しているが、通常の病院であれば長時間の外出には外出許可が必要であり、外出中も連絡可能な状態であることが求められるはずだ。
透の実家に行ったり、海岸へ行くことは不可能である。また、そういう生活が長いから、凪の希望である「日の出が見たい」が叶えられていないという現実が、現実社会で凪と同じ立場の人々が抱えている問題なのだと思う。支離滅裂である。
非常に稚拙な内容と思った。
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