「新しい風を感じるラブストーリー」愛唄 約束のナクヒト 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)
新しい風を感じるラブストーリー
楽曲映画化プロジェクトは嫌っているんですけどね。。。
父と同じガンにより、3か月の余命宣告を受けた若者の主人公が出会いを通じて残り余命にて愛を奏でるお話です。
「また、そんな馬鹿な」みたいな設定なんです。
奇跡の様な繋がり合い、病気で死ぬラブストーリーなんて何種類も観てきた年配組に入って来た私。
病気や死を金儲けに使うなと言いたい気持ちも分かる。(しかもダブルかよと。)
でもね、昭和生まれの人間が平成で流行らせた様な死と隣合わせラブストーリーでは無いんです。
「ここは絶対泣かせてやろう」的な所には何故か泣くよりも清々しさが感じられる。
ベタな設定そっちのけで楽しめている自分がいる。
なんだろ?
時間的にそこに迫る死よりも、生を重要視しているからなのかな🤔(今までの映画は死の恐怖や寂しさを必ず演出するし。)
また、前向きでもあるし。
どこか映画の雰囲気に新しい風を感じました。
伊藤凪演じる清原果耶以外は大した演技も無いのだが、ニュージェネレーションに押し寄られた感もある。
若手の皆さんには今後期待します。
涙よりかは新鮮さが心に残る映画でした。
(現実路線の方には響きませんw)
ある意味詩の様な映画。いいと思います。
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bloodtrailさんのコメント
2019年7月4日
巫女雷男さんへ
毎度です! 俺、「愛唄」と「君は月夜に光り輝く」を時を経ずに観たんです。あれから数カ月。今、俺の頭の中では二作品がこんがらがって螺旋を描いてますw