「隠されたメッセージに耳を澄ませば」愛唄 約束のナクヒト ホワイトベアさんの映画レビュー(感想・評価)
隠されたメッセージに耳を澄ませば
思いがけず余命を宣告されたトオルと、不治の病と闘う伊藤凪。そんな二人が凪の詩集をきっかけに出会い、そしてお互いに決して先が長くないことを知りながら惹かれ合って行く、切なく悲しい物語。彼女の詩がトオルの励みになり、そのおかげで、それまでこれと言った取り柄も無く極々平凡に暮らしていた彼の最後の日々が、意思を持った輝かしいものに変わる... 名曲「愛唄」の裏にそんな秘されたエピソードがあったとは知りませんでした。そんな感動的な作品ですが、愛唄の演奏が弾き語り一度だけと言うのはちょっと寂しい。もっと繰り返し聞かせて欲しかったなあ。
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