イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたりのレビュー・感想・評価
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辛いとき空みあげよう
冒頭から、心臓がヒュンとする場面あり。宇宙映画のような音が何も聞こえない瞬間、呼吸音だけきこえる時間。雲に影がうつる瞬間。雪が舞う瞬間。とってもきれいなので、ぜひ大画面でみるべき。3Dで観たい。
街並みや馬車、色鮮やかなドレス、紳士のお洋服。(自分からは)非日常の世界。大きなスケール感、ちょっとしたエンタメ感。
どうにもならないと思ったとき、助けてくれるのは知識だなと思った。
あと、こうやって人類や科学は進化してきたのだなあと。「ばからしい」「そんなこと知ってなんになる」を跳ねのける意思があったからこそ天気予報があること、当たり前だけどすごい。
観る前は明るくきれいな映像を楽しめる作品なのかなと想像していたけど、
実際は、手に汗握るハラハラ展開、自分の指先も冷えくるような怖さもあった。ゼログラヴィティ感ある場面のところのカメラ回しはわざとかな。
(辛いときでも大変なときでも)空だけは開けている。そんなメッセージ性がある作品。
娯楽にしちゃいました。
1862年に気球で世界最高高度到達に挑んだイギリス人の話。
当時実際に気球で最高高度に到達したという事実を題材にしているけれど、かなりの部分がフィクションで、エンタメ作品になっている。
出発時間が迫り出資者がやきもきする中、道化の様に振る舞う女性操縦士が登場し、天文学者で気象学者の男と2人が乗った気球が浮上し物語がスタート。
2人の思いや原動力とここに至るまでの出来事をチョイチョイと交えながらみせていく。
考え方の違いによる衝突に、初めてみる世界での気付きや感動、勿論トラブルなんかもふんだんに織り込んでいてハラハラドキドキ&感動的な冒険劇だった。
明らかに準備不足でそんな訳ないだろうという出来事も多々あるけれど、現在の常識は160年前の非常識、又、その逆もありだし、あくまでも事実を元にしたフィクションだから、鵜呑みにしたり事実と違うとモンク言ったりは禁物ですよー。
家で観たんじゃ面白さ半減
美しく過酷な空の旅☆
知らなかった史実を映画を通して知るのは楽しい☆気象予報の始まりはこんなアナログな方法で命がけだったことに驚愕。いつでも新しい道を切り開くのは、彼らのような冒険家精神を持つ人たちの信念と勇気ある行動なのかも。
一見優雅に見える気球の旅。上昇するごとに新しい世界を発見し、その美しさにうっとりするけど、旅はどんどん過酷になっていく。その過程がほぼリアルタイムで進行しつつ、臨場感のある映像で一緒に気球に乗っているような感覚。
net配信が盛んな今、久しぶりに映画館で見る醍醐味を感じられる作品でした☆
映像は絶品
史実をもとにしたフィクション。面白いんだが、話盛りすぎでリアリティに欠けてる
あなたはジャッキー・チェンか?!
絶対凍傷になって手の指を何本も落としてるに違いない。などと手袋をしないアメリア・レンを見て思いました。それにしてもあんなことやこんなことも・・・死を目前にしたら大胆に攻める攻める。
ジェームス・グレーシャーが計器マニアという設定、アメリアが夫を気球で亡くしているという設定が物語を盛り上げました。そして序盤からハラハラさせる見事な脚本。犬を落としてしまうというところから心臓バクバクでした。さらに雲の中はジブリの実写版みたいなものですが、これがまた凄い内容。あれで何メートルくらいでしたっけ、もう天気予報がどうのこうのと言ってる場合じゃなくなりました。
さらに7000m。地上じゃエベレストの高さです。そりゃ酸欠になるわ、凍傷になるわで過酷な状況。おまけに降下するための弁が凍り付き・・・といった展開です。大気圏がある!などと今の科学に貢献していることは確かですが、さらにその上には地球温暖化で重要なオゾン層がある。などと考えてたら、気球の運命が・・・
どこまでが実話なのかはわかりませんが、高度10000mというとてつもない世界を映像によって体感できました。今日も寒いです。手がかじかんでタイピングもままならないというのに、よくぞあそこまで無茶したもんだ・・・マイナス50℃だそうです。
ねーさん頼りがいある
#イントゥ・ザ・スカイ
実話を元にしたフィクション…
強い精神力が叶えた夢
現在の天気予報が科学的に証明された日の出来事をthrow backしつつ、
飛行時間=(ほぼ)上映時間で制作した作品。
自分の夢+大切な人の夢を叶えようとする二人の主人公。
強い精神力が結果をもらたしたのだと思います。
“Caelum Certe Patent”(ラテン語)
素敵な言葉ですね。
ぜひスク―リーンで。
勇気と好奇心
もう少し工夫を・・・
昨日劇場でチラシを見つけて面白そうだと思い、劇場に足を運ぼうと思っていたのだが、何とアマプラでタダで見られるではないか。こういう公開方法はどうかと思うが、関心があったので見てみた。
内容的には男女二人の気象観測者が初めて1万メートル上空まで気球で昇り、そこで気象に関するデータを手に入れるという実話を元にした冒険物だ。でも正直言って演出が平凡過ぎて凡庸な作品に終始している。この作品もう少し何とかならなかったのか?という疑問ばかりが頭に残ってしまう。
彼等の飛行時間は2時間にも及ばなかったのだから、この時間をリアルタイムで観客に見せることは考えなかったのだろうか? 気球が浮上するシーンから始まって、画面上には飛行時間を表示する。合間にこの飛行に至った場面をカットバックで描いていく。
そういう工夫でもすれば臨場感が増し、観客は彼等と共にこの飛行を追体験出来たのではないだろうか。決して題材が悪いわけではないだけに、非常に残念な作品であるような気がしてならない。
気象予報の未来を変え壮大な物語
スクリーンで観るべき!
高所から見渡す景色や、気球の構造など、奥行と広がりのある映像は、大きなスクリーンで観てこそのものだと思いました。
プライムでテレビ画面/小さなPC/タブレット/スマホで見ると、全然驚きを感じられないはず。
同様に、雷のなる雲の中の音も、劇場の音響システムで味わった方がいいのだろうと
Amazonスタジオ制作なので、プライム配信はあるのだが、劇場公開するということで、(試写会に当選し)スクリーンで見られてよかったです。
全長71分と短いし、アクションは見応えあって面白い!
ただ、途中でたるく感じて、体感で120分前後に思えました。
思い返すに、主役2人が、それぞれ過去を思い出すシーンに冗長さを感じたのですが。
学会の無理解とか、死んだ亭主との思い出とか、情感に訴える演出が入っていたのですけれども、そこに「ありきたり感」と「リアリティのなさ」を感じちゃったのかと。
さらに加えて、セットや衣装以外で時代を示す手がかりが少なく、様々な小道具~たとえば手袋がない理由の提示がない、気圧計とか計測具をちゃんと写さない~がよくわからないことなどに「ごまかしてるな」という臭いを嗅ぎとってしまったような気もします。
また、現実では、気象学者ジェームズ・グレーシャーは、男性の気球専門家ヘンリー・コックスウェルと行ったのですが…
映画の中では、創作の人物、女性のアメリアになっておりました。
これも今の時代に合わせた改変か? と思いもしつつ、これもまた、ロンドンで女性の職業的地位が確立していないはずの1860年年代と思えない要因になってたりして。
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