劇場公開日 2019年3月22日

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ビリーブ 未来への大逆転のレビュー・感想・評価

全114件中、61~80件目を表示

4.0死屍累々の果てに

2019年4月13日
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鑑賞方法:映画館

なんだか劇中はずっと「うまくいかない」って話ばかりで最後に大逆転!ってなってもイマイチ盛り上がんないな〜、と思ってた。でもエンドロール見て、その後につらつら考えてみたら分かった。
今まで「うまくいかなかった」死屍累々たる性差別撤廃の裁判の果てに、その歴史が変わった瞬間があの最後の4分間だったのだと。その後の現在を知れば、あの4分間の重みってものが分かるね。劇映画としてはもう少し物足りなかったけど…

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ぱんちょ

5.0最初のハーバードの階段からラストの合衆国最高裁判所の階段までの一歩...

2019年4月12日
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最初のハーバードの階段からラストの合衆国最高裁判所の階段までの一歩一歩の足のショットが大変粋であり主人公の強い歩みを画で魅せてくる。突然の夫が倒れるシーンや家庭内で母と娘が対立するシーン、雨の中母と娘が和解するシーン全ての画の力が強く見惚れてしまった。

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fgh

3.5日本では逆回転中だけど。一歩ずつ進むのだ

2019年4月10日
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日本の憲法では男女平等が明記されているけど、もしルースと同じ手法を取っても勝てないだろうなと絶望感。

ただ、ルースの前にたくさんの戦って破れた人たちがいて、それも無駄ではなく一歩一歩進んできたのだという構成が前向きにさせてくれた。

これって、ローグワンと同じで、ルースがジンアーソにダブって泣けた。

また、男も役割に縛られている、という視点が現代的。当時からそれを主張してたのは先進的だ。

私もできることからやろう。現代日本では「奥さんはいい男選んでラッキーだね〜」って言われて怒ったら変人扱いだろな。ああ。

映画としては綺麗にまとめすぎ、みんないい人すぎ、悪役悪い顔しすぎ、とかあるけど。夫がパーフェクトすぎる〜。アーミーハマーは目が色っぽすぎて落ち着かなかった。

ミミレダーどうしてるのかなーと思ってたから元気でよかった。やっぱ女性監督は機会に恵まれないのかな。まだ頑張ってほしい。

2人とも学生でお金は?とかガンの話は?とかは置いといて。。ルースにはトランプが辞めるまでは生きててほしい。それにしてもアメリカ人って気が強いなあ。

ロースクールでみんなガンガン手をあげるのも新鮮。日本だとみんなおずおずしてるよね。ルースみたいに真っ直ぐ手を上げて行きたい。

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hyvaayota26

4.5法は人間が作っている

2019年4月10日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

当たり前のことで、でも当たり前に一筋縄ではいかないこと。今までにたくさんの勇気ある人たちが法を作ってきてくれたんだなぁと再実感した。
未来に向けて頑張らないといけないのは私たちなんだなぁと。
娘にも夫にも仕事にも当たり前のように情熱を傾けるルースがとてもかっこよかった!

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もりゆ

3.0スカッとした映画

2019年4月10日
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鑑賞方法:映画館

興奮

幸せ

女性が戦う話は勇気をもらえるから好きだが、一歩引いた視線があるのもよかった。
良くも悪くも夢中になると、論旨が変わってくるのは、女性特有なのか?
よき理解者である夫がいたことが、また彼女の頑張りや成功に繋がったのだと思うと、夫婦であってパートナーが大事であることを感じる。
彼女は法律に夢中になった。
世間を変えるという事より、正しいことをしたいという意思の強さと、その主張の持っていき方が良かったんだと思う。

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em

5.0史実だからこそ余計ドラマチックに思えた

2019年4月8日
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鑑賞方法:映画館

興奮

アメリカの法律のことだし、たくさんの法律の判例が出てくるし、かなり難しいところはあるけれど、素直に感動させるようにしっかりと分かりやすく作り上げられたら秀作だなと感じた。
フェリシティ・ジョーンズはじめ主要な登場人物は非常に格好良かったし、これぞまさしく清く正しき法廷ものだと思った。
こういう史実を劇的に描いたものもまさにアメリカ映画といえるのかもしれない。

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SH

3.0とんでもない努力家

2019年4月7日
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鑑賞方法:映画館

難しい

幸せ

それだけではないのだろうが、
二人分の講義を受け、
且つ首席で卒業なんてできるものではないだろう。

主題からは逸れてしまうが、
夫婦となった経緯や娘との交流などの
家族の背景が描かれているともう少し入りやすかったのかも。

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toosumi

3.5戦い続ける法律家

2019年4月7日
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鑑賞方法:映画館

知的

 シモーヌ・ド・ボーヴォワールの「第二の性」を読んだことのある人なら「人は女に生まれるのではない、女になるのだ」という有名な言葉をご記憶だと思う。性徴としての人間の雌が「かくあらねばならぬ」というパラダイムによって「女」にされていく過程をいみじくも言い表している。
 ボーヴォワールは実存主義をフランスに広めたジャン・ポール・サルトルの生涯の伴侶であった。サルトルは人間はアンガージュマンという選択の自由を常に持っている実存であると説いた。しかしボーヴォワールは、女は共同体のパラダイムによって選択の範囲を狭められ、そのため様々な可能性の芽を摘まれ、生き方を限定され、結果的に多くの不利益を被っていることを指摘した。
 「第二の性」が出版されたのは第二次大戦後の1949年。そこからさらに長い戦いが待っていた。本作品では、sexという単語と、genderという単語の両方が登場する。第一次性徴としてのsexに対して、genderはボーヴォワールの「女になる」という意味合いでの性を示している。
 本作品は、虐げられてきた女性の立場を法律面から解放し、女性の権利を取り戻そうと闘う女性法律家の話で、法廷闘争のドラマであるが、法律の専門的な理屈があまり登場せず、素人にもわかりやすい筋立てとなっている。
 そもそも法律が何のために作られたのかについては、共同体が成立した歴史を習った人間なら皆知っていると思う。狩猟採集の移住生活から始まり、やがて定住して牧畜や栽培に移行すると、作業協力や治水などでリーダーシップをとる者が現れる。最初はシャーマンなどの直感的なリーダーだったのかもしれない。しかしその後はリーダーが固定化し、世襲を繰り返すようになった。そして規則を定めて共同体内部を締め付ける。それが法律である。リーダーの目的は今も昔も共同体の維持と自分の地位を守ることだ。古今東西、あらゆる法はその目的に即して作られている。
 法が民衆の自由と平等のためでなければならないと決められたのは、市民革命以後のことである。日本でも戦後の憲法によって民主的な法体系の根本が決められた。それ以前は民衆のためではなく天皇と国のための法だった。
 アメリカ独立戦争後に起草された合衆国憲法には「人民とその子孫の自由の恩恵を守ることを目的として、合衆国のために憲法を制定する」と書かれている。この文章は人民の自由のためと、アメリカ合衆国のためという二重の目的の文章となっていて、アメリカ社会が愛国心と個人主義の間で引き裂かれ続けている原因のひとつであるような印象を受ける。
 社会科の復習みたいだが、三権分立の原則により、裁判所は法律が違憲でないかを審査する権利を持っている。しかし裁判所は滅多に違憲の判断をしない。それに本来は国権の最高機関であるはずの国会は内閣の法案の自動承認機関になっている。行政のやりたい放題である。アメリカも日本も同じだ。
 しかしアメリカは、弱体化しているとはいえマスコミがまだ第4の権力として事実を報道し、国民に判断材料を提供しているだけまだマシだ。日本のマスコミは完全に政府官邸の応援団となっていて、翼賛報道を繰り返し、大本営発表を垂れ流す。利権まみれのオリンピックに反対する気骨のあるジャーナリストはもはや日本には存在しないのだ。ギンズバーグのような戦い続ける法律家がいるアメリカが、ある意味羨ましくもある。
 役者陣は総じて好演。特に夫役のアーミー・ハマーが秀逸。控えめに妻を支える夫の遠慮がちな立ち位置を上手に表現していた。主人公を演じたフェリシティ・ジョーンズはいまひとつ知的さに欠ける部分があったが、意志の強さを眼差しに浮かべる演技は評価できると思う。
 原題の「The basis of sex」に対して邦題はいただけない。法廷ドラマらしく「性別の根拠」といった直訳的なタイトルにしたほうがよかった。大逆転した未来は、未だに訪れていないのだ。

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耶馬英彦

3.5女性への差別、区別?

2019年4月6日
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確かに性による差別は起こってしまうかもしれないけど、その前に同じ人間であることが大前提にならないとダメですね。

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ごっとん

4.0変化する社会、正義を創り続ける

2019年4月5日
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人間の平等を定めた憲法、しかし時代の変化はその平等の中身を問うている。

過去を知り未来を創る、そんな事を考えさせてくれた映画でした。

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Momoko

5.0勇気をもらえる

2019年4月3日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

幸せ

古い時代の差別に負けない、戦う女性の話でした。
女性というだけで、ハーバードをトップの成績で卒業したのに、どこの弁護士事務所にも入れないなんて、ひどすぎる!
60年代、70年代の衣装が素敵だった。

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ぴなちゃん

4.0基本的人権は天から与えられたものですが、それから派生するさまざまな...

2019年4月3日
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基本的人権は天から与えられたものですが、それから派生するさまざまな権利は憲法に保障されています。
しかし、現実に目の前にある法律はある目的を遂行する為に見落とされていたところを時代の変化を視点とした切り口で鋭くついていましたね。

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けいさん

4.0シンプルに、しかし今の時代にも訴えかける作品

2019年4月1日
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ドキュメンタリー公開も控えるRBGことルース・ベイダー・ギンズバーグの活躍を描いた映画。
今でもなお残る「男は仕事、女は家庭」が法で認められていた時代。あまりの男性のナチュラルな女性差別に辟易とするものの、それが普通だった時代が確実に存在し、それをぶち破るきっかけを作った女性。
頭は良いが法廷の駆け引きを知らず、頑固で料理はできない。完全無欠一辺倒ではない彼女はとても愛おしい。観ながらずっと応援してしまった。
アーミー・ハマーの夫も良い。彼が理解者であり続けたからこそのルース・ギンズバーグなのだということを端々に感じる。料理を作り、きっかけを与え、母娘の確執もうまく収める完璧夫である。
映画としてのカタルシスは最後の4分間に凝縮されている感があり、それが予測できるだけにもう少しパンチも欲しかった気がするが、実話に基づくという意味ではこのトーンがちょうどよいかも。
5月公開のドキュメンタリーも楽しみです。

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andhyphen

4.5感動の名作です!

2019年3月31日
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幸せ

萌える

フェリシティ・ジョーンズ最高に良かったです。
女性の権利回復を実現。実話です。
一番は素晴らしい旦那。見事でした。
ストーリーもよい。アクターもサイコー!

是非映画館で🎦

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タイガー力石

4.5慣習を正す事の難しさ

2019年3月31日
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1970より活躍していたルース ギンズバーグさんの
伝記である。
彼女はジェンダーフリーの旗手みたいに言われているが
最初は彼女自身も、フリーで無かったのを助手に諭される所は興味深いワンシーンだった。
どっちかに傾くと其の主義と違うと異物の様に扱うのは
この世界全体にある問題。
全体的に最初〜中盤までは男尊女卑を何気なく見せる手法でちょっと中弛み間は自分としてはあったけど、後半の肉付けは素晴らしかった。

法廷でルースが言った『国は直ぐには変わらないが、変化を容認する権利は認めて欲しい』
私はこの言葉が胸に刺さった。
なんにしてもそうだけど、伝統は重んじるは良いけれど、慣習は時代共に変化をする。
それらを容認まで行かなくても、受け入れて意見交換する
寛容さは持ちたいと思った。

自分の視野だけが正しいと思ってるひとがいれば
それはこの時代では沈んで行く人かと思う。

変化がより激しい時代。今まで培ってきたものを崩すのは大変な勇気が要ることですが、其れを持たないと
いけないことをこの作品は教えてくれた。

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snow

4.5時代が法を追い越して行く

2019年3月31日
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鑑賞方法:映画館

知的

だから法が置いてけぼりにならない様、変革していかなければならない。

スッキリするGenderもの。とにかく面白かった。ルース側の登場人物が揃って魅力的、人として。言う事が一々刺さるし、深いし、刺激されるし、普遍性ある事言うし、志はあるし、能力あるし、見ていても聞いていても飽きない。

法廷ものに移行してからはワクワクしながら楽しめました。メルとドロシー・ケニオンが好き。

急激過ぎる社会変革は避けるべきだと言う考えも支持する。何でもかんでも変革すりゃ良い、ってもんでも無いからして。

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bloodtrail

4.5当たり前を疑う

2019年3月30日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

1970年代までのアメリカに男女を差別する法律があったことを恥ずかしながらこの作品で初めて知り、凄く驚いています。なぜならウーマンリブはアメリカを中心として全世界に広がった運動だった為、アメリカは女性が堂々と権利を主張できる平等な国なのだと私自身が勝手に思い込んでいたからです。確かに日本よりも男女平等度が高いフランスでも、中絶が合法化されたのは日本から約30年ほど遅い1975年です。

作品を鑑賞していると男女平等が規定された日本の憲法そのものが、時代に先駆けた先進的なものだということに気づかされます。日本国憲法は第14条で法の下の平等、第24条で両性の本質的平等が定められています。アメリカ合衆国憲法にはこの男女平等の明記がありません。性差別の訴訟の際原告は、法の下での男女平等を指摘することができないそうです。だからこそ、作品で描かれた男女平等裁判には歴史的に大きな意味があるのだと思いました。

ルースは法科大学院に入学しても男子生徒のイスを奪った女子とされ、弁護士としても就職することができませんでした。また、裁判で争われた男性の事例も介護者の性的役割を決め付けたものです。これ、医学部入試で女子の入学に制限をかけたり、男女の役割が決められている現代の日本と同じだと思いました。

勘違いしたくないのは、ルースは女性の権利だけを主張しているのではないことです。男性であれ女性であれ、性別で職業が決まることや国の補助が受けられないことがおかしいと言っているのです。性差別に対して声を上げると「女性の権利ばかり」というイメージを植え付けられたり、逆に面白おかしく変人扱いされる風潮がありますが、本質は男女共に差別をされない事にあります。男性が女性を養わなければならないという考えも、男性が社会から受けている一種の差別なのではないでしょうか。

この作品の影響で私自身日本国憲法の男女平等が何の為に作られたのか、誰が作ったのかを調べたところ、「女性に人権がないと日本は平和になれない」事を理由として、若干22歳のベアテさんというアメリカ人女性が草案を作ったとありました。この憲法草案を作ってくれて、私は本当に感謝しかありません。

トランプ政権になってから政治的な素晴らしい作品が世界各国から沢山生まれてきていると感じています。アメリカはトランプを大統領にしてしまいましたが、危機感を感じた表現者は直ぐに行動に移しています。この作品から映画の持つ力を改めて感じたと同時に、日本でも政治的な問題を題材にしたメジャー作品も観てみたいです。今だったらネタも沢山転がってますし。

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ミカ

3.0良い映画

2019年3月29日
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鑑賞方法:映画館

登場人物が少し多かったり、判例がどうとかの話が出て来る度に、物語にちょっと置いて行かれそうになるんですが、最後まで眠らずに観ることが出来ました(笑)

普通に良い映画でしたが、法廷劇としては、"手に汗握る"という感じはあまりありませんでした。

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stoneage

4.0みんな自分のやりたいようにすればいい

2019年3月29日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

難しい

男女平等のための法律改正の裁判をした女性弁護士の話。
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この主人公の家庭がめちゃくちゃ理想だった。イケメンのアーミーハマーはやり手の弁護士兼、よき主夫。料理もできて、子供のおだて方もよく分かってる。
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一般の家庭ではお父さんが怒鳴ってそれをお母さんが後で優しくフォローするっていうシーンよく見るんだけど、この映画は完全に逆。お母さんに強く当たられた娘をアーミーハマーが優しくフォロー。
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それだからか、主人公よく青の服を着てる。青って一般的に男の色だけど、それをこの主人公に着せてたのがかっこよかった。
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これが理想の夫婦に見えるって一昔前だったらありえないんだろうな。時代は変わるな(笑).
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裁判では判事が何度も昔の歴史から見て女の人は家庭に入ることが当たり前とかなんとか言ってたけど、皆が皆それがやりたくてやってたわけじゃないし。
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私は無償で家族の世話と家事を一生しなきゃいけないのなんて死んでもやだって思うからなぁ。自分のやりたいことをやれる社会さえあればいいんだけどな。

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せつこん

3.5感動?

2019年3月28日
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実話なのだろうが、もっと最後に感動できるような演出を(勝つのは分かっていても)

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arajin