劇場公開日 2019年3月22日

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ビリーブ 未来への大逆転のレビュー・感想・評価

全133件中、61~80件目を表示

4.5目配りのきいた良い演出

2019年5月15日
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自由で平等やフェアを求めるのに、時代によってしみついた、女らしく育てられた振る舞いがちょくちょく出てしまうところがリアル。(ルースも、友達のメルもこびりついた常識にどこかとらわれてる)それが、娘によって気づくタクシーのシーン、ぐっときた。
見た目いかにも男らしい夫の方が頭が柔らかかったり。アーミーハマー、初めて素敵と思った。(これまでは、なんかイヤな役が多かったよ。スミマセン)
衣装も時代によってどんどん変わってそれがどれも素敵なんだ。
RBG、見に行くのが楽しみ!

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ユウコ

4.5差別と戦った女性とその家族への敬意が溢れる。

2019年5月14日
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「法の下の男女差別」が存在した時代がそう遠い昔ではないということに驚いた。しかし逆をとれば、この短い歴史の間に、これだけ女性の尊厳が保たれる時代に変わっていったのは、彼女ような弛まぬ信念を持った人々の賜物なのだと気付かされる作品だった。何も、自然に法や世間が自ら変わっていったわけではない、ということ。

同じ女性目線としては、ルース・ギンズバーグの女として、母としての強さに心打たれたし、とにかくカッコ良かった!教養のある女性は美しい…
私もこんな大人になりたいな。。

「RBG」も観なくちゃ。

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まる子

4.5百聞は一見に如かず/2019年に必見

2019年5月13日
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だいず

3.0『アラバマ物語』を議論する家族なんて・・・

2019年5月6日
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 そういや、自分ちでも冤罪について語り合ったことがありました(すみません、偽証罪です)。なんてことを考えながら『アラバマ物語』について思い出そうとしていたのですが、そのうち裁判所の向かって左の判事がグレゴリー・ペックに見えてしょうがなかった。いや、その前に夫が生存率5%の精巣ガンを克服したことに感動してしまい、その先、ちょっと記憶障害が起こってしまいました(汗)。

 弁護士の夢を半ば諦めて大学教授になったRBGことルース・ベイダー・ギンズバーグ(フェリシティ・ジョーンズ)。独身男性モリッツが母親の介護のためにかかった費用が、“男”であるために控除されなかったという裁判の記録を読んで、世の中を変える裁判になると確信して、自ら弁護を買って出るのだった。

 女性のための権利を勝ち取るストーリーだと思っていたのに、まさか男性に性差別があるという税法を取っ掛かりとしていた裁判だった。この展開の意外性の方が印象に残るが、以前にも女性の権利をキャシー・ベイツ演ずるドロシー・ケニオンが訴えていたという事実も面白い。ベイツといえば、いまだに『ミザリー』で演じたキャラが忘れられない。この鬼気迫る彼女の喋りでも裁判に負けたんだと思うと、勝ち目がない・・・

 報酬なんて無いに等しい、そんな勝ち目のない裁判を起こしてどうなるんだ?などと、感じながらも、歴史は、そして法律は世の中の空気によって変わっていくんだという言葉が痛烈に響いてくる。性差別よりも黒人差別の方が先に撤廃されているなんてのもアメリカらしい史実なのだ。

 ただし、女性の権利獲得は歴史的にみても当然のことであるし、誰かが突破口を開かなくてはならなかったこと。国連が主導的にグローバルな闘いが行われて、世界各国それぞれ違った事情があるものの、徐々に偏見は取り除かれている。女性参政権獲得なんてのもまだ新しい歴史の一つだ。

 ただ、この映画を観て爽快な気分になったり喜んだりしているだけでは価値がない。今、日本の政治家たちを見ていると、なんちゃら会議だとかアベちゃんだとかが“美しい国ニッポン”を求めて明治の世界に戻そうという動きがあったりする。その根底となる大日本帝国憲法とか家父長制度なんてのが復活すると、当然女子の権利ははく奪されるだろうし、普通選挙なんてのも昔に戻されるかもしれない。女性は子どもを産む機械としか思ってない“美しい国ニッポン”という発想。未来への大逆転はあるのだろうか・・・

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kossy

3.5☆☆☆★★★ クライマックスの4分間 まさにこの瞬間にこそ裁判映画...

2019年5月5日
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松井の天井直撃ホームラン

事実に基づくストーリー

2019年5月5日
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Scott

3.0未来は変えられる

2019年4月28日
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歴史を変えた男女平等裁判を描いた物語で実在する現役判事RBGの凄さを感じことが出来た。フェリシティ・ジョーンズも見事な役作りで嵌っていた。
2019-91

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隣組

3.0良作

2019年4月23日
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こういった類の作品は、全体の構成などというよりは、終わった後にどれだけ考えさせてくれるのか、というところが良作か否かの分かれ目ではないかと感じる。

彼女たちのような先人たちが開いてきた道を歩かせてもらっていると思うと背筋がピンと伸びる。

反面、教授たち、判事たちの意見から当時の雰囲気は、深層でどう思っているかは測れなかったが、女性蔑視というよりは単なる区別であり、それが”自然の法則”であること考えていたことがよく分かった。

差別をする人は差別を自認していない。

行くつく先はここなのだと、あらゆる差別に関する作品を見るといつもそう思う。

当時の教授たちに変えてよかったでしょ?と胸を張れる時期に今はなっていないが、その時代を次に作るのは誰なのか。

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ちゃん

4.5骨太でドラマチック

2019年4月20日
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男女同権のパイオニアを描いたドラマチックな作品。今でも男女が全ての分野で同じだけの力を持っているとは言い難いが、かつて法律で男女差別が公認されていた時代があった。アンフェアな法律ほど暴力的で理不尽なものはない。
安っぽい日本語版タイトルだが、実に見応えのある作品だった。

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あいわた

3.5それぞれの役割を果たすために

2019年4月16日
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泣ける

笑える

知的

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ワンランク上野おっ

5.0男性優位主義に戦いを挑む20世紀の『ローグ・ワン』

2019年4月15日
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クイーンズの貧しい家庭に生まれ育ったルースは苦学の末ハーバードに進学するがそこはやはり男性優位主義の世界。それでもルースは首席で卒業しただけでなくコロンビアも卒業、申し分ない学歴を手に入れながらもどこの弁護士事務所も彼女を雇わない。結局大学教授となったルースはある日税務弁護士である夫マーティからある訴訟記録を知らされる。それは母親を介護する独身男性が原告となって介護費用の控除を求めた訴訟で、介護費用の控除は女性にしか認められないとして敗訴したもの。この訴えが男女不平等を覆すきっかけとなると直感したルースは弁護人を買って出ることにする。

現役のアメリカ合衆国最高裁判事ルース・ベイダー・ギンズバーグの若き日を描いた実録ドラマ。男性社会に臆せず飛び込み時代と噛み合わなくなった法律を変えていこうと奮闘する20世紀を舞台にした『〜ローグ・ワン』と言っても過言ではないでしょう。50〜70年代にかけての男性優位社会で虐げられる女性達の粘り強い戦いを描くのであれば1クールくらいのドラマにぴったりの題材ですが、本作はその辺りは意外とサラッと描き一つの訴訟での攻防に焦点を絞ったタイトな作品。ルースを支える学生達、夫のマーティと娘のジューン、人権保護団体の代表メル、ベテラン弁護士ドロシー、原告のモリッツ、様々な人に支えれて戦うルースの姿が凛々しくてカッコいいです。

監督は久しぶりに名前を聞いた気がするミミ・レダー。登場人物の衣装が全部カッコよく、壁のポスターにもさりげなく皮肉を滲ませる繊細なユーモアも見事にハマった良作に仕上がっています。役者陣も全員素晴らしいですが特に印象的なのはモリッツを演じたクリス・マルケイ。悪役や物分かりの悪い父親役が多い役者さんですがここでは不器用で優しい男を自然に表現していて好印象。あとはルースの娘ジューンを演じたカイリー・スパイニー。彼女は『パシフィック・リム:アップライジング』の準主役のアマーラをやってた女の子。理論派の母親とぶつかり合う行動派で鼻息の荒い女の子を生き生きと演じていて、やっぱりこの子はスターになるべき女優さんだなと改めて確信しました。近々公開予定のドキュメンタリー『RBG 最強の85才』と併せて鑑賞したい作品です。

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よね

3.5強気と冷静と夢を武器に

2019年4月14日
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大阪ぶたまん

4.0死屍累々の果てに

2019年4月13日
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なんだか劇中はずっと「うまくいかない」って話ばかりで最後に大逆転!ってなってもイマイチ盛り上がんないな〜、と思ってた。でもエンドロール見て、その後につらつら考えてみたら分かった。
今まで「うまくいかなかった」死屍累々たる性差別撤廃の裁判の果てに、その歴史が変わった瞬間があの最後の4分間だったのだと。その後の現在を知れば、あの4分間の重みってものが分かるね。劇映画としてはもう少し物足りなかったけど…

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ぱんちょ

5.0最初のハーバードの階段からラストの合衆国最高裁判所の階段までの一歩...

2019年4月12日
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最初のハーバードの階段からラストの合衆国最高裁判所の階段までの一歩一歩の足のショットが大変粋であり主人公の強い歩みを画で魅せてくる。突然の夫が倒れるシーンや家庭内で母と娘が対立するシーン、雨の中母と娘が和解するシーン全ての画の力が強く見惚れてしまった。

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fgh

4.0係争中

2019年4月11日
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U-3153

3.5日本では逆回転中だけど。一歩ずつ進むのだ

2019年4月10日
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日本の憲法では男女平等が明記されているけど、もしルースと同じ手法を取っても勝てないだろうなと絶望感。

ただ、ルースの前にたくさんの戦って破れた人たちがいて、それも無駄ではなく一歩一歩進んできたのだという構成が前向きにさせてくれた。

これって、ローグワンと同じで、ルースがジンアーソにダブって泣けた。

また、男も役割に縛られている、という視点が現代的。当時からそれを主張してたのは先進的だ。

私もできることからやろう。現代日本では「奥さんはいい男選んでラッキーだね〜」って言われて怒ったら変人扱いだろな。ああ。

映画としては綺麗にまとめすぎ、みんないい人すぎ、悪役悪い顔しすぎ、とかあるけど。夫がパーフェクトすぎる〜。アーミーハマーは目が色っぽすぎて落ち着かなかった。

ミミレダーどうしてるのかなーと思ってたから元気でよかった。やっぱ女性監督は機会に恵まれないのかな。まだ頑張ってほしい。

2人とも学生でお金は?とかガンの話は?とかは置いといて。。ルースにはトランプが辞めるまでは生きててほしい。それにしてもアメリカ人って気が強いなあ。

ロースクールでみんなガンガン手をあげるのも新鮮。日本だとみんなおずおずしてるよね。ルースみたいに真っ直ぐ手を上げて行きたい。

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hyvaayota26

4.5法は人間が作っている

2019年4月10日
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楽しい

知的

当たり前のことで、でも当たり前に一筋縄ではいかないこと。今までにたくさんの勇気ある人たちが法を作ってきてくれたんだなぁと再実感した。
未来に向けて頑張らないといけないのは私たちなんだなぁと。
娘にも夫にも仕事にも当たり前のように情熱を傾けるルースがとてもかっこよかった!

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もりゆ

3.0スカッとした映画

2019年4月10日
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興奮

幸せ

女性が戦う話は勇気をもらえるから好きだが、一歩引いた視線があるのもよかった。
良くも悪くも夢中になると、論旨が変わってくるのは、女性特有なのか?
よき理解者である夫がいたことが、また彼女の頑張りや成功に繋がったのだと思うと、夫婦であってパートナーが大事であることを感じる。
彼女は法律に夢中になった。
世間を変えるという事より、正しいことをしたいという意思の強さと、その主張の持っていき方が良かったんだと思う。

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em

5.0史実だからこそ余計ドラマチックに思えた

2019年4月8日
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興奮

アメリカの法律のことだし、たくさんの法律の判例が出てくるし、かなり難しいところはあるけれど、素直に感動させるようにしっかりと分かりやすく作り上げられたら秀作だなと感じた。
フェリシティ・ジョーンズはじめ主要な登場人物は非常に格好良かったし、これぞまさしく清く正しき法廷ものだと思った。
こういう史実を劇的に描いたものもまさにアメリカ映画といえるのかもしれない。

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SH