ビリーブ 未来への大逆転のレビュー・感想・評価
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目配りのきいた良い演出
自由で平等やフェアを求めるのに、時代によってしみついた、女らしく育てられた振る舞いがちょくちょく出てしまうところがリアル。(ルースも、友達のメルもこびりついた常識にどこかとらわれてる)それが、娘によって気づくタクシーのシーン、ぐっときた。
見た目いかにも男らしい夫の方が頭が柔らかかったり。アーミーハマー、初めて素敵と思った。(これまでは、なんかイヤな役が多かったよ。スミマセン)
衣装も時代によってどんどん変わってそれがどれも素敵なんだ。
RBG、見に行くのが楽しみ!
差別と戦った女性とその家族への敬意が溢れる。
「法の下の男女差別」が存在した時代がそう遠い昔ではないということに驚いた。しかし逆をとれば、この短い歴史の間に、これだけ女性の尊厳が保たれる時代に変わっていったのは、彼女ような弛まぬ信念を持った人々の賜物なのだと気付かされる作品だった。何も、自然に法や世間が自ら変わっていったわけではない、ということ。
同じ女性目線としては、ルース・ギンズバーグの女として、母としての強さに心打たれたし、とにかくカッコ良かった!教養のある女性は美しい…
私もこんな大人になりたいな。。
「RBG」も観なくちゃ。
百聞は一見に如かず/2019年に必見
ルースベイダーギンズバーグという名さえ聞いたことがなく、邦題が『ビリーブ―未来への大逆転―』と来たからには、だっせーと反射で思って素通りしようとしていた本作。
ですが、予告を何回か見ていて男女差別についての法廷劇か…時期的に必見なのかもと思いなおし見てきました。
これはね、本当に見てよかったです。
あらすじにもあるように、実在人物の映画で、ルースは現役の最高裁判所判事です。ちゃちゃっとググれば概要がゲットできる類の話です。あらすじは予想の範囲であることは間違いありません。ですから、ラストでどんでん返しとかの驚きを求めている人には、「見なくても分かる映画」に分類されると思いますます。が、
百聞は一見に如かずだと思いました。
史実で構成された話なんだからあらすじだけで十分、といわずに見てください。
受ける刺激が違います。体に響く衝撃が違います。
コロンビアのロースクールを首席で卒業した人が採用されない現実、50年代~70年代にあって妻を人間として敬える夫の希少性、ロースクールの偉い人達の男尊女卑のブタ度、経験が乏しいのに四面楚歌で始まった控訴審の流れを勝利へと引き寄せた弁論の論理性と迫力。
悔しかっただろうな、夫素敵すぎるな、こいつらみんな爆発してくれ、怒りが弁論を冴えさせた瞬間の「キターーーーーー」って気分。
割と地味な映画ですが、わたしはすごく興奮したし、憤怒もした。喪失感を噛みしめ、ラストはスタンディングオベーションで拍手を(心の中で)しました。
クソゲーな世界をサバイブし、更に後進のための道を開いてくれた大先輩に敬礼です。
ドキュメンタリーのRBGも絶対見ようと思います。
2019年の日本では、現実は依然クソゲーな世界ですが、性差別を含めた人権保障にまつわる現実が劣悪であることがそこここで話題になるようになり、やっと問題があることの可視化が広がってきたように思います。
そういった時代にあって、よっしゃルース姉さんみたいに、悪手に悪手で報復するのではなく、完璧な好手で、真正面から立ち向かうやり方で、クソゲー世界をサバイブしてやるぜ!という妙なパワーがわきました。
そして、アメリカの憲法には男女平等の文言はないってことを知り、びっくりしました。そうらしいです。
日本の憲法は第14条で「すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。」って書かれているので、まぁ実現はされてないけれども絶対守る約束として掲げてくれてるので、そこに違反してまっせと言えるんですか、アメリカはそれがないので、1つ1つの判例で積み上げて行かなくてはいけなかったんですね。
先人の戦いの後を、のほほんと享受しているので、こういう激戦の跡に触れるとちょっとだけ背筋がピリッとします。
『アラバマ物語』を議論する家族なんて・・・
そういや、自分ちでも冤罪について語り合ったことがありました(すみません、偽証罪です)。なんてことを考えながら『アラバマ物語』について思い出そうとしていたのですが、そのうち裁判所の向かって左の判事がグレゴリー・ペックに見えてしょうがなかった。いや、その前に夫が生存率5%の精巣ガンを克服したことに感動してしまい、その先、ちょっと記憶障害が起こってしまいました(汗)。
弁護士の夢を半ば諦めて大学教授になったRBGことルース・ベイダー・ギンズバーグ(フェリシティ・ジョーンズ)。独身男性モリッツが母親の介護のためにかかった費用が、“男”であるために控除されなかったという裁判の記録を読んで、世の中を変える裁判になると確信して、自ら弁護を買って出るのだった。
女性のための権利を勝ち取るストーリーだと思っていたのに、まさか男性に性差別があるという税法を取っ掛かりとしていた裁判だった。この展開の意外性の方が印象に残るが、以前にも女性の権利をキャシー・ベイツ演ずるドロシー・ケニオンが訴えていたという事実も面白い。ベイツといえば、いまだに『ミザリー』で演じたキャラが忘れられない。この鬼気迫る彼女の喋りでも裁判に負けたんだと思うと、勝ち目がない・・・
報酬なんて無いに等しい、そんな勝ち目のない裁判を起こしてどうなるんだ?などと、感じながらも、歴史は、そして法律は世の中の空気によって変わっていくんだという言葉が痛烈に響いてくる。性差別よりも黒人差別の方が先に撤廃されているなんてのもアメリカらしい史実なのだ。
ただし、女性の権利獲得は歴史的にみても当然のことであるし、誰かが突破口を開かなくてはならなかったこと。国連が主導的にグローバルな闘いが行われて、世界各国それぞれ違った事情があるものの、徐々に偏見は取り除かれている。女性参政権獲得なんてのもまだ新しい歴史の一つだ。
ただ、この映画を観て爽快な気分になったり喜んだりしているだけでは価値がない。今、日本の政治家たちを見ていると、なんちゃら会議だとかアベちゃんだとかが“美しい国ニッポン”を求めて明治の世界に戻そうという動きがあったりする。その根底となる大日本帝国憲法とか家父長制度なんてのが復活すると、当然女子の権利ははく奪されるだろうし、普通選挙なんてのも昔に戻されるかもしれない。女性は子どもを産む機械としか思ってない“美しい国ニッポン”という発想。未来への大逆転はあるのだろうか・・・
☆☆☆★★★ クライマックスの4分間 まさにこの瞬間にこそ裁判映画...
☆☆☆★★★
クライマックスの4分間
まさにこの瞬間にこそ裁判映画の真髄が有る。
「キキ! 素晴らしかった!」
「まだ判決は出て無いわ」
「どうでもいい! アレが正義だ!」
泣かせるんじゃねえよ!この野郎(;´д`)
2019年3月28日 TOHOシネマズ日比谷/スクリーン13(旧 新・みゆき座)
事実に基づくストーリー
《RBG》の予告編みて「面白そう」って思ってたら、ルース・ベイダー・ギンズバーズの映画がやってたから観たの。
事実に基づくストーリーだから「え?」と思うところもあるのね。弁護士を諦めて教授になっちゃうとか。
それでもミセス・ギンズバーグの周囲で起こることを丁寧に描いていって、細かな伏線を張っては回収して、話は進んでくの。
『男性介護者には補助金が出ない』というのを『これは差別だ』として、これを契機に合衆国憲法に潜む男女差別撤廃を目指して闘うことにするんだよね。
でも、ミセス・ギンズバーグ法廷経験がないから、弁論がダメ出しされちゃうの。『もう駄目だ』と思ったところで反発してた娘が『私のためじゃなかったの?』っていうところが良かった。次の世代に、良い社会を残すために闘ってんだよね。
そして臨んだ裁判では、最初さっぱり駄目なんだけど(何が駄目かは良く解らないんだけど、どうも出演者の反応からすると駄目なの)、最後の反論で逆転すんのね。
ここ、良く解らないの。だから「そうなんだあ」と思って観るだけ。事実に基づくストーリーだからしょうがないね。
多分、判事の一人もさりげなく味方で、そことやり取りしながら引っくり返したんだと思うんだけど、その辺はあんまり深く触れてないかな。
映画の狙いと関係なく思ったのは、アメリカの人は裁判はディベートに過ぎないってことを良く知ってるね。法廷が真実を暴く場所だとは思ってない。アメリカは訴訟社会だっていうけど「揉めたらディベートで決めようぜ!」ってことなんだろうな。
こういう人達と外交でやり合っていたのかと思うと、日本政府関係者の皆様に対して優しい気持ちになったよ。
良作
こういった類の作品は、全体の構成などというよりは、終わった後にどれだけ考えさせてくれるのか、というところが良作か否かの分かれ目ではないかと感じる。
彼女たちのような先人たちが開いてきた道を歩かせてもらっていると思うと背筋がピンと伸びる。
反面、教授たち、判事たちの意見から当時の雰囲気は、深層でどう思っているかは測れなかったが、女性蔑視というよりは単なる区別であり、それが”自然の法則”であること考えていたことがよく分かった。
差別をする人は差別を自認していない。
行くつく先はここなのだと、あらゆる差別に関する作品を見るといつもそう思う。
当時の教授たちに変えてよかったでしょ?と胸を張れる時期に今はなっていないが、その時代を次に作るのは誰なのか。
骨太でドラマチック
男女同権のパイオニアを描いたドラマチックな作品。今でも男女が全ての分野で同じだけの力を持っているとは言い難いが、かつて法律で男女差別が公認されていた時代があった。アンフェアな法律ほど暴力的で理不尽なものはない。
安っぽい日本語版タイトルだが、実に見応えのある作品だった。
それぞれの役割を果たすために
実話を基にした女性弁護士ギンズバーグ夫妻の軌跡を辿ったドラマ。自分の場合は男性の立場から観たわけですが、中盤までの夫・マーティのように「なんだそんなこと」と言ってしまいかねない無意識の差別という現実がいつも横たわっていることを我々は常に意識していないといけないと思います。最後の見せ場、法廷でのやり取りは圧巻ですね。空気を操る手練れ同士のやり取りに群衆の空気が操られていき、ほんの少しの手がかりを辿って逆転を勝ち取ったルースの凛とした表情・立ち振る舞いは忘れられません。あらゆる人が選択できる立場になるために闘い続けたギンズバーグ夫妻に敬意を示しつつ、あなたも同じというメッセージを静かに受け取れるような映画です。
男性優位主義に戦いを挑む20世紀の『ローグ・ワン』
クイーンズの貧しい家庭に生まれ育ったルースは苦学の末ハーバードに進学するがそこはやはり男性優位主義の世界。それでもルースは首席で卒業しただけでなくコロンビアも卒業、申し分ない学歴を手に入れながらもどこの弁護士事務所も彼女を雇わない。結局大学教授となったルースはある日税務弁護士である夫マーティからある訴訟記録を知らされる。それは母親を介護する独身男性が原告となって介護費用の控除を求めた訴訟で、介護費用の控除は女性にしか認められないとして敗訴したもの。この訴えが男女不平等を覆すきっかけとなると直感したルースは弁護人を買って出ることにする。
現役のアメリカ合衆国最高裁判事ルース・ベイダー・ギンズバーグの若き日を描いた実録ドラマ。男性社会に臆せず飛び込み時代と噛み合わなくなった法律を変えていこうと奮闘する20世紀を舞台にした『〜ローグ・ワン』と言っても過言ではないでしょう。50〜70年代にかけての男性優位社会で虐げられる女性達の粘り強い戦いを描くのであれば1クールくらいのドラマにぴったりの題材ですが、本作はその辺りは意外とサラッと描き一つの訴訟での攻防に焦点を絞ったタイトな作品。ルースを支える学生達、夫のマーティと娘のジューン、人権保護団体の代表メル、ベテラン弁護士ドロシー、原告のモリッツ、様々な人に支えれて戦うルースの姿が凛々しくてカッコいいです。
監督は久しぶりに名前を聞いた気がするミミ・レダー。登場人物の衣装が全部カッコよく、壁のポスターにもさりげなく皮肉を滲ませる繊細なユーモアも見事にハマった良作に仕上がっています。役者陣も全員素晴らしいですが特に印象的なのはモリッツを演じたクリス・マルケイ。悪役や物分かりの悪い父親役が多い役者さんですがここでは不器用で優しい男を自然に表現していて好印象。あとはルースの娘ジューンを演じたカイリー・スパイニー。彼女は『パシフィック・リム:アップライジング』の準主役のアマーラをやってた女の子。理論派の母親とぶつかり合う行動派で鼻息の荒い女の子を生き生きと演じていて、やっぱりこの子はスターになるべき女優さんだなと改めて確信しました。近々公開予定のドキュメンタリー『RBG 最強の85才』と併せて鑑賞したい作品です。
強気と冷静と夢を武器に
1970年といえばついこないだ。
人類は月に、大阪は万博だ。
女性だけでなく
ジェンダーにおける差別を
法律を変えて
保護される
それと戦った女性いや家族の話だ。
監督は、ミミレダー
プリシティジョーンズがキュートだ。
娘さん役のケイリースピニーも可愛い
死屍累々の果てに
なんだか劇中はずっと「うまくいかない」って話ばかりで最後に大逆転!ってなってもイマイチ盛り上がんないな〜、と思ってた。でもエンドロール見て、その後につらつら考えてみたら分かった。
今まで「うまくいかなかった」死屍累々たる性差別撤廃の裁判の果てに、その歴史が変わった瞬間があの最後の4分間だったのだと。その後の現在を知れば、あの4分間の重みってものが分かるね。劇映画としてはもう少し物足りなかったけど…
最初のハーバードの階段からラストの合衆国最高裁判所の階段までの一歩...
最初のハーバードの階段からラストの合衆国最高裁判所の階段までの一歩一歩の足のショットが大変粋であり主人公の強い歩みを画で魅せてくる。突然の夫が倒れるシーンや家庭内で母と娘が対立するシーン、雨の中母と娘が和解するシーン全ての画の力が強く見惚れてしまった。
係争中
ちょっと色々考えさせられる。
好感が持てるのは「男女平等」の肯定的な意見だけではなく、否定的な意見もしっかりと盛り込んである事だった。
肯定的な側面だけ描かれていたならば、ヒステリックと書いたかもしれない。
男女平等は幻想だと思ってて…やたらに権利だけを主張する時流にうんざりともするんだけど、この映画を観てちょと変わった。
「選択の自由を平等に与えるべき」って事だったんだな。
それならば凄く得心がいく。
そこから先の変化はオマケなんだな。
その選択を保護や保証できるような社会を整備していってるわけだ。
そして今も変化の途中なわけだ。
安定しているわけではなく、ガンガン世界は変わっていく。
言ってしまえば、その変化の原因だ。
…未来において「元凶」とならなければいいのだけれど。
対立する弁護士たちは口を揃えて言う。
「未来の子供達の為に勝たねば」
一方は女性の社会的地位の確立を。
一方は家庭の崩壊を。
前者はここで語らずとも何度も耳にする。
後者はかなりダイレクトな問いかけだった。
「ただいまと帰って来た子供を誰が迎えいれるのだ?子供達に寂しい思いを強いるのか?」
作品は語る…「今後、数千年の未来に関わる判例になる」と。
今、まさに変化のウネリの中にいる。
拡大解釈かもしれないが、少子化が進む原因の一端なのかもと思う。
セクハラやパワハラなんて言葉は生まれなかったかもしれない。
…子供の自殺とか、幼児虐待も減っていたかもしれない。
そう思えば、人の営みを根源から覆したと言えなくもない。
そのかわり女性が社会に進出した事によって築かれた恩恵も功績も享受できんが。
今は変革の途中なんだろうと思う。
その壁をぶち壊した事によって吹き出したウミを取り除いている最中なのだと。
ただもう後戻りは出来ない。
変わっていくしかない。
受け入れる他、術がない。
人類の意識を変化させた偉人になるのか、人類を滅亡の危機に直面させた大罪人になるのか…当事者達は、そんな事まで考えなかったとは思われる。
ただ、当時の女性達が置かれていた環境を思うと、偉業なのは間違いない。
選択の自由は権利としてあって然るべきだ。
その結果、折り合いがつかない事も出てきて当たり前だ。自由なのだから。
前出の帰宅時の子供の事にしたって、女性じゃなきゃダメって理由などない。
どっちが居てもいいんだ。
だが、しかし、どっちもが居なくてもいい理由にまで波及させちゃダメなんじゃないかと。
履き間違えちゃいけないのは、どっちかが居れる環境にしていこうって事なのだと思う。
そうする為の折り合いであり、着地点をそれ相応の代償を払いながらも探している途中なんだと思う。
ラストに出てきたご婦人はご本人なのかな?
穏やかな表情ではなく、ご高齢になっても険しい顔をされていたので、まだまだ彼女は戦っているのだなぁと思う。
そりゃあ相手が数世紀を経た歴史なんかでもあるので、この牙城を崩すのは並大抵の事ではないのだろう。
まだまだ答えは出ないんだろうな。
今の世の中が少なくとも破滅や破綻に向かってない事を祈る。
なんていうか、女性が社会に進出できなかった理由は「女は家庭を守るべき」って事ではなくて「子孫を維持する為に、女性を家庭で守るべき」ってのが発端だったような気にもなる。
それほど尊い存在なのだと。
まぁ近代社会において命の危険に晒される事も、まずないんだけどさ。
なんかそんな事を色々考えたなぁ。
いゃあ、色々根深いなぁ。
日本では逆回転中だけど。一歩ずつ進むのだ
日本の憲法では男女平等が明記されているけど、もしルースと同じ手法を取っても勝てないだろうなと絶望感。
ただ、ルースの前にたくさんの戦って破れた人たちがいて、それも無駄ではなく一歩一歩進んできたのだという構成が前向きにさせてくれた。
これって、ローグワンと同じで、ルースがジンアーソにダブって泣けた。
また、男も役割に縛られている、という視点が現代的。当時からそれを主張してたのは先進的だ。
私もできることからやろう。現代日本では「奥さんはいい男選んでラッキーだね〜」って言われて怒ったら変人扱いだろな。ああ。
映画としては綺麗にまとめすぎ、みんないい人すぎ、悪役悪い顔しすぎ、とかあるけど。夫がパーフェクトすぎる〜。アーミーハマーは目が色っぽすぎて落ち着かなかった。
ミミレダーどうしてるのかなーと思ってたから元気でよかった。やっぱ女性監督は機会に恵まれないのかな。まだ頑張ってほしい。
2人とも学生でお金は?とかガンの話は?とかは置いといて。。ルースにはトランプが辞めるまでは生きててほしい。それにしてもアメリカ人って気が強いなあ。
ロースクールでみんなガンガン手をあげるのも新鮮。日本だとみんなおずおずしてるよね。ルースみたいに真っ直ぐ手を上げて行きたい。
法は人間が作っている
当たり前のことで、でも当たり前に一筋縄ではいかないこと。今までにたくさんの勇気ある人たちが法を作ってきてくれたんだなぁと再実感した。
未来に向けて頑張らないといけないのは私たちなんだなぁと。
娘にも夫にも仕事にも当たり前のように情熱を傾けるルースがとてもかっこよかった!
スカッとした映画
女性が戦う話は勇気をもらえるから好きだが、一歩引いた視線があるのもよかった。
良くも悪くも夢中になると、論旨が変わってくるのは、女性特有なのか?
よき理解者である夫がいたことが、また彼女の頑張りや成功に繋がったのだと思うと、夫婦であってパートナーが大事であることを感じる。
彼女は法律に夢中になった。
世間を変えるという事より、正しいことをしたいという意思の強さと、その主張の持っていき方が良かったんだと思う。
史実だからこそ余計ドラマチックに思えた
アメリカの法律のことだし、たくさんの法律の判例が出てくるし、かなり難しいところはあるけれど、素直に感動させるようにしっかりと分かりやすく作り上げられたら秀作だなと感じた。
フェリシティ・ジョーンズはじめ主要な登場人物は非常に格好良かったし、これぞまさしく清く正しき法廷ものだと思った。
こういう史実を劇的に描いたものもまさにアメリカ映画といえるのかもしれない。
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