「何が幸せかは誰にもわからない。」ジュディ 虹の彼方に キチさんの映画レビュー(感想・評価)
何が幸せかは誰にもわからない。
クリックして本文を読む
リバー・フェニックス、マイケル・ジャクソン、「一つの才能を見出されて華やかに生きるか?」、「それ以外の平凡な人生を送るか?」冒頭に主人公に迫る台詞がこの映画を語っている。
若くして名声を得ると周りの悪い大人に振り回される(ドリュー・バリモアやマコーレ・カルキンしかり)若いからこそ、商業主義に消費されるジュディ・ガーランドの物語。
結果として才能とともに人気も開花するが、深い闇に呑みこまれてしまう。
最後のテロップに流れるオズの魔法使いの中の台詞「心はどれだけ愛するか?ではなくどれだけ愛されるか?」だ。に物語の全てが集約される。
締めの「オーバー・ザ・レインボー」に込められたジュディの「決して埋められない心模様」に心打たれる作品。
レネー・ゼルビガーの作り込みも見事。だけに本人の人生の短さが、切なくてたまらない。
コメントする