劇場公開日 2020年3月6日

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「愛されていると確かめるために歌うジュディ。ジュディの歌を愛している人々。」ジュディ 虹の彼方に bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0愛されていると確かめるために歌うジュディ。ジュディの歌を愛している人々。

2020年3月9日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

母娘が共にオスカーとゴールデングローブを獲ってしまうって、凄い事だと思うんです。ライザ・ミネリ(ジュディの二番目の夫であるビンセント・ミネリとの間に授かった娘)は、正直"七光り"感はあるけれど。でもでもでも。キャバレーを観ると、そんな事はどーでも良くなるくらいに素晴らしいです。チャンスは七光りでも、受けた称賛はライザ・ミネリの実力。天才の遺伝子って言うと俗物感はあるけれど、この母娘を見ると、あるよね、って思います。

少女時代のMGM幹部との間の醜聞なんて、みんな知ってるよね。4度も5度も結婚と離婚を繰り返すなんざ、どんだけ?って思うよね。それでも尚、ジュディ・ガーランドが人々に愛され続ける理由はさ、アレですよ。彼女から貰った感動や夢や勇気への感謝。

言葉で言うと、そっけなく聞こえるかも知れないけれど。皆さん、記憶有るでしょ?経験有るでしょ?大好きな「レコード」を擦り切れるほど聞いた思い出。新しく作るプレイリストに、ついつい何度も選んでしまう、お気に入りの曲。そう言うやつ。大好きで大好きでたまらない歌とか歌の一節とか、映画とか映画のワンシーンとか。

ちょっと古すぎて申し訳ない気はするけど、Over the Rainbow とOZ は、そうやって人々に愛されたモノだったんでしょうね。OZは1939年の作品。アメリカはその後、太平洋を越えてアジアへ。大西洋を越えて欧州へ。WW2へ兵士を送り込みます。OZとジュディ・ガーランドの歌声は「最後の平和」を象徴するシンボルだったんかも知れまへんな。

期待値☆3くらいで劇場に出かけたんです。いや、下手すりゃスルーでも良いかなと。アカデミーで客寄せする映画は嫌いだから。スルーしなくて良かったです、マジで。レニー・ゼルウィガーの絶演には、ただただ驚嘆する。これはオスカーに値する。と言うか、まさに彼女は、この映画の全てであるし、映画の全ては彼女のためにあった。間違いなく!

火曜の深夜、ジュディを出待ちしていたゲイのカップルが泣かせ役ですよ。破壊力抜群ですよ。ヤラレマシタよ。完敗ですよ。ハンカチは最低限準備してくらはい。涙もろいあなたはハンドタオルね。俺はたまたまタオル持ってたのでラッキ!どした。

良かった!とーーーーーっても!

bloodtrail
きりんさんのコメント
2020年11月30日

オススメのジュディのYouTube見てみます。

きりん
きりんさんのコメント
2020年11月30日

僕はジュリー・アンドリュースと結婚するって決めてました。
小さい頃どんだけ観て育ってきたかわかりません。

きりん
2020年9月4日

今、他の2人の動画に見惚れてますw

巫女雷男
2020年9月4日

観ました✨
隣 雨唄のジーン・ケリーじゃないですか💦
彼に遅れる事なく踊ってる😅
凄い‼️

巫女雷男
2020年9月3日

こんばんは✨
私は晩年も良くは知りませんでした。
この映画はジュディに思い入れがあるかないかにも評価が分かれる所。
若き頃のジュディが見つからん💦

巫女雷男
kossyさんのコメント
2020年3月9日

bloodさん、毎度どうもです!
『ボヘミアン・ラプソディ』での「ラブ・オブ・マイ・ライフ」の観客が歌うところといい、やっぱりコンサートの醍醐味ですよね。
俺的には『サウンド・オブ・ミュージック』で「エーデル・ワイス」を観客が歌うところもずっと印象に残ってます♪

kossy
masamiさんのコメント
2020年3月9日

私も最後の10分間で撃沈しました。今のご時世です。ライブってアーチストだけのものじゃない。オーディエンスも大事。凄く。そう思ったら涙が止まらなくなりました。

masami
かいりさんのコメント
2020年3月9日

私は涙よりなぜかアドレナリンが漏れていたようです(笑)

かいり
bionさんのコメント
2020年3月9日

僕も最後の10分間は、涙がダダ漏れでした。

bion