「犬殺しに気をつけろ」アンダー・ザ・シルバーレイク RONさんの映画レビュー(感想・評価)
犬殺しに気をつけろ
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この映画、わからんわからんて言う意見いっぱい聞いて、え、そんなに?て思った。
みんな、そんなにわかりやすい映画ばかり見できたのか?
リンチに比べりゃずっと親切、って感じたんですけど‥‥
「彼女と再会したら、彼女の飼い犬にオヤツあげて撫でてやる‥‥‥それできたら、またむかしみたいに彼女とうまくいきそうな気がして」
サムはペラペラ吐露してる。
「犬殺しに気をつけろ」は「戻ってこない、手に入れることのできない彼女なら、いっそ殺してしまいたい」ていう自身の負の心が暴走してしまわないよう気をつけろって事かと。
そして梟女は自殺願望の具象化。だからとても怖い。
「仕事はどうだ?」
みんなサムに聞くけど、実際サムがどんな仕事してるのかは一切語られない。だって仕事ないんだもん。
この映画は、実際シルバーレイクに住んでた監督の、目の出ない、鬱屈してた頃の思いを吐き出したものでしょう。
だからラ・ラ・ランド悪夢版。
なんて、謎解きしたところで別に意味はないし、合ってるかどうかもわからないし、そんなことに意味なんかないけれど‥‥
この映画、すごく面白かったよ。魅力的な場面でいっぱい。何度でも観たい!
結局、言いたいことはそれ。
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