「置いていかれた」アンダー・ザ・シルバーレイク andhyphenさんの映画レビュー(感想・評価)
置いていかれた
正直に言って何が何やらさっぱり分からなかった。いやもう、単純に分からないのだ。ついていけない。
面白いとは思うのだ。なんだか全てが嘘くさいし、あんな無茶な暗号あるかよと思うし、何かに取り憑かれたかのように夢中になって逃げているのは目の前にある現実。世界は分断されていて、見えないメッセージが飛び交っている。妄想?現実?
...という映像と展開は目眩く感があり、映画であり、目を離せない。
のだが全く物語についていけない。まず、割と予備知識がないと読み解けないシーンが多過ぎるのだ。ソングライターのシーンは曲が殆ど分からないせいで完全に置いてけぼりである。兎にも角にも、映画に置いていかれている感じがすごい。共有できない壁を感じた。
熱狂的なファンを生みだすのは理解できるが、自分はそこに選ばれなかったんだなあ、という切なさが残る。
アンドリュー・ガーフィールドは極めて良かったです。
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