「Elle Fanningの魅力に圧倒された。」メアリーの総て 麻婆春雨と担々麺 大盛さんの映画レビュー(感想・評価)
Elle Fanningの魅力に圧倒された。
例えば哲学や思想は千差万別があるように、この映画に対する評価も各々 置かれている立場や状況によって是非が分かれると思います。そもそもGender視点とは何かという問いに自分自身明確な解答を持ち合わせていません。 公式サイトは余り気に留めない事が多いのですがこの映画だけは違って細部にわたり注意深く読みました。 文学者の廣野由美子さんとライター・翻訳家の野中モモさんによる映画公開記念トークショーの記事は読み応えがあるのでお薦めします。この作品は映画「ピアノ・レッスン」と同様に監督・脚本・主演が女性の手によるものです。情熱的であるけども現実的合理性を備えているような!?人と人との距離感?間合い?男性が制作する硬い作品よりも興味を引きます。私個人の意見ですが。 本編は18歳のMary Shelleyの役を18歳?のElle Fanningが演じていますがあどけない部分と大人っぽいところの両方を垣間見る事が出来てそれが危うさだったり脆さだったりとNon Fictionの中の人物を観ているのかと思うほど適役でした。主人公はFeministである母親からの影響を強く受けていると感じます。THERE IS SOMETHING AT WORK IN MY SOUL, WHICH I DO NOT UNDERSTAND.(私の魂には不可解な衝動がある) 冒頭の部分ですが自分が思っている以上に深い意味があるのかも知れません。
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