劇場公開日 2019年4月12日

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「ほぼブルガリア映画」ハンターキラー 潜航せよ よねさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0ほぼブルガリア映画

2018年10月27日
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鑑賞方法:映画館

ロシアの沖合で米国の原潜が消息不明に。原潜アーカンサスは現場近くで沈没しているロシアの原潜を発見し生存者を救助する。同じ頃ロシアの海軍基地を訪問中のザカリン大統領の動向を監視していたネイビーシールズの部隊は、デュロフ国防大臣が大統領を監禁しクーデターを画策していることを知る。米国国防省はザカリン大統領の確保を指示、アーカンサスに海軍基地へ救助に向かわせるが・・・。
海底の攻防と大統領救出作戦を同時並行で描き、双方の動向を睨みながら右往左往する国防総省司令部の焦燥をじっくり見せるサスペンス。お互いの動向を音で探り、目視できない危機を回避する潜水艦モノの肝をきっちり描きつつ、決死の大統領救出に挑むネイビーシールズの孤独な戦いもスリリングに織り込み、全面戦争に突入しかねない極度の緊張状態で男達が下す決断がとにかく熱い。廃墟にしか見えない海軍基地、貫禄が微塵もない敵のデュロフ大臣等B級ならでは胡散臭さはありますが、雨あられのように降り注ぐ対潜ミサイルの勇壮さがチャラにしています。これが遺作となってしまったミカエル・ニクヴィスト演じる誇り高き軍人の佇まいも素晴らしいです。

よね