テロ対策特殊部隊 BLACK.1 ブラック・ワンのレビュー・感想・評価

冒頭から、自爆テロでいきなりCIA長官が暗殺されてしまうセンセーショナルな始まり、高まった危機感に急遽、組織されたテロ対策特殊部隊 BLACKの活躍を描きます。
自爆テロに始まり核爆弾や金融システムのサイバーテロなど盛りだくさん、おまけに仲間内に内通者がいるらしいのでサスペンス感はあるのですが、年のせいか外人の顔が似通って見えるので誰が敵か味方か混乱してしまいました。

元は12編のWEBムービーシリーズ、そんなジャンルがあったのですね、制作費はクラウドファンディングで集めFacebook、Youtube、Instagram TVなどで無料公開されたらしい。本作はその劇場版。話が途中で終わっているからおかしいと思ったらパート１だったのですね。
このテロ映画のユニークなのは黒幕が定番の中東やロシアでなく田川洋行演じる日本人の老人というところでしょう、ほんとは中国人の替わりなのか？、なんでそんな設定にしたのか興味津々。
まあ、B級アクション映画なのだがテンポが良いので結構愉しめました。

ＣＩＡ長官を狙った自爆テロを契機に主人公を中心としたテロ対策チームが結成され、テロ組織と戦いに挑むストーリー。

Ｂ級アクション映画の分類でしょうか？分不相応の設定に、興ざめを否定できない作品です。
唯一、犯人を問い詰めるシーンだけが迫力を感じることが出来ました。その他、主人公の娘との邂逅も、3年前の事件も、物語に厚みを付けたかったのでしょうが、余計なものを足された感が否めません。
昨日鑑賞しての感想なのに、エンディングを思い出すの苦慮する、そんな作品です。