「いつか訪れる夫婦のすれ違いを初夜に込めて」追想 カメさんの映画レビュー(感想・評価)
いつか訪れる夫婦のすれ違いを初夜に込めて
個人評価:4.0
シアーシャ・ローナンにうってつけな古風で育ちが良く潔癖な役柄。
初夜をとても神聖に捉え、そしてお互いがその行為自体を夫婦にとって最も重要な行為として位置付けている。
性行為にスポットを当てているが、夫婦生活において、お互いの感情のすれ違いのスチュエーションは多々あり、それをお互い受け止める余白があるかどうかを物語っているかの様に感じる。
いつか夫婦に訪れるであろう、感情のすれ違いが、初夜という特別な行為に集約され、これから起こるはずだったすれ違いの長い夫婦のストーリーを、結婚6時間で描き上げたよう物語。
原作が「初夜」というタイトルとの事だが、追想という邦題は、あの初夜の出来事をより深い瞬間のように捉え表現している。
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