「大人の顔でも魅せるシアーシャ。肌荒れが残念…」追想 AuVisさんの映画レビュー(感想・評価)
大人の顔でも魅せるシアーシャ。肌荒れが残念…
シアーシャがブレイクした「つぐない」と同様、イアン・マキューアンの小説が原作。ロマンチックな雰囲気をほのめかす映画邦題に対し、小説の邦題はズバリ「初夜」。英国もまだ保守的な時代、互いに初体験となる男女の焦り、もどかしさがほとんどギャグの域に達していて思わず笑ってしまう。
「レディ・バード」に続き、シアーシャは最近の出演作で初体験に縁がある。天才子役と呼ばれていたけれど、今や24歳。着実にキャリアを積んで、大人の女性をしっとりと演じられる年頃になったということか。「レディ・バード」は高校生役で、ニキビ跡を敢えて隠さずに役作りしたことが話題になったが、本作でもアップになると顔の肌荒れが目立ってしまうのが残念。
取り返しのつかない失敗と、それが人生に与える深刻な影響という点では「つぐない」に近いが、戦争の時代にからめ壮大に展開する前作に比べると、こちらはやや小粒な印象。
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