若おかみは小学生!のレビュー・感想・評価
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人気児童文学とは知らず。 立派すぎて泣ける
温泉街
関西弁の少年の幽霊(うりぼう)
千年続く瓦職人が作ってくれた鈴
うり坊は かなりどんくさい死に方
着物を着て所作の練習
若女将というよりは 仲居さんぽい
ライバルはピンクのフリフリさん
旅館戦争か
次々とキャラが出てくる
露天風呂プリン
鈴鬼クン
使い魔が3人
医食同源
着付けができる若女将
頑張り屋さん
トラックをみてPTSD
オープンカーギミックいい
失恋癒やしにとは意外
その時とは幽霊が見えなくなる時
3人と子供1人でその人数回すのきつくない?
素直に喜びを表す若女将が可愛い
アイディア料理
事故?まさか…
私をひとりにしないで
この辺から涙が止まりません
エンディングの歌だけちょっと違う気がする
京都の美山荘
有馬温泉 陶泉 御所坊
長島温泉ホテル花水木
丸井
まぎれもなく名作
ネットでやけに評判が良かったのを思い出し、今更ながらAmazonで視聴。
確かにこれは子供だけに見せておくにはもったいない作品でした。
まずこの作品が素晴らしいのは、過剰な演出で盛り上げるような姑息な手段を使っていないこと。
いわゆる感動超大作と呼ばれるものの中には、見ていてちょっと恥ずかしくなるような「演出で強引に泣かせにくる」ようなものが意外と多く、それでかえって気持ちが冷めてしまい、素直に感動できなかったりするものです。
私がひねくれ者だというのは自覚しているので、大勢のピュアなみなさんにとってはそれでいいのかもしれないけれど、ごく一部のワタシのようなへそ曲がりはこっそりと斜め下に視線を逸しながら苦笑いしているわけですね。
そんな私がちゃんと素直に泣けた映画なので、これは間違いなく名作です。
なんか納得いかなかった、よくわからなかった、というレビューもあるので無粋かとは思いますがざっくり解説しましょう。
まず誰もが最初に覚える違和感。両親を事故で亡くしておばあちゃんの旅館に預けられるという衝撃的な展開にも関わらず、落ち込んでいる様子がまるでありません。
これはこのあとの展開で徐々にわかってくる構成になっていますが、あまりにも唐突に訪れた信じられない出来事であるため、事実を受け入れられていないのです。
そして仕事の中に生きがいを見出して取り組んでいく中で、現実を直視できるようになり、クライマックスでようやく感情が爆発し、それを乗り越えていくのですね。
見えなくなってしまうおばけたちは、現実逃避の象徴なのだと思います。
エンディングがほのぼのあっけらかんとした曲なのがまたいいですね。
いまさらAmazonで見たヤツがなにを偉そうにって話ではありますが、ほんと老若男女問わずすべての人が見るべき作品だと思います!
小学生にはつらすぎる現実
児童文学のアニメ化となると子ども向けな気がして敬遠していた本作。原作未読でTVシリーズも観たことがない状態で鑑賞した。
背景の美しさ、キャラクターの動き、両親の死を乗り越えるというテーマ、大人にも楽しめるように作られている。
原作が人気シリーズって書いてあったから、映画版っていくつかのエピソードを盛り込んで作られたんだろう。若干駆け足で話が進んでいるような印象だった。一本の映画にするためとはいえ、もう少し余裕を持った作り方でも良かった。
また、幽霊たちが消えてしまう理由がよくわからなかったのも残念。なぜあの時点で生まれ変わることになったのか(おっこが大人になるに従って見えなくなるのかと思っていた)。映画オリジナルの展開?
ただ、幽霊たちとの友情や、主人公の成長、そして両親の死と向き合いョ乗り越えようとする姿は感動的だった。友人たちの評価が高かったのも納得。
見慣れたストーリー展開ではある
まぁ全体としてのストーリー性はよかったが、主人公にしか見えない幽霊といった設定やそこから成長していくという展開が個人的には見慣れたストーリー展開であり、退屈に感じてしまった。
作画風景や吹き替えの仕方なんかも子供向けアニメーションに近いこともあってか若干集中力を欠いてしまった。
決して作品自体が悪いというわけではないが、アニメ映画もわりかし好きなアラサーだが、少し抵抗はあったかな。
グローリー水領に露天風呂で占ってもらいたい。
目がでかすぎるくらいにデフォルメした小学生おっこと真月。どうもこの手の子供向け作画にはのめり込めないでいたのですが、旅館業も順調にこなすようになってからは没入していってしまう。要はおもてなしの心。見返りを求めず、誠心誠意で客の心に沿って接遇するおっこの大人びていく過程が爽やかすぎる。
そんな小6の少女おっこは両親を交通事故で亡くしたことも、徐々に気にならなくなっていくのですが、ある日、腎臓を切除して減塩料理をもてなすために尽くしたときのこと。その客は両親の運転する車に正面衝突した相手だとわかり、押し込めていた心を爆発させる。悲しすぎる、そんな負の邂逅を経験するには幼すぎる。死んだ親の気持ちにもなって、ついに涙腺決壊だ。
水樹奈々が声優を務める真月も高級旅館を仕切るには才女すぎたりするのですが、温泉地春の湯のすべてを背負って立つ一流女将の予感さえ感じさせてくれる。わずか5組の客室しかない旅館を継ぐおっこも精神面で大人になる一瞬だった。
おっさん目線で見ると、やはり占い師の水領が大人の魅力満載で、露天風呂でくつろぐ姿が艶っぽすぎるのだ。子供たちの幽霊もそれぞれ現生に未練があるけど、子供のままの素直さでおっこを盛り立て、旅館ライフを楽しませてくれるが、神楽の舞を踊ってしまうと、幽霊も見えなくなってしまうという。ノスタルジックでもあり、寂しさもあるけど、こうやってみんな大人になっていくんだな~と感無量。と、まだ大人になり切れてないおっさんが言う台詞じゃないな。
久しぶりに、日本のアニメに感涙。
評判は聞いてたけど、所詮アニメでしょ?。なんて思っていた自分に、喝!。
前半は幽霊が見えたり、まあファンタジーな感じでしたが。
宿に来たお客さんの中に、記者がいて。
若おかみのおっこを取り上げたあたりから、ちょっとお仕事要素も入ってきて。
面白くなってきました。
クラスメイトに同じ温泉宿の娘がいて、おっこのよきライバル。
「あなた医食同源って、知ってるの?」なんて言われた日には、おっこだけじゃなく大人の私もドキ。
もてなすってことの意味を、随所で考えさせられました。
いろんな経験を経て、おっこも成長したなあ。と思った終盤。
あ、そうだよな。まだ小学生なんだよなって痛感して。
その小さな瞳をみていたら、もうこっちまで・・・。
でも一生懸命頑張っているおっこの姿を、みんなちゃんとみていて、応援してくれてる。
子供はそうやって、大きくなっていくものだよ。
見やすくて引き込まれる、美しい画像。
おっこ役の小林星蘭ちゃん(あえてちゃんづけ)。おっこが乗り移ったような声の出演。
ぴったりでした。
見て良かったなあ。
日本のアニメは素晴らしい
主人公は小学6年生の女の子、交通事故で両親を失い、自分だけが生き残り、旅館を経営する祖母に引き取られる。
旅館にはお化けと鬼が住んでおり、主人公しか見えないようだ。
祖母を手伝い、いろんな宿泊客を迎え、お化けに助けられながら成長していく。
ジブリの伝統を感じさせ、日本のアニメーションのすばらしさを再認識させてくれた。
アニメーションの動きが気持ちいい!
2度、3度とみると新たな発見があって面白い。そんな細部にまでこだわった、サイコーの映画。
本作は見どころ満載で感想は山ほどあるけど、その中でも私が特筆したいのはアニメーションの動きの心地よさ。
オープニングの神楽のシーン。2人の踊り子が同じ動きをしているけど、微妙にテンポが違ったり、足運びが違ったりして、息はあっているけど微妙に違う。そんな演出をしてリアル感を出している。それがなんだかとっても心地よい。
『夜明け告げるルーのうた』では、みんなが全く同じ動きで踊ることによる心地よさを見せてくれてくれていたけど、それとは異なる表現で面白い。
あと、オッコの驚いたときのポーズや寝そべっているときの服の動きなど、細かな演出が見事で、どのシーンを切り取っても見応え抜群。多彩な方向に動くカメラアングルと相まって、何気ないシーンが他にない唯一無二なシーンになっている。
高坂監督の次回作にも期待したいです!
観た人誰もが温泉宿に行きたくなる
ああ、濡れるような緑の山奥よ、田舎の温泉郷の美しさよ。
本作は児童文学が原作の少女の成長物語である以上に、日本の温泉宿の憧憬を描いた唯一無二の存在である。この映像を観て温泉地に思いを馳せない日本人が果たしているだろうか?
春夏秋冬、移ろう季節とともに描かれる自然の美しさとおっこの日々は、いまや失われ久しい、日本人の心理の中に生きる風景なのだろう。だからこそ愛おしく切ないのだ。
と、熱っぽいことを描きつつもそれがただのファンタジーではなくそこそこのリアリティをもって描かれている点もこの映画の良いところなのだろう。幽霊などと突飛な存在はいるものの、登場人物たちはみな血が通った存在だし、田舎の風景は過度に非文明的ではなくあくまで現代日本の観光地としての微妙なディティールを残している。コンビニはあるし、車に乗ればショッピングモールにも行ける。でもだからといって、木造の小学校なんてもはや希少なものだし、あんな大規模な鯉のぼりがみられるところは殆どない。夢と現実のハイブリット感が心地よい具合なのだ。
テレビアニメ版では両親の死を諦念をもって普通に受け止めているおっこに“現実はこんなものか”というリアリティを感じたものだが、映画版ではしっかり心にトラウマや闇を抱えていて、しかしその描写も過度ではなくこれまたちょうどいい具合にまとまってるのが素晴らしい。悲しい夢は見るけれど、別に日々幻覚を見てるようなヤバイ子ではないし、両親の夢を見た後も普通に目覚めて生活をしている。高速道路に乗るとトラウマがフラッシュバックするけれど、極度に錯乱したりするわけでもない。少女の心の傷と成長が、ただただ真摯に描かれている。
しかし、自分が両親を殺した娘が働く宿屋に泊まらされるトラック運転手が哀れでならない。きっと夜は眠れないし、食事は砂を噛むような感覚だろう。おもてなしの精神があれば、黙って秋好旅館に送り出してやるべきだったが、あそこで引き止めたのは復讐だったのだろう。エグい。
グローリー水領がすっぴんだと地味な顔立ちなのがイイわ~。
バランスでしょうか
感動シーンや主人公の成長ストーリーが良いと語られていますが、自分にはさほど特筆して良いと思えるものは無かったです。
しかし、見終わった直後に「いい映画だったなー」と思えたので☆3.5としました。理由が全く語れません…。
強いて言えば、あらゆる人物、ストーリーが、それぞれ邪魔し合うことなく効果的に存在していて、文句のつけどころがないバランスを保っていた、というところでしょうか。
高評価の反応、なぜ多い?
ストーリーの持っていきかたは、
わからないでもない。
事故で両親を亡くし、強くいきていく小学生の少女。
でもね、でもですよ。
この娘、ホントに小学生???
会話の仕方、セリフ、抑揚、
これって小学生を超越して完全に大人の領域。
こんな会話が出来る小学生、そうそういません。
いても可愛げなくて、実物前にしたら嫌いになるよ。
もっと小学生らしく話せんのかい!!って。
手伝いとはいえ、小学生をこんな時間まで
手伝わせる?
要は舞台設定と主人公のキャラが合ってない。
だから、違和感とモヤモヤが募る。
ネームからやり直しもんですよ。
よくできた小学生
序盤から父母を失うという惨劇を感じさせない主人公の行動。最初の客がとる行動の方が本来の形。気味が悪いほど日常生活に戻る描写。シックスセンス的なオチではないかという疑念を抱く。どの客もその匂いがするし、まるで死に誘われた人々が集う宿のよう。あの小鬼の仕業かと。全くそういう話ではなく、手前勝手に拍子抜けしたエンディングを迎えてしまった。
健気な子供が自分を押し殺しながら気丈に振る舞う姿には涙腺が弱くもなるが、自己犠牲をことさら美化して欲しくはない。
PTSDをのりこえて
ラスト10分あたりに 織子が発した科白、
「いいえ 私はここの、春の屋の若おかみです!」
これには泣けた 涙が止まらない
力強い決意表明であり、PTSDを克服した瞬間だと思う
遺族が どうやって死を受け入れていくか、という主題を
おっこ視点で描いた 素晴らしい作品
小説 「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」を連想したし、
本作で丁寧に描かれた親の愛・周囲の愛 からは、
映画「フロリダ・プロジェクト」をふと思い出した
こんな名作は劇場で観るべきだったと後悔する次第
娘ともう一回観よう
涙のカツアゲ
最初は「小学生が旅館の若おかみとか、児童向けアニメだろ」と侮っていたらネットで評判が凄くて、観てみたら確かに面白かった。
主人公のおっこが、若おかみとして旅館を手伝うという荒唐無稽な設定に説得力を持たせ、でも変にリアルすぎずに楽しめる物語上の設定や進め方は関心したし、怒涛の後半はまさに「涙のカツアゲ」状態だけど、無駄にベタベタさせずにカラッと仕上げる高坂希太郎監督の手腕は見事。
ラストの切れ味のよさも含めて、作劇のお手本みたいな作品だった。
ただ、監督自身の気持ちが物語やおっこに乗っけているというより、理論とテクニックで職人的に作り上げた感じ。
もちろん、それが悪いわけではないし凄い事だけど。
「若おかみは中学生!」ならまだ分かるが、、、
両親を突然の死により、おばあちゃんに引き取られ旅館の女将になる織子のお話。
主人公織子は幽霊達や訪れてくれるお客様と仲良くなり、過去を癒してくれる旅館・春の家の若おかみとして一人前に。おもてなし内容が面白い。
また、水領姉さんとの洋服買い物シーンなど、織子と同じ年頃の小学生女の子であれば楽しいシーンも含まれている。
しかし、しかしなのだよ。
このしっかり娘設定ならば両親の傷は最初から残っているはず。
あの衝撃的事故からの心のダメージ、旅館に来てからの織子の行動って、こんなもんで良いのかね?
高評価の人すまぬ。ホントに小学生として主人公を観てるかね?少し大人の中学生や高校生レベルで観てないかい?
織子が序盤から行動が明るく振る舞い過ぎてビックリするし、水領姉さんのオープンカーに乗った際のトラウマシーン(このシーンはもっと先に来るべきでは?)が良かっただけに全体構成が残念過ぎる。
最後のお客様への話だけ織子の本音・心情が見えた気がしたが私には既に遅し。最初から観せてもらいたかった。
織子の設定がよ〜〜〜わからん!!
泊まりに来る子供は年相応の行動してるっていうのに。
映画として子供向けなら、トラウマシーンや最後の独りぼっちは嫌だシーンを除いてくれ。
少し大人向けなら、最初から織子の心を描いてくれ。
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そうレビューを書いていくうちに私は小学生に若おかみは無理があると思ってしまった。
せめて中学生だな。
と言うわけですので、私は評価高くないです。
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