「いまひとつな映画」旅のおわり世界のはじまり stoneageさんの映画レビュー(感想・評価)
いまひとつな映画
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ウズベキスタンで、自国の流儀を押し通そうとする日本のTV撮影スタッフの物語。
異文化交流とか異文化コミュニケーションをテーマとしているのだろう…
ラストは、撮影隊が相手の懐に飛び込んで、謎の生き物?を求めて山を登って行く…。そこで目にした広大で美しい高原の景色を見て、心が洗われたのか、前田敦子扮する主人公が"心から"歌い始める…(笑)
しかし、この映画、何が言いたいのかが、???(笑)
頼まれもしないのに自分勝手な理由づけをして、ウズベキスタン人の家庭から勝手に山羊を解放したり、高原で偶然その山羊を発見したからといって感動したりする。…しかし、そんなの他国からやって来た人間の単なる自己満足であり、自己陶酔である。だいたい、ウズベキスタンの人にも山羊を飼っていた理由があったはずだし、勝手に解放されたりしても、大きなお世話だ…。
*黒沢監督がこの作品において、異国の地における日本人の馬鹿さ加減を描きたかったというのであれば、この作品は正に監督の思惑通りになった?…のかも知れない(笑)
しかし、異国文化を知ろうともしないバカ女の自己陶酔劇を見せられても、「だから、それがどうした?」ぐらいの感想しか出てこない。
つまらない映画を見せられた…(笑)
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