騙し絵の牙のレビュー・感想・評価
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ちょ、待てよ!
と、エンドロールを呆然と眺めながら思った。
映画、序盤は面白かった。
(太宰とチャンドラーのMIX、是非読みたい(笑))
半ばも小気味良く、面白かった。
全113分、100分超えた辺りも面白かった。
でもね?何これ〜?
これで終わりなの?
起承転、の転に差し掛かった辺りでブツッと終わって、転のメインと結が無いじゃん!
あとは観客のご想像にお任せします、ってか?
こっから、速水の真骨頂が展開されるんじゃないのかい!
「ちょ、待てよ!」もしくは
「なんじゃ、こりゃあああ!」と叫びたくなった。
「罪の声」に続いて、このままでは塩田武士という作家を嫌いになってしまう。すぐにシアターを出て、書店で原作を購入し、一気に読了した。
そして、本日2回目の
「なんじゃ、こりゃあああ!」を胸中で叫ぶ羽目になる。
だってね?
だって、あまりにも!
あまりにも「原作と違い過ぎる」んだもの!
一体、どこが「原作」なのよ?
一致してるのは主人公・速水。
あとはトリニティ編集部員の名前と二階堂先生の名前くらいじゃない?
(「名前」だけであって、速水以外のキャラクターは別人。特に高野恵。完全に別人)
もう、全っ然違う話じゃん、これ。
原作、面白いよ?なかなか。
特にね。「エピローグ」が実に良い。
「ちょ、待てよ。結がないよ(ややドスを効かせるギリ手前の低声で)」
と不完全燃焼だった想いが、無事に昇華致しました。
全然、違うストーリーだけど。速水という魅力的な人物を深掘り出来たから、まぁいいや。
(原作ラストの速水の勝利は、洋ちゃんはもちろんのこと、ロバート・ダウニーjrが演じても似合いそう。)
とゆーわけで、本作は吉田大八&楠野一郎バージョンの「アナザーワールド騙し絵の牙」でした。
結論。
吉田KIBAは、大衆娯楽大作。(ストーリーがタイトルと全然関係ないから、タイトル絡めるために、KIBA計画を無理矢理取ってつけただけ、って感じ)
塩田「騙し絵の牙」は、原作通りに撮ったら単館系ニッチ層向け作品になるだろね。(こちらはちゃんとタイトルの意味、あります。)
文壇&出版業界には思い入れがある。
個人的には非常に好みの作品であった。
原作ではきちんと、速水の行動原理、人格形成の基盤、守りたかったもの、40代男性の切なさ、やるせなさ、いじましさ、哀切、葛藤など共感を呼ぶ人間心理が描かれていて良かった。
映画も面白かったけど、コース料理のメインに一口、手をつけたところで皿を取り上げられちゃった感じなので大幅減点しちゃおうかな。
今回は原作に軍配を上げたいと思います。
(って、4階(映画)と5階(原作)で何やってんだかねぇ。惜しいなぁ。
数字取りに行く為には、こういう作風にするしかないのかなぁ・・・)
追記
二階堂先生は筒井先生ですよね(笑)
パーティーで山積みになってた、高野チェックの本は「聖痕」だろうし、ワインでも確定。(原作にはワインは登場せず、ヘネシーになってましたからw)
薫風社は角川オンリーではなく新潮社を足して2で割ったのかな?と。だから速水はFOCUSも自由に利用出来た。
トリニティはダ・ヴィンチ、なんとかオンライン(アップターンでしたっけ?)はフォーサイト、小説薫風は小説新潮+野生時代。
でも、なんとなく5階=新潮社、4階=角川でしたね(笑)
(最後、5階潰してるしw角川の本だから仕方ないか)
それほどの騙しあいではなかったが、不覚にも
それほどの騙しあいではなかったが、不覚にも、大泉洋がかっこよく見えてしまった(笑)。
ちゃらんぽらんに見えるように行動していた大泉洋ではあったが、実は裏では冷静に計算していたという話で、純粋に楽しめました。
めちゃめちゃ面白いです。
転んでも
大泉洋を当て書きした小説を原作にした映画。ダヴィンチか何かで映画化...
観て良かった
採点は伸び悩み。
騙し合いのどんでん返しを期待したが、落ち目の出版社の生き残りをかけて引き抜かれてきた熱血な速水が雑誌を手掛かりに立て直すというもの。
これ、主人公は松岡茉優だと思うくらいの活躍ぶり。最終的には勝ち組か!?と思わせる。
どんでん返し、騙し合いの場面と言えば、小説の連載をどっちの雑誌でするのか、というところあたりでそれ以外は割とスムーズに進んだような気がする。
騙され始めは予告編から?
本当に騙されたのは
うーん、期待させすぎちゃったかなぁ。その反動かな。
今年52本目(合計118本目)。
もともとは去年(2020年)に予定されていたものの、コロナ問題が勃発して1年延びたようです。
原作はあるとのことですが、私は読んでいないです。
ただ、かなりの自信作だったようで、どの映画館でも予告編ですごくCMを流していたし、放映の1週間~2週間前になるともっとこう「見たくなるなぁ」というようなCMで、それはすなわち「誰が何を企んでいるのかわからない」という、あの表現でいう「騙しあいバトル」を多くの方が見たかったのだと思います。
ところがその描写は少なめで、しかもヒントになる描写はほとんどなし(まったくない?)。ラストになって突然出てくる人がカギを握っているのですが、この人序盤に出ましたっけ…?
ただ、題材としているのが「出版会社」で「小説か雑誌か」「デジタルか紙媒体か」という、わかりやすい題材がテーマであるため、何がなんだかわからない、ということもないです(舞台は日本のようですし)。
とはいえ上記のこの「騙しあい」という点に関してだけ言うと、確かにあるのはあるのだけど、量としては少ない(正直、エンディングの30秒前でもひっくり返ると思っていた)のは確かで、26日の週でどれを選ぶかと言われたらやはりこれが第一候補になると思うのですが(あえて言えば「テスラ」でしょうか)、「ちょっと」外したかなぁ(「騙しあい」というのを強調するのなら、もっとそこに徹して欲しかった)という印象です。ただ、積極的な悪意は感じられないし、原作が存在する以上、それを無茶苦茶改変するわけにもいかないので、そこは減点の対象としては低めにしました。
採点は下記の0.4で、七捨八入で4.5としました。とはいえ、26日の週でどれ行くか迷ったら、一つの候補になると思います(まぁ、この週はテスラだモンハンだ、色々競合枠がありましたからねぇ…)。
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(減点0.2) 上記の通り、予告編CMで「騙しあいバトル」という点を強調して宣伝した割には、一応それは感じられたものの、そこまで強調するなら、本当に「ラスト30秒までわからない」くらい100回くらい(言い過ぎ?)どんでん返しがあっても良かったのかなぁ、とは思います(もっとも程度問題で、頻度が支離滅裂だと視聴者は混乱する)。とはいえ、これは「騙しあいバトル」をうたうのであれば、ちょっと少なめかな…。
(減点0.2) ラスト近い部分。刑務所と思われる場所に面会に訪れるシーンがありますが、いわゆる面会室ではなく、どうも懲役刑で作業をする場のように思えます(面会室があんなに広いはずもないし、面会室に明らかにおいていないだろうものも置いてある)。
そしてこういう面会では電子媒体(ネタバレになるので詳細は省略)は持ち込めないはずだし、面会時間は手錠をはずすルールになっていたはずです(少なくとも一般的な刑事ドラマではそうなっているし、それが法律上正しいはず。刑訴法には書いていないっぽい。各刑務所の暗黙の取り決め?)。
この「面会が不自然」という点はかなり強く感じた(特に電子媒体の持ち込みなんて、何かあったら誰が責任を取るの?というレベルになってしまう)のは確かです(しかも、日本の刑務所とは思えないほど「汚い」のも気になるところ。おそらく懲役刑で作業をする作業室でやっているから、なのでしょう)。
もちろん、「塀の中のルール」なんて知らない人のほうが多いし、積極的に知るものでもないとは思いますが、「電子媒体を持ち込んで面会」というのは明らかに不自然で(それをどこの刑務所なり収容所が許すのか…)、ここはかなり違和感がありました。
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面白い!
爽快な騙し合いとはいかないけど……
本屋好きの私にとっては今の時代の在り方を描いて松岡茉優派ですね!
コレ・・・松岡茉優主演って思って観た方が面白いと思う
auマンデーには行けず火曜日のシネマイレージデイで『騙し絵の牙』
この作品も昨年公開予定だったので、何度も劇場予告を観て楽しみにしてた作品!
大泉さんをイメージして書かれたって事で話題となってましたし、共演者も豪華です。
序盤からテンポ良く飽きさせないストーリーでしたが・・・・
途中から主演が、大泉さんから松岡茉優ちゃん移行してる気がして・・・
ラストもそうなるんだって感じで・・・^^;;;;
日曜劇場観てると、次週第二章突入〜で、面白くなるってとこで終わりって感じで、映画よりドラマで観たかったってのが、私的感想です。
*2021年からインスタにもこのレビューと同じHN『eigatama41』で、投稿開始( ^ω^ )!
映画好きの皆様〜作品談義等はそちらに宜しくお願いします。
「修羅の顔」
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