「ストーリーに共感できず・・・」轢き逃げ 最高の最悪な日 こういちさんの映画レビュー(感想・評価)
ストーリーに共感できず・・・
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ひき逃げ犯が徐々に追いつめられるという展開を期待していましたが、それは最初のうちだけで、めでたく犯人が捕まった後からこの映画の本当のストーリーが始まります。
それはそれで良かったけど、如何せんストーリーが結果ありきで書いているのかと思うほど雑で不自然な箇所が散見され、全く共感ができませんでした。
1、何で真犯人は事件があった日に裏道を通って行くことを予見できたのか?途中渋滞に巻き込まれたから裏道を通ることを運転手に進言したけど、もし渋滞してなかったらどうなるのか?
2、犯行の動機が親友に対する嫉妬って・・・親友をそこまで憎んでいるなら、そもそも友達になんかならないだろ!嫉妬する心理が理解できない。いじめられている自分に対して優しく接してくれた相手なら感謝しかないんじゃない?
さらに、こんなサイコな奴なら友達もヤバい奴って付き合っているうちに気付くだろうし、動物の目だけを切り抜いた脅迫状?も何故これなのかという理由がよくわからない。
3、水谷豊が警察ばりにあそこまで動かなくても、警察(岸部シロー)に任せておけば解決したんじゃね。
4、アップになった時の顔の表情で不自然な表情がいくつかあった(特に水谷豊)。演技がヘタなのか意図的なのかよくわからないけど。
5、犯人の婚約者が何故あそこまで、犯人に対して愛情を示すのかよくわからない・・・だったらその根拠となるような(結婚前の)エピソードをちゃんと描くべき。
水谷豊が脚本・監督した作品とのことですが、悪いけど俳優は俳優に徹した方がいいと思う。
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