「支離滅裂な設定」轢き逃げ 最高の最悪な日 erimakiさんの映画レビュー(感想・評価)
支離滅裂な設定
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一種の社会問題である「轢き逃げ事件」に深く切り込むリアルな人間模様を描いた映画なのかと思いきや、サスペンス・ドラマの殺人パターンとして轢き逃げが採用されているに過ぎないと言える。言い換えると「轢き逃げ」であることの必要性をあまり感じない。
いやだとしても、である。サスペンスものとして捉えても設定が滅茶苦茶。
1.何故事件が起きると思えたのか
わざと遅刻し、カフェが休業日にも関わらず被害者を呼び出すという、それだけでは事故が起こると確信できるわけがない?むしろふつうは何も起きないだろう。それが何故に秀一を追い込むことができると考えたのか?
2.何の罪で再逮捕されたのか
スマホ盗んで呼び出しただけなのが何故重罪なのか?
むしろ解る方教えてほしい。皮肉ではなく、マジで。
彼を都合よくサイコパスに仕立てることでもはや支離滅裂なシナリオになっている。
「轢き逃げ事件におけるリアルな人間ドラマを観たかった。それがサスペンスとしてもできの悪いアンリアルな物語となった。
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Yoichi Uenoさんのコメント
2019年5月17日
最終的に描きたいのが、羨望の果てが嫉妬そしてそれが他人まで巻き込む恐ろしさ、なのかな?と思いましたが、轢き逃げを題材に使うのが適当だったのか?
それに自分まで巻き添えにしてまで、やろうと思う所の心理がわからない!もし轢き逃げでやるにしても、もう少し設定を練らないと説得力がないでしょう。