多十郎殉愛記のレビュー・感想・評価
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うー
49本目。
先週、予告で知ってこれは観ねばと。
時代小説読めてないから飢えてるってのもある。
幕末モノの時代の空気ってのもあるんだろうけど、力入り過ぎ。
芝居の上に芝居がかってるから、なんかクサ過ぎて。
いやいや時代劇ってなると何で皆あんな芝居になるのかいつも思う。
その時代に生きてた人なんかいないのにね。
これはどうして撮ったか…
高良、多部に時代劇…分かるわ それだけで観たくなり…
雑すぎる演出 ストーリーではないか
鑑賞中「そりゃないぜ」とルパンのように呟いてしまった。
高良健吾が陰ある浪人 予告編では絵になっていたが、 その陰が描ききれてないので なんでそんな荒れている? 腕の立つものが絵や書に通じてるのもよい。だが、立ち回りでは それが出来ていない。ずっと必死の顔演技になってしまう。売りの「ラスト30分の死闘」もアイデアが無さすぎる。唯一は竹林で竹を切って、追っ手を阻むって…
町中厳戒包囲網を逃げる おとよと弟かずまもそれをかいくぐり…そこもおとよの機転とかで逃げるとか 期待したが、…
最後の坊主の妻の歌も意味ありげだが、どういう演出なのか。
音楽も劇中の音―斬る 走る 倒れる…―と合ってないので、無駄にチェロとかが聞こえる。
また、悪役―幕府側もそれほど描かれていない。 唯一は幕府側が庶民を巻き込むなのセリフが少し新しいか? そういう面では 町民たちが役人に簡単にチクる。ならば、それほどに公的権力の恐ろしさが描けてないとな…
だいたい、おとよと多十郎が惹かれていく様も説得力がないので、どうせなら、チャンバラに重きより、この二人のスターの恋愛を美しく丁寧に描いた方が良かったのでは?
文句だらけになって 脚本監督を確認すべく最後のロールを観る
中島貞夫ではないか…うーん😔……
さらに文化庁の支援か…
「チャンバラ保存」の為の映画 又は中島貞夫支援映画か ならば、余計にストーリーを丁寧に作って欲しかった
空しい 時代劇に日本映画に未来はあるのか
よしもとの協力でよしもとらしき役者が脇で出るが、おとよの金貸しの母は良かった。
これぞチャンバラ
中島監督の20年ぶりの作品という事もあり
この時代に通用するのか?と思い観賞したが、
それがどうして、なかなか作品
今時の時代劇のようにリアルで素早い殺陣や
飛び散る血飛沫などなく、
これぞチャンバラ、これぞ太秦の時代劇って作品
理屈抜きです楽しめました。
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