劇場公開日 2018年11月3日

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「終盤はストーリーが読めたかなあ」パウロ 愛と赦しの物語 Elton Shinさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0終盤はストーリーが読めたかなあ

2024年6月21日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

難しい

宗教を取り扱う映画って本当に難しいと思う。
宗教の教え自体、深い深いものでありわずか2時間足らずの映画を通して視聴者に伝えるのは至難の業と思う。
そういう意味ではキリスト教に興味を持ち聖書でも読んでみようかと思う人がいたらそれでこの映画は成功かも知れない。
響く人有れば全く響かない人がいて当然だろう。
まして日本は八百万の神から始まって色んな宗教が混在し信仰という言葉がなじみ薄い国と思う。
結構な大作なのにレビューも少ないし評価が低いのはそのためかも知れない。
「空海」や「パッション」もレビューが少なく評価が低いのは同様なのかなあ?

獄舎の長官マウリティウスの娘が瀕死の病となり最終的にルカに助けて貰い親子共々幸せに浸るがその裏で多くのキリスト教徒が処刑されてた。
長官の自分勝手さにあきれた。

「怖いのは一瞬、天国に行ったらずっと生き続けれる」と言われたら死ぬのがなんだか怖くなくなった気がしたのは私だけだろうか?
「隣人を愛しながら毎日を一生懸命生きる」ということを教えてくれた気がする。
それにしても人間をろうそくの代わりにするなんてネロが出てきたらぼろくそに文句言いたかった。

歴史上では宗教で戦争がなくなると言うより宗教が戦争や迫害に繋がっているように思えて仕方が無い。
ルカよ、「宗教」てなんなんや?!

♪エルトン シン